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最近TTを購入しされたオーナー様、純正オーディオからスマートフォン連携ができるオーディオに替えたいとお考え。ディスプレイオーディオなども検討したけど純正オーディオのTTロゴのカバーは活かしたいので１DINタイプのヘッドユニットを選択したそうです。

ヘッドユニット、フロント・リアスピーカーともにお客様で購入・持ち込みです。

機器構成

　ヘッドユニット            パイオニア・カロッツェリア　MVH-6600

　フロントスピーカー    パイオニア・カロッツェリア　TS-C1736S（セパレート2Way）

　リア―スピーカー        パイオニア・カロッツェリア　TS-F1720（同軸2Way）

作業前の状況

ポータブルナビがついており、TVアンテナの配線もむき出しなのでナビは撤去の要望。

まずはドア内貼り、ダッシュボード下、センターコンソール部分を全外し。

リアクォーター部分もリアシートをすべて撤去してクォータートリムも取り外し。

スピーカー交換だけでもリア側ほぼドンガラ状態です。

外した純正フロントスピーカーはすでにエッジが劣化してボロボロに崩れています。

純正リアスピーカーは小型アンプ内蔵の簡易な感じのスピーカーです。

施工の様子　リア側から。

スピーカーをガッチリ固定するためボルトを立て、スピーカーのスペース吸音材を導入し内部の反射音対策をします。TTのリアスピーカーの開口部奥には比較的大きな空間がありボディーパネルの鉄板で袋状になっているので吸音材を充填します。

スピーカーの振動を抑制するためMDFでバッフルボードを作成し取り付け。

スピーカーはしっかりと固定。

スピーカーケーブルはヘッドユニットから直接ベルデン製ケーブルをすべてのスピーカーに引きます。接点は抵抗になるので可能な限りカプラの数を減らします。

フロントはドアトリムへの取り付けのため、トリムの薄い部分には制振材を貼り付けビビリ対策をします。

スピーカーが安定するようにバッフルプレートを挟んで、スピーカーが面で安定するように取り付け。

ツイータ―も純正の位置に収まるようにプレートを作成して取り付けます。

１DINユニットも純正位置に収まりました。ボタンのクリアランスが心配でしたが・・・

TTロゴのオーディカバーもご要望の通りちゃんと閉まり、完成です。

今回はお客様で機器を探され比較的リーズナブルな機器構成ですが、このようにミッドウーハーの取り付けをしっかり施工することで純正の意匠をそのままにしっかりとした音が出せるシステムとなっています。エントリーやミドルクラスのオーディオでも施工次第で純正からグッとアップグレードできます。

逆に言えば、高価なハイクラスの機器が付いていても吸音・制振・防音・設置などの処理がきちんとされていないと、機器の性能を活かせていないという、残念なことになりますね。

オーナー様、音の良さに驚いていました。これから微調整していくと更に自分好みの音を楽しめますよ。お願いして良かったとのお言葉、嬉しい限りです。

またしばらく楽しんで他の所もあれこれしたいなぁ～となったら何時でもご連絡ください！

当店のデモ車TTもこのところちょっと弄っています。まとまったらブログに書く予定ですので楽しみにしていてください。

グーネットに在庫車両も載せています。こちらも良かったら見てください。

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