2017年03月30日
そう言えば第3期ってどうだったんだっけ?と思い返すべく、先日”さらば、
ホンダF1 最強軍団はなぜ自壊したのか?”を書棚から引っ張り出して読み
返してみました。

内容をざっと箇条書きで挙げてみると・・・
・オールホンダではなく何故BARとジョイントする道を選んだか?
・お互いに責任をなすりつけ合うなど、BARとホンダとの軋轢。(第2期で
大活躍したというホンダ側の驕りや自信過剰に起因しているか?)
・BARとジョーダンとの2チーム体制。
・BARの経営陣入れ替え。
・BAR→ホンダワークス化。
・スーパーアグリが誕生した理由。
・珍妙極まりないアースカラーになった理由。
・ロス・ブラウン氏にチーム再建を託すも、結局撤退に至った。
などが時系列で書かれ、結構乱暴な書き口ながらも参戦〜撤退までの経緯が
分かりやすく書かれており、興味深く読み進められました♪(*´∀`*)
改めて読んでみて・・・
参戦当初は'92年にホンダが撤退した後も、無限ホンダとしてエンジン供給
活動を続けてきたし、ウィリアムズやマクラーレンをチャンピオンにできた
ホンダのことだから早い段階で表彰台を狙えて、3年目ぐらいになれば優勝
争いもできるか?なんて思ったのですが・・・
本書で克明に書かれている迷走ぶりが真実ならばそれは夢物語に過ぎず、
むしろ上位陣総崩れの棚ボタながらも2006年のハンガリーで勝てたのは
ミラクルなんだと理解しました。
また、本書の最後の方にも紹介されていますが、第3期の活動を開始するに
あたって川本信彦さん(当時ホンダの社長)が”サラリーマンにF1はやらせ
ない”と仰った意味が、改めて読み終えた今ならよくわかる気がします。
一昨年よりマクラーレンとタッグを組んでホンダがF1参戦を再開させて、
ここまでチャンピオン経験者のアロンソ選手をもってしても入賞出来りゃ
ラッキーじゃんとばかりに、箸にも棒にもかからぬ状況が続いているのは
ご存知の通りですが・・・
その最大の理由は第3期の失敗を検証し、反省を
する姿勢が大いに欠けていることでしょうから、
第4期の活動に携わる皆様にはこの本を穴が空く
ほど読むことをお勧め致します!( ー`дー´)キリッ
あっ、もちろんそうでない方々(特にF1やモータースポーツがお好きな方々)
にも内容がなかなか興味深いので、お勧めできる一冊です♪(*´艸`*)
Posted at 2017/03/30 22:39:36 | |
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