↓で紹介されている豊田章男社長の発言は大いに頷けます♪(*´艸`*)
って事でインターネットのヤホーのニュース記事を転載。
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マスコミはもういらない…トヨタ社長の「ロバの話」を考える
「好き勝手に書きやがって」「監視するのが我々の役目」。古くから行われてきた企業と
メディアの丁々発止のやり取り。いまここに、日本一の企業の社長が、大きな波紋を投げ
かけようとしている。発売中の『週刊現代』が特集する。
① 唐突に始まった寓話
「話は長くなりますが、ロバを連れている老夫婦の話をさせていただきたい」
6月11日に開かれたトヨタの定時株主総会の壇上、話題が2021年3月期決算の業績
見通しに及ぶと、豊田章男社長(64歳)はおもむろに語りだした。
「ロバを連れながら、夫婦二人が一緒に歩いていると、こう言われます。
『ロバがいるのに乗らないのか? 』と。
また、ご主人がロバに乗って、奥様が歩いていると、こう言われるそうです。『威張った
旦那だ』。
奥様がロバに乗って、ご主人が歩いていると、こう言われるそうです。『あの旦那さんは
奥さんに頭が上がらない』。
夫婦揃ってロバに乗っていると、こう言われるそうです。『ロバがかわいそうだ』。
要は『言論の自由』という名のもとに、何をやっても批判されるということだと思います。
最近のメディアを見ておりますと『何がニュースかは自分たちが決める』という傲慢さを
感じずにはいられません」
遡ること1ヵ月ほど前、トヨタが発表した見通しを元に、マスコミ各社は、「トヨタの今期営業
利益、8割減の5000億円」(日本経済新聞)、「トヨタ衝撃『8割減益』危機再び」(朝日新聞)と
報じていた。
豊田氏の不満は、こうした報道に対して向けられたものだった。
「マスコミの報道について、私も決算発表の当日は、いろんな方から『よく予想を出し
ましたね』『感動しましたよ』と言っていただきました。
ただ、次の日になると『トヨタさん大丈夫』『本当に大丈夫なの』と言われてしまい、一晩
明けたときの報道の力に、正直悲しくなりました」
なぜ「こんな状況でも臆さずに決算予想を発表した」ことを評価せず、「8割減益」という
ネガティブな報じ方をするのか。豊田氏は、そう言いたかったのだろう。
豊田氏は、社長に就任して以来、幾度となくメディアの「掌返し」を味わってきた。
社長に就任した'09年から'10年にかけて、トヨタでは「大規模リコール」が発生し、一時は
「経営危機」とまで報じられた。
ところが、'13年に世界の自動車メーカーで初の生産台数1000万台を超え、'15年3月期
決算で日本企業として初の純利益2兆円超えを達成すると、今度は一転、豊田氏の経営を
称賛する報道が相次ぐ。
その後も、コストをカットすれば「下請け叩き」と非難されたし、執行役員の数を減らせば
「独裁体制」と言われた。
そして今度は、あらゆる企業が苦しんでいるコロナ危機のなかで、トヨタの減益だけがこと
さら大々的に報じられ―。
何を言おうが、何をしようが、その時々の気分で好き勝手に報じるだけのマスコミの相手は
していられない。今回の決算報道のみならず、積年の思いが込められたのが、「ロバの話」
だったのだ。
②だからキレてしまった
他の企業の経営者たちは、いったいどのようにこの寓話を受け止めたのだろうか。
「すき家」「ココス」などを展開する外食チェーン大手・ゼンショーホールディングスの代表
取締役会長兼社長の小川賢太郎氏は「豊田さんの気持ちは理解できる」と語る。
「民主主義国家である以上、それぞれのメディアが変な忖度をせず、自由に報道すべき
なのは大前提です。しかし企業側の感覚からすると、メディアの取材を受けても、『こちらの
真意がきちんと伝わった』と思えることはめったにありません。
たとえば、テレビであれば10分の取材を受けても、都合のいい10秒だけが切り取られて
放送されることもある。『それは、あまりにもアンフェアだよ』という気持ちは、僕が知って
いる多くの経営者が持っています。
豊田さんは、日本を代表する企業のトップとして常に矢面に立ってきたから、なおのこと
でしょう。
企業の責務として山ほど社会貢献をしてもほとんど報じてもらえない一方、ほんの少し
でもヘマをすれば、『それ見たことか』と鬼の首をとったように書きたてられる。経営する
側も人間ですから、苛立たないほうがおかしいのです」
別の一部上場メーカーの広報担当役員も、大手マスコミの取材手法に対する不満を
打ち明ける。
「新聞やテレビの記者さんたちと話していて思うのは、とにかく勉強不足だということ。
彼らは頻繁に『担当替え』があるので、業界や企業のことをあまり勉強しないまま取材に
