
2020年の前半は
BMW2002のレストアにハマっておりました。
まさに沼ハマです!
BMW2002とは、BMWが1966年から製造していたBMW 02シリーズの4車種あるなかのひとつで、日本では「マルニ」とも呼ばれ、現在も多くの人に愛されています。
BMW 02シリーズは、1966年から1977年の約10年間に生産・販売されており、2002を含めて4車種がありました。
・エンジン排気量 1,5Lの「1502」
・エンジン排気量 1.6Lの「1602」
・エンジン排気量 1.8Lの「1802」
・エンジン排気量 2.0Lの「2002」
BMW2002には4種類のモデルが存在しました。
・2002(シングルキャブレター)
・2002ti(ツインキャブレター)
・2002tii(インジェクション)
・2002ターボ
シャーシは、BMW1602(発表当時は1600-2)をベースとしており、ボディサイズは1602と同じサイズ。そこに2.0Lの直列4気筒SOHCエンジン(シングルキャブレター)を搭載し、動力性能アップに伴いブレーキも強化されました。
ボディはセダンを基本とし、オープン仕様の2002カブリオレとファストバックスタイルの2002ツーリングがありました。
リアのテールランプは前期と後期でデザインが異なり,前期は「丸テール」と呼ばれる丸いテールランプで、後期は「角テール」と呼ばれる四角いテールランプです。
生産から40年以上経過している車ですから、ゴムや樹脂類は経年劣化していて当たり前です。錆も同じく注意が必要です。全く錆がない2002はないと思った方がいいでしょう。
ウルトラシフター取り付け、シートとルーフライニング張り替えくらいのつもりが、
あれもこれもとなりまして。
ウルトラシフター取り付け
シート張り替え
ルーフライニング張り替え
総デッドニング
センターコンソールレイアウト変更
ボディーカラー変更
もちろん快適に走れるようにエンジンルーム内のすべてをチェック
ブレーキ系統、電装系もしっかりと行いました。












一日中ボディーを削る作業が長い間続き、体も工場も粉だらけになっていました。何しろ旧車ですから、過去に何度も塗りなおされバームクーヘンのように層になっていて、その上細かいキズや凹みがありました。外装やエンジンルームなどの見える部分だけにあるような部品だけを交換して「きちんと整備されています」なんてことは絶対にしないポリシーがあります。
気持ちよく乗っていただけるように、時間をかけて細部までこだわって仕上げました。
エンジン性能は、現代の車と比較しても馬力、トルクともに大した数字ではありません。40年以上に生産された車ですから、性能や品質などを現代の車と比較しても意味がありません。
しかし、車重が1t前後という最近の軽自動車と変わらない重さでマニュアルトランスミッションにて車を手足のように操れるライトウェイトスポーツの感覚は楽しいものです。
サーキットでライトウェイトスポーツを楽しむのもよし、一般道をゆっくり流してその操作性を楽しみながらドライブするのもよし、現代の車とは違いコンピュータがなくてもメンテナンスできますので、簡単な部分は自分でレストアするという楽しみ方もあるでしょう。
現代の車にはないデテールと質感...BMW2002は趣味の車として思いっきり楽しむことができる良き時代の良き車なのです。
そんなかつての名車をレストアする機会をくださったオーナー様にも感謝です!
レストアの様子や完成した時に撮ったショートムービーもブログに載せています。よかったらユーザー内検索してみてください(^^♪
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Posted at 2020/12/28 14:54:50 | |
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BMW | 日記