
春の訪れを告げる雪解け水のクレストゲート放流は、毎年恒例となったこの季節の風物詩です。
しかし、今年も過去2回(
2017年、
2018年 )見たクレストゲート放流を楽しみに尾原ダムに行ったのですが、今年は暖冬の影響で雪が少なく水不足に陥ったため、なんと放流を見ることは出来ませんでした。
そのことは現地でイベントが始まった後に知り驚きました。
尾原ダム クレスト点検 見学・講演会

例年だとこのチラシにあるはずの「放流」の文字が確かに今年は無い。 (気付かなかった)
イベント開始10時のところを、勇んで8時20分現地着の図です。 後方に尾原ダムの堤体。

お隣の駐車位置はコーンで確保されてる。 後でスタッフの話に聞き耳たてて講演者用だと知る。
朝の尾原ダムです。

型式:重力式コンクリートダム、堤高:90m、堤頂長:440.8m、総貯水量:6,080万㎥
尾原ダムは水中放流方式を採用したダムで、水中放流量は国内最大規模。
それに伴い水位維持用と洪水調整用ゲート設備も国内最大規模となっています。
ダム湖はさくらおろち湖と名付けられている。

このときは何気に眺めていて気付いてなかったのですが、確かに水の量が少ないですね。
暖冬の影響で雪解け水が少なく、クレストゲートよりも8m下の貯水量となっていました。
尾原ダムにはつい先日も訪れ、
天皇陛下御在位三十年記念ダムカードを貰っています。

朝のうちに再び管理事務所を訪ね、記念ダムカードと通常ダムカードを貰っておきました。
10時イベント開始前に販売されるダムグッズをチェック。
ダムグッズは、マグネットステッカー、てぬぐい、缶バッジが売られていた。

ダム式万歳てぬぐいというのも気にはなるが・・
イベント開始10時と同時に、ダムマグネットステッカー三種盛りを購入しています。

三種の中では特に「ダムを巡っています」のステッカーに惹かれた。 これはぜひ使いたい。
続いては普段は立ち入ることが出来ないクレストゲートの見学をします。
ヘルメットを被り、足の下が透けて見える階段を降りていく。 この場所に来るのは初めてでした。

何故、今年は過去の見学で立ち入ることのなかった場所に入れるかというと、今年はクレストゲート放流が無いからだと、この時点でようやく職員さんに聞いて知る。 えっ! 放流が無い?!
今年は暖冬による水不足で水量がクレストゲートに8m届かないのだと。 それは仕方ない。
放流の際、水が勢い良く流れる滑り台を上から覗く。

さらにもう一つ下の段まで降ります。
赤丸印のところまで降りてきました。
クレストゲートを間近に見ることが出来ました。

現在は閉じてる状態ですが、後ほど年一度の点検のため全開にします。
この場所から下流側の景色を眺める。
ダム堤体の下に降りて来て。

クレストゲートは2門あります。 例年だと迫力ある放流が見れたのだが。
堤体右岸のフーチング階段。

272段ある。 下流地盤からの高さは60mです。 これを登ることに挑戦します。
登りきって、当日限定のフーチング階段登頂認定証(ダムカード大)が貰えました。

昨年は時間都合で貰わず帰った。 一昨年は貰ってます。(A5大だった) 2年ぶりの認定証。
当然ながらダムカレー販売もありました。
尾原ダムカレーを頂く。

別売りの唐揚げを1個トッピングしています。
エビフライ2尾がクレストゲート2門の放流をイメージしてるものと思います。
各地に存在するダムカレーはその地の食材を活かした個性が特徴。

いのしし肉あり。
舞茸の天ぷらもたっぷり。

拘りの具だくさんダムカレーでした。 どうも、ご馳走さまでした(^^♪
ここで今回の戦利品の紹介です。

尾原ダムの通常ダムカードと天皇陛下御在位三十年記念ダムカード、フーチング階段登頂認定証、
グッズ販売で買ったダムマグネットステッカー三種盛り。
11時からゆっくり30分かけてクレストゲートが開きます。

再びクレストゲート見学に行ってみる。 これはちょうど半分開いたところ。 全開には時間掛かる。
クレストゲートがゆっくりゆっくり上がって動く様子を見ました。 (目盛り最大まで開いていく)

なお、クレストゲート見学はここまでで飽きてしまい、全開の場面は見ていません。
イベントステージにはご当地ゆるキャラたちが登場。
ゆるキャラショーではダンスなどが披露され、集まったちびっこたちが熱狂の渦と化していた。
最後に、ダム講演会「ツウになる!ダムのおはなし」を聞いてから帰ることにしました。

全国にあるダムの数は約2750基だとか、国内最古のダムは西暦600年代からあるとか。
初めて知る話が多く参考になった。 そして、今後のダム巡りの意欲も増してきた。
帰り際、場所を移動して尾原ダム堤体をバックにのはずがよく見えず。

なお、グッズ販売で買ったダムマグネットステッカーをカマロに貼ってみようとするも、意外に磁石を貼れる箇所が少ないことに気付く。 エンジンのボンネットと左右のリアフェンダーだけだった。
後続の車にアピールできる真後ろから見れる箇所に貼れないと知ったのは想定外でした。