再来年を以て65年続いた「クラウン」が生産中止となるのを知ってビックリしましたが・・・
現行モデルはどんな感じだろうか?を確かめるべく、ちょこっとメガウェブ
さんに足を運んできました。

展示されていたのは先代まであったロイヤルとマジェスタを統合したG系
でしたが、とりあえず外観から見ていきましょう。


先代までと違って4ドアクーペっぽいシルエットになっているのは良いとして、これでは後席に腰掛ける方の乗り降りや車内の居住空間にシワ寄せが来る
ように思いましたし、テールランプの形状がイヤに仰々しい感じがするので、
そこは先代までのデザイン文法を継承したら良いのにと思いました。
内装については・・・

先代のおっさん臭い感じから一変しましたし、マイナーチェンジ後は前期型に比べてスッキリしたのは◎ですが、メーターが自発光式のままなのは
どうか?と思いましたし・・・

身内にレクサスがいるだけに仕方ない話とは言え、主にドアトリムの材質を
ケチっているように感じ、ドアトリムやダッシュパネルにも柔らか目な素材を
きちんと用いるメルセデスのAクラスやBクラス及びGLAやGLBにも正直なところ負けているかもしれません(;´Д`)
参考画像1:先代(210系)後期アスリートの内装

参考画像2:現行(220系)前期型の内装

その他、今回のクラウンのアピールポイントとしてはコネクテッドの機能を
強化したり、開発にあたってノルドシュライフェを使って走りの面を鍛えた
ことが挙げられますが・・・
先代と同様にかなり迷いがあるように感じましたね。
まぁ恐らく、昔のようにセド/グロ(今のFUGA)の動向を見ていれば良いわけ
ではなく、同じようなクラスや価格帯の車を見ていくと・・・
身内では同じくセダンのカムリを始め、ミニバンやSUVとジャンルは違えど
アルファードやヴェルファイア、ハリアーやレクサスRXやNXがあり・・・
輸入車のセダンですとメルセデスのC~Eクラス、BMWの3~5シリーズ及び
アウディのA4~A6、ジャガーのXE~XFなど多岐にわたり・・・
そういった車種と渡り合わなきゃいけないし、しかも必ずしもクラウンじゃなきゃダメだと言い切れない現状では致し方なしでしょうか。
今回見に行ったのに前後して、職場近くの図書館で以前にも借りたクラウンの

クラウンらしさを保ちつつも、スタイルも今風に仕立てた”ZERO CROWN”こと180系(3代前)や・・・
その流れを上手く受け継ぎ、一部のモデルではグラスコクピットを採用して
いる200系(先々代)がここ最近ではベストだったんだなぁと思いましたし・・・

ニュルで鍛えた走りについては二の次でもいいので、上記2代のように上品な
スタイルを有しつつ、積極的に最新技術を取り入れる形で現行モデルを出して
いたらまた違っていたでしょうね。
上述の通り、カムリやアル/ヴェルあるいはハリアーやレクサスのRXやNXで
クラウンの代わりが利きそうだとは言え、クラウンは日本の道路事情に良くマッチした車種だけに・・・
なくなるのは致し方がないとは言え、やはり
寂しいものを感じました(´;ω;`)
Posted at 2020/11/25 06:38:48 | |
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