
これまで鳥取城跡の久松山(標高263m)には何度も登りましたが、秀吉が鳥取城攻めの本陣を置いた太閤ヶ平には行ったことがありませんでした。
しかし、名古屋から来られる物凄いお城ハンターの社長が太閤ヶ平に行くというので同行させて頂きました。
社長はレクサスで車中泊しながら全国各地にある数千もの城跡を巡る旅をしています。
【前日】 夕方、社長に会うのに手土産を用意しようとふと思いつき最寄りのイオンへ。

以前には地酒の日本酒をプレゼントしたんですが、実は社長は焼酎を愛飲する人でした。
それで地酒の焼酎を探してみるも、イオンでの品揃えは九州の焼酎ばかり。

しかし、唯一あった地酒の焼酎を発見しました。
稲田本店(米子市)の本格芋焼酎「武尊」を1本お買い上げ。

鳥取県米子市出身の格闘家”武尊″ラベルの本格芋焼酎。 地酒の焼酎はこれだけ置いてあった。
お酒お買い上げの記念撮影です♪
また、レジ会計時にランダムに発行される生活用品プレゼント券が出て
トイレットペーパーを頂きました。 ありがとうございました♪
【当日】 未明より自宅を出発して早朝6時40分頃に鳥取城跡前に到着の図です。

鳥取城跡の久松山(標高263m)をバックにお堀沿いで撮影。 間にある建物は博物館。
2018年に復元完成した擬宝珠橋と今年3月に復元完成したばかりの中ノ御門渡櫓門。

中ノ御門渡櫓門が開通して通れるようになってからは初めての鳥取城跡訪れでした。
さて、名古屋から来た物凄いお城ハンターの社長とは7時前に鳥取県庁前の駐車場で合流。
今年5月ぶりの再会。 そのときは
松江城、
勝山城&月山富田城を巡りました。
手土産の武尊ラベル焼酎をお渡しします。 社長は格闘家の武尊はご存じありませんでした。
鳥取県庁表側議会棟前の駐車場から裏手にある鳥取城跡側の駐車場へと移動。

ここに車を置いてまずは太閤ヶ平に向かいます。 自分も社長も太閤ヶ平に行くのは初。
社長が作られた綿密な行程表。

太閤ヶ平と他にもある秀吉軍の砦跡や陣跡を17箇所を巡り最後には鳥取城跡に登る。
登城口は社長の拘りがあって、駐車場から数分ほど歩いてこちらのお寺の境内から登城します。
正式な登城口ではないですが、お墓にあるこの石段から山に入ります。 7:34
入山して道なき道を行く。 尾根に沿って太閤ヶ平がある本陣山(255m)を登っていく感じ。

なお、以降は非常に地味な画像の連発になることを予めご了承ください。
数分登って人工的な段階構造の箇所が現れました。 健脚の社長(75歳くらい)に続いて進む。
① 伝仙石椿兵衛陣 7:43

陣跡には案内看板は何も無くて、地図アプリと郭や土塁の遺構が頼りです。
コケティシュな山道を歩いて進む。
② 伝堀尾茂助陣 7:51
③ 伝羽柴藤五郎陣 8:05
④ 舞上ノ砦 8:15
⑤ 高場ノ陣 8:25
落ち葉などで画像分かり難いですが、コンクリート舗装の遊歩道に出ました。
⑥ 奥之秀台ノ陣 8:44

何らかの構造物があった金属骨組がありその間から木が生えて伸びている。
広いアスファルト道路が現れました。

本陣山(標高255m)山頂に無線中継所のアンテナ施設がありそこに行く管理者道。
アスファルト道を歩いていきます。

車は来ないですが、ウォーキングしてる人たちの往来が結構ありました。
案内図看板があり現在地を確認。 8:52

尾根沿いに山中を彷徨ってましたが、実は麓からアスファルト舗装の道が続いていました。
⑦ 的場ノ陣 9:05

アスファルト道から再び山中に入って探す。
⑧ 本陣山南西陣2 9:50

この場所を特定するのに迷って行ったり来たり。 大幅なタイムロス。
郭の端に盛られた土塁。
⑨ 本陣山南西陣1 10:02
うねうねと空堀が掘られている。 空堀を歩く。
縁に石積みが組まれた井戸跡があった。
⑩ 本陣山西陣 10:30

この場所も探し当てるのに時間をかけて彷徨いました。 大幅なタイムロス。
再びアスファルト道に戻ってきました。
案内図看板で現在地を確認。 ここはもう本陣山(標高255m)の山頂。
秀吉の本陣山から鳥取城跡がある久松山(標高263m)がよく見えました。
アンテナが立つNTTドコモの無線中継所があった。

この奥にもソフトバンクの無線中継所がありアンテナが立ってます。
⑪ 太閤ヶ平 10:42

そして、ついに本陣山の山頂にある太閤ヶ平にやってきました!
太閤ヶ平は四方を土塁に囲まれた広い空間。 鳥取城攻めで羽柴秀吉が本陣を置いた場所。
太閤ヶ平の中心から南側にある大手虎口を見やる。
土塁の上に上がって外側に掘られた空堀を眺める。
太閤ヶ平の南西側にある櫓台に立つ太閤ヶ平の石碑。
外側から大手虎口を見る。 中央に土橋、左右に空堀。
大手虎口に入る土橋から東側の空堀を見る。
太閤ヶ平の東側にあるS字に掘られた空堀。
太閤ヶ平の入口は大手虎口の他にもう1つ。 太閤ヶ平の東側にある虎口。
太閤ヶ平の説明看板。
太閤ヶ平の遺構図。

本陣中心は四方を土塁と空堀で囲んで防御。 虎口は2つ。 南側には曲輪(郭)も配置。
太閤ヶ平の中心からぐるり太閤ヶ平の動画です。
初めての太閤ヶ平は秀吉軍の陣跡や砦跡を巡り山中を彷徨いながらでしたが、太閤ヶ平に行くだけならアスファルト道のウォーキングコースで来れる場所でした。 太閤ヶ平では約30分間滞在。

この後はまだある秀吉軍の陣跡を探して巡りつつ鳥取城跡に向かいます。 ブログ続きます・・。
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