来る。別に、難しいことを要求するつもりはありませんが、ホームページで逐一公開して
いるIR情報とか、有価証券報告書に記載している基本的な経営事項すら頭に入っていない
状態はさすがに困ります。 『そんなことも知らないで、ウチの経営を評価する記事を書くん
ですか? 』と思ってしまいます」
くわえて、前出の小川氏は、メディアの報道姿勢が「結論ありき」になっていることにも
疑問を感じているという。
「現場の若い記者さんと話していると、『私の考えとは違うのですが、デスクや次長が
話の方向性をあらかじめ決めつけていて、異論を受け入れてくれないんです』と言われる
ことが多々あります。
我々の商売もそうですが、本質は現場の人間が一番わかっているものです。しかしそれを
重視せず、会社にいる上司が記事の方向性を決めるというのは時代遅れです」
こうした思いを、豊田氏もずっと感じ続けてきたのだろう。
'19年には、豊田氏は自ら肝いりでオウンド(自社)メディア「トヨタイムズ」の運用を開始する。
③マスコミを見捨てた
一時期、「編集長」を拝命した香川照之が、テレビ電話で豊田氏に取材するCMがやたらと
流れていたので、このサイトの名前を知っている人も多いだろう。
ページを開いてみると、アナウンサー・小谷真生子の司会のもと、豊田氏とスズキの鈴木
修会長が語らう対談動画から、先述の株主総会の一部始終を書き起こした記事まで、
コンテンツがずらりと並んでいる。
デザインも機能も、大手メディアのニュースサイト顔負けの作りで、トヨタの「本気」が
伝わってくる。
トヨタイムズが本格始動して以来、豊田氏は大手メディアのインタビューをほとんど受け
なくなった。
決算後の会見も、現行の年4回から、年2回(中間、本決算)に減らすという。
代わりに、トヨタイムズの記事や動画には頻繁に登場し、経営の理念や考えを事細かに
語っている。
消費者に対し、自前でメッセージを発することのできる環境が整ったのだから、もはや
大手マスコミを介する必要はないということだろう。
「ここのところ、大手各社が豊田社長にインタビューを依頼しても、すべて断られる状況が
続いています。
7月7日には、めずらしく中日新聞にインタビュー記事が載りましたが、後に、まったく同じ
内容が『トヨタイムズ』に掲載された。『あれでは、もはや取材ではなく広告だろう』と
言われています」(在京キー局記者)
こうしたトヨタの姿勢を、当の大手メディアの記者たちは複雑な思いで見つめている。
「今回の『5000億円の減益』という業績予想だって、客観的な数字を報じているだけで、
どの社もトヨタを過剰に批判したり、叩いたりしたわけではありません。
東証一部上場企業であるトヨタは、株主にも、車の消費者に対しても、大きな責任を
負っている。それを監視し、情報を提供するのはマスメディアの責務です。
企業の目線で選別された都合のいい情報だけを伝えるのであれば、我々の存在は
必要ない」(全国紙経済部デスク)
元日本経済新聞記者でジャーナリストの磯山友幸氏は、「ロバの話」そのものに異論を
唱える。
「なぜロバに自分が乗るのか、なぜ妻を乗せるのか、あるいは、なぜ乗らないのか。
あらゆる場面ごとに意図を丁寧に説明して、世の中に納得してもらうことこそが経営者の
仕事でしょう。そもそも、消費者の側だって、オウンドメディアが企業のPRの延長上にある
ことくらいわかります。ひとたび自分たちに都合の良い情報だけしか発信されていないと
思われれば、常に眉に唾して読まれる媒体になってしまう。そのことをよく考えなければ
いけません」
インターネットやSNSの普及と共に、大手メディアの報道を「マスゴミ」「ウソばかり」とこき
下ろす流れは、次第に大きくなっている。
「新聞通信調査会が行った調査によれば、『新聞の情報は信頼できますか』という質問に
対し、70代以上であれば60%以上の人が『信頼できる』と評価したのに対し、30代になると
50%弱、20代になると40%弱まで落ちてしまいます。
企業はそういう状況を見て、『マスコミよりも自分達が直に出す情報のほうが消費者に支持
される』と踏んでいるのです。
だから、かつては決して表に出すことはなかったオールドメディアへの不満を露にすることを
ためらわなくなってきた」(元共同通信社記者で名古屋外国語大学教授の小野展克氏)
世間のメディアに対する不信の目は、今年の5月、東京高検の黒川弘務検事長(当時)と
大手新聞2社の記者たちがコロナ禍の真っ最中に「賭け麻雀」をしていたことが発覚した
のをピークに、更に広がっている。
「メディアのスタンスが問われているいま、取材対象と身内レベルで懇意になってネタを
とるというかつての手法は、読者の理解を得られなくなっている。だからこそ、なおさら
企業の意向を忖度するような報道はできません」(全国紙経済部記者)
