
これまで幾度となく行っている酒蔵見学では飽き足らず?
酒仲間たちと醤油の蔵を見学するという企画です。
醤油蔵を訪問するのは初めて。酒蔵との違いは何だろう?
一歩入ると酒ではなく醤油の香りがしました。(やっぱり?)
若旦那の説明を聞きながら蔵のなかを廻り、醤油造りの
工程を学びます。
まずはいきなり仕込み場を見させてくれました。

醤油の諸味(もろみ)です!
大豆と小麦を混合したものに種麹を加えて麹を造り、仕込みで塩水を加えて発酵させたのが諸味。
酒蔵で見た諸味は貯蔵タンクに入ってましたから、こうして上から丸見えな状態なのは驚き。

深さは3mあるみたいで、もしも諸味のなかに落ちたら二度と這い上がれず助かりませんね。
発酵から約一年半かけて熟成へ。
「あっ!ふねだ!」

酒蔵では搾り工程でお馴染みの圧搾する機械、「ふね(槽)」がありました。
「ふね(槽)を知ってるとはさすが酒好き。ここは説明が早いですね。」と若旦那。
熟成した諸味を搾った生醤油がこちら

常温だと表面には酵母の一種である白かび(人体に無害)が生えますが、それは昔ながらの製法の手造り醤油で防腐剤を使わず何も添加してないためだそうです。

他の見学者が指を挿して舐めてみてたので、「マ・・ マジかよ・・・(汗)」
私も不安ながらも恐る恐る(白かびは避けて)黒いところに指を差込み舐めてみました。
かなり濃厚な醤油の味。(^^;)
醤油の貯蔵はなんと木桶でした。

酒蔵ではタンクしか見たことなかったからこれは驚き。
蔵も古くて天井の梁は太いし、何やら酵母菌?が住みついてそうな土壁も印象的です。
こちらの木桶の外側表面には何やら白いものが。 塩が付くのだそうです。

醤油蔵では塩を使うので酒蔵と違い塩害が半端ないらしい。
金属の設備は錆びるので持ちが悪く、設備投資サイクルが早くてお金が掛かるのだとか。
この後、火入れ(加熱・殺菌)、ブレンド。

↑写真はブレンドされた商品になる醤油ごとに分かれる。ここはタンクだ。
この後は機械でビン詰めして、手作業でラベル貼りの工程。ここらへんは酒蔵と一緒。
最後に出荷前の商品が積まれる倉庫を見学して終了。お土産に醤油を買いました。
とても貴重な体験をせていただきました。
お忙しいなか見学させていただいた蔵の方々には感謝です!(^^)
以下、こちらの醤油蔵のプロモビデオ (なんだかカッコいいぞ)
Posted at 2012/11/18 18:57:40 | |
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日本酒 | 日記