
護衛艦一般公開の後は、サンセット・クルーズを楽しむためヨット・ハーバーにやってきました。
今年も貴重なヨット体験をさせてもらいます。
昨年夏、人生初のヨット体験では波と風を間近に感じるヨット・セーリングの魅力に触れ、大変貴重な経験をさせてもらいました。
そればかりか、幸運なことに自然のイルカと遭遇し、人生のピークともいえる感動に満ち溢れる思いをしました。
昨年のブログ :
ヨット体験 サンセットクルージング? (感動サプライズあり)
あのときの感動が忘れられず、二匹目のドジョウを狙い、今年もイルカに会いにやってきました。

結果から先に言うと、今年は残念ながらイルカとは会えませんでした。
いかに昨年のヨット初経験でイルカと遭遇したことがラッキーであったかが改めて分かりました。
このヨット体験は、一般向けにヨット・セーリングを楽しんでもらおうという企画です。
サンセット・クルージングは18時開始のところを、勇んで早めの16時半に到着。 受付を済ませる。
時間待ちの間、たくさんあるヨットを見学して廻ります。
この日最大の注目ヨットは、昨年に太平洋単独往復航海に成功したカモメⅤ号です。

このヨット・ハーバーの星、英雄的な存在。 ご本人も居られ説明会などの企画もあった。
ミセス・ネイチャー・・・ 憶えのある船名。 昨年乗ったヨットだ。

ここでオーナーであるキャプテン(船長)とクルー(乗組員)のお二人とバッタリ。
実はこのミセス・ネイチャーは2代目で、ややレース寄りからややクルージング寄りのヨットに変貌を遂げ、ミセス・ネイチャーⅡとなってました。
「今年も乗ってください」と直々に言われ、なんとなくミセス・ネイチャーⅡに乗る展開に。
他のオーナーさんにも自慢のヨットを案内して頂きました。

このカッコいい形のヨットはイタリア製。 2000万円もするそうです。
ちなみにコルベットを停めた目の前にある同型のヨットは、さらに倍の4000万円だとか。
なんとヨットの中まで案内して下さいました。

真ん中にリビング・ルーム。 台所や冷蔵庫もある。 奥と手前にベッドルームが2箇所。
船内に降りる階段を外すとそこにはエンジンが。 このエンジン熱を利用してお湯も沸かせます。

あとトイレもあってウォシュレットでした。 豪華なヨットを見させてもらって驚く。
「このヨットに乗りませんか?」と声を掛けてくださるも、既に先約があり丁重にお断りしました。
こちらの大きなヨットはカタマラン(双胴艇)という傾かんヨットだそうです。

中は豪華そのもの。 風を受けても傾かずワイングラスも倒れないとか。
そうこうしてるうちに18時、ミセス・ネイチャーⅡに乗り込み出港となりました。

まずはエンジン始動でハーバーの外に向かいます。
オーナーのキャプテンとクルーに加え、過去に何度もヨット経験のある人が舵取り役。

ヨット2回目素人のただ座ってるだけの自分と併せて計4名乗船でした。
沖に出ると、陸地では感じなかった心地よい風を早速感じました。

エンジンを止めます。
キャプテンとクルーのお二人で帆を揚げる。

ここからは風の力だけで走る。
南西からの風を受け、ヨットが傾き滑らかに走り出しました。

風の音を直に感じる。 涼しい。 気持ちがいい!!(^^♪
風をいっぱいに受けるメインセールとジブセールの2つの帆を見上げる。

マストのてっぺんには風見鶏みたいなのがあり、「→」の方向から風が来るのを示してます。
ところで、サンセット・クルージングですが・・ ハーバーに来た時から薄々気付いてましたが・・

空は厚い雲に覆われ夕陽を見ることは無理そうでした。 ただ、夕涼みの気持ちよさはある。
ヨットのノーズを風下に向けた状態で方向転換することを「ジャイブ」と言います。

方向転換するときはキャプテン、クルー、舵取り役の3名で息を合わせ一気に行う。
ヨットの進行が一段落して、ここで「ヒーブツー」の状態にします。
舵を一方に切ってロープで固定する。

「ヒーブツー」とは、帆を張ったままヨットを動かなくさせる状態とのこと。(そんなこと出来るとは驚き)
荒天に巻き込まれたとき波が鎮まるまで凌ぐ方法らしい。
その「ヒーブツー」の状態でヨットを停め、暫くティータイムとなりました。

キャプテンの粋な計らいでお茶とお菓子、それに果物とか。 思わぬおもてなしを受ける。
不思議ですけど、ヨットは風上にも進むことが可能。 風に引っ張られるイメージと説明を受ける。

帆の向きを右に左に切り替えて、風上に向けてジグザグに進んで行く。
帆の向きを変えるときは、キャプテン、クルー、舵取り役の3名で息を合わせ一気にせわしなく。

タイミングとスピードが大切なようだ。 「タック!」「タック!」と連呼。
ヨットのノーズを風上に向けた状態で方向転換することを「タック」と言います。

ヨット上では「ジャイブ」「ヒーブツー」「タック」など専門用語が飛び交う。
ヨット体験終盤、舵取り役の大役を仰せつかりました。

感覚としては舵を切った以上にヨットの向きは変わります。 向きが思った以上に変わるので修正を繰り返す。
約1時間半、距離では約10km、ヨット体験を楽しみました(^^♪

帆を畳み、エンジン始動してヨット・ハーバーに戻ります。
日も暮れた19時半過ぎ、ハーバーに無事帰還です。
最後にヨット体験の参加記念として昨年ももらったトートバッグを頂きました。

あいにくサンセットは見れませんでしたが、心地よい風を受けてのヨット・セーリングは最高でした~
今年も大変貴重な経験をさせて頂き、本当にありがとうございました。(^^♪