だが、コロナ禍においては企業トップへの取材が、以前にも増して難しくなっているという。
「多くの企業の会見がオンライン化したため、広報担当者がチャットで事前に記者からの
質問をチェックしたうえで、会見に関係のある内容しか、経営者に回答させないようになり
ました。質問数も各社1問と限定されることがほとんど。
これでは、予想外の質問をして経営者の反応を見たり、追加の質問を重ねて企業の
本音に迫りにくい」(前出・全国紙経済部記者)
④損をするのは誰か
こうした、報じる側と報じられる側の「相互不信」は、企業報道のみならず、官邸とメディアの
間でも顕著になっている。
「一昨年、森友学園問題に関して『私たちは国民の代表として聞いているんですから、
ちゃんと対応してください』と官邸に要求した東京新聞の記者に対し、官邸側が『国民の
代表は国会議員。あなたたちは人事で官邸クラブに所属されているだけでしょ』と突き
放したことがありました。以前の官邸なら、こんな態度に出ることはなかった。
ネットの普及と同時に、『マスコミなんて信用されていないし、取るに足りないものだ』と
考える政治家や経営者は、今後どんどん増えていくでしょう」(前出・小野氏)
かつて広報部門の責任者を務めた経験もあるキリンホールディングスの磯崎功典社長は
「どんな状況でも、企業とマスコミは対等に、誠実にやっていかなければいけない」と語る。
「メディアから厳しく書かれて悔しい思いをすることもあります。でも、それを報じるのが彼らの
仕事であり、逃げずに対応するのが我々の仕事。耳が痛い内容であっても、事実であれば
素直に耳を傾けることが状況の改善に繋がります。一方でメディアの側も、『見出しありき』の
記事が通用する時代ではなくなったと認識する必要がある。トヨタさんのように、企業が世の
中に広く発信することも可能になった以上、結論ありきの報道では読者の支持も得られなく
なる。『反目はしないけれど緊張感のある関係』を保っていくことが、一番大切でしょう」
豊田社長の「ロバの話」が図らずも浮き彫りにした問題。書く側にも、書かれる側にも
いずれも理はある。しかし、相互不信のまま、不完全な情報公開が続けば、損をする
のは受け取る側だ。
皆さんは、どうお考えになるだろうか。
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かねてよりマスコミは、自分たちの好都合なように話をねじ曲げて報じて
おりましたが、安倍政権下ではそれがさらに酷くなり…
たとえば安保法案を戦争法などと言ってみたり…
籠池夫婦の暴走に野党が乗っかったのが事の本質だろうに、それを何故か
総理が深く関わったなどと曰う森友の問題然り…
獣医師会が意地汚く既得権益に走っている方が問題にも拘らず、どういう
訳か安倍さんと知己の関係にあったから悪いなどと見当違いも甚だしい話を
持ち出す加計の問題然り…
本来から言えば発生させた中国や、その中国から言われるまま情報の隠蔽に
動いたWHOが責められて然るべきなのに、何故かPCR検査が全然出来てない
話を取り上げたり、感染拡大の防止策を協議すべき時にも拘らず、何故か桜を
見る会の話やモリカケの件を懲りずに追及する歳費泥棒な野党のアクションは
全力でスルーしている武漢肺炎の話など…
喩えて言えば、渡鬼で今は亡き赤木春恵さんが演じた幸楽のBBAの如く…
何をやってもアラを探してイチャモンばかりで
クセが悪すぎなんですよね( ;´Д`)
それじゃあ仮に企業の社長さんが取材やインタビューを受けたとしても、
言いたいことをしっかりと報じてくれないだろうと考えて近頃では安易に
応じなくなったのも当然かと。
そんな中で、マスコミ各社に広告及びスポンサー費用を多く出してきた
トヨタがユニークな言い方なれど苦言を呈した件については個人的に
快哉の声を上げたくなりましたし、マスコミ各社に於いてはてめえらの
都合の良いように情報をねじ曲げて報じ、頭のよろしくない視聴者を煽る
姿勢を改めるキッカケにしてほしいもんですね。
何も権力に忖度しろなんて無粋なことは言いません…
ただ、起こっていること(及び起こったこと)に対して
変に加工をせず、ありのままを伝えれば良いだけ
なんです。
それだけでマスコミの信用度も回復するでしょうしね♪
で、トヨタについて…
現状に於いて、トヨタ車の販売チャネルをこれまでの4つから1つにして
いくなど、状況が良くも悪くも変わる最中ですが、ハッキリとモノが言えて
なおかつクルマ好きと、自動車業界になくてはならぬ人物が社長の座に
あればトヨタの魅力が増すように思えるので、かくしゃくとしているうちは
豊田章男社長体制が続くことを切に願う次第です。
以上、思ったことをツラツラ書いてみました。