
前ブログの続きです。
車で行ける限界点までアプローチしてここからは歩いて滝に向かいます。
深い山中にある御手洗滝(みたらいたき)は生半可な気持ちでは行けないアクセス難易度の高い秘境のような滝でした。
草ぼうぼうの入口に躊躇するも、意を決して飛び込んだ先はちゃんと踏み跡が続く山道でした。

ピンク色のテープも点々とある。 ただ、文字での案内は何も無く・・ここを進めば滝に行けるのか?
進んでいくと倒木が山道を完全に通せんぼです。 もうこれ以上は進めないのか?

乗り越えようと体重をかけると倒木もろとも滑り落ちそうでした。 長野県諏訪市の奇祭「御柱祭」のように滑降してしまう。 これは困った。 でもここまで来てもう後には引けない。
そこで赤外線センサーの網を掻い潜るように身を捩らせ枝と枝の間を潜り抜けるようにしました。

画像はなんとか通り抜けて倒木を振り返ったところです。 思わぬ難所を突破しホッとする。
この場所は復路でも注意しないといけない。
水の流れる音が聞こえる。 山道の右側、足元ずっと下に沢が見えてきた。

狭い山道は微妙に湿っている。 足を滑べらせて落ちないよう慎重に歩く。
山道は下って行って左手に一番目の沢を見ます。
足元を流れる沢を渡ります。

そしてまた山道を登る。
また山道は下って行って左手に二番目の沢を見ます。
足元を流れる沢を渡ります。

そしてまた山道を登る。 アップ&ダウンを繰り返し山道を進む。
山道を登って行くと保安林の標識がありました。 初めて人工的なものを見た。

だけど山道には御手洗滝への道や距離を示す案内板は全く無いです。
Y字の分かれ道です。 左が上に登る道、右が下に降りる道。 どっちだ?

右から水の流れる音がする。 ピンク色のテープも見える。 右の道を下っていくことに。
黒く湿った狭い山道を足を滑らせないよう慎重に歩いて下りる。
すると、ついに御手洗滝が見えてきました。
駐車した場所から寂しい山道を歩いて約20分、なんとか御手洗滝に辿り着きました。

御手洗滝の存在を知って7年経って、ようやくこの場所にやって来れた。 ちょっと感動する。
御手洗滝(みたらいたき)

落差20mくらいか? 滝幅も広がってます。
水量がある轟轟とした滝ではなくて、雨が降るように落ちてミスト状のしぶきが舞う滝です。

昔ここで神様や弘法大師が手を洗ってたとの言い伝えから御手洗滝と呼ばれるようになったとか。
御手洗滝を撮った動画です。(1分1秒)
小さな虫が耳元に纏わりついたり、肘にトンボが止まってビックリしたりして、上手く動画撮影できず何度も繰り返し撮り直したのが今ここで初めて明かす撮影苦労談です。
御手洗滝では少し休憩しておにぎりを食べました。

ついに訪れることが出来た御手洗滝。 もうこれで満足です。 もう二度と来ることは無いだろう。
あとは来た道を慎重に歩いて戻るだけです。 無事に帰るまでが冒険。
あっ! 突然現れた神社跡?(観音堂跡だそうです)に驚く。 往路ではこんなの見なかったぞ。

道を間違えたのか?と焦る。 どうやらY字の分かれ道を登ってきてしまったらしい。
ハイドラアプリを立ち上げていたので画面を見て元来た道に戻ることが出来ました。 危なかった。

あの朽ちた観音堂跡に出くわしたときは妖怪か天狗の仕業かと思って心細く怖かったなぁ。
復路では途中スズメバチがいて暫く足止めを食う場面もありましたが無事に駐車場所に帰還です。

11時49分:駐車場所 → 12時8分~27分:御手洗滝 → 12時55分:駐車場所
1時間6分の山活でした。 (道間違えたりスズメバチがいたりで復路のほうが時間掛かった)
しかし、難所はまだ続きます。 今度は車で狭く荒れた山道を無事に下りて行かないと。
それでも、往路で一度通ってるので復路はいくぶんの心の余裕がありました。
往路では気が付かなかった小さな滝を道路脇に見つける。

岩肌を流れ落ちる細長い滝です。
御手洗滝の下流、澄水川に沿った道を下りていく。 架かる橋を渡り澄水川と交差。
この辺りではほたるの里という看板を目にしました。 これも往路では余裕無く気付かなかったなぁ。
ここまで戻って来れればもう安心。 人里はもうすぐ。

7年越しの御手洗滝リベンジは大成功!
最後に再び海へ。 代車の三菱ekワゴン、本当によく頑張った! いい軽です。

当初の象岩や潜戸鼻灯台への冒険ドライブは倒木で通行止めのため企画倒れに終わりましたが、その代わりにもっと秘境大冒険の御手洗滝リベンジをやり遂げることが出来ました。
ありがとうございました♪
Posted at 2021/09/07 20:00:42 | |
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