10月11日成田発11日間の
ナスカの地上絵
マチュピチュ遺跡
イグアスの滝
をメインにした南米ツアー旅行に、
何を持って行ったのかを、
すぐに忘れる自分のために記録しておきたいと思います。
前回のイタリア旅行でも記録してはいますが、
南米はまた違う事情がありましたので。
構成は前回のイタリア旅行とほぼ同じで、
5回シリーズの予定です。
1回目「基本用品+ESTA電子申請編」
2回目「機内持込み用品編」
3回目「インターネット・デジタル用品編」
4回目「カメラ編」
5回目「服・靴・日用品・チェックリスト編」
海外旅行に興味のない方は
つまらない話になりますので
スルーをお願いします。
それでは先ず1回目の「基本用品編」です。
前回の
イタリア旅行の「基本用品編」と比べ
いくつか変更がありました。
【 1 スーツケース】
スーツケースはイタリア旅行の時の
93Lを持って行きました。
さすがに11日間の今回はほぼ満杯。
スーツケースで前回と異なるのは
今回はスーツケースバンドを付けたことです。

今回はトランジットでUSA経由だったので
「TSAロック付きのスーツケースが役に立つ時が来た!」
と思ったのですが、
ところが(1回目)
・・・
現在は
TSAロック以外の鍵はもちろん
TSAロックすら施錠してはいけない!
と言うではありませんか(@@)
ということは
一切鍵をしていない状態で
スーツケースを預けなければなりません。
そういうことなので
もちろん貴重品は入れませんが、
無施錠だとちょっとした拍子に
スーツケースがパカッと開いて
中の荷物が散乱してしまい、
場合によっては荷物が紛失し、
あるいは破損してしまう恐れがあります。
そこで、
そのようなことが無いよう
スーツケースベルトを装着したのです。
ところが(2回目)
往路はベルトを巻いたままUSAに入国&出国出来たのに、
帰国の復路でのトランジットでUSAを出国する時に
ベルトはNG(@@)
外せと言われました。
入国の際はベルト装着OKで
出国の時はダメ?
しかも
往路のトランジットでは出国でもOKだったのに?
何故統一されていないの?
米国運輸保安局のやろうとしていることは
よく分かりません(笑)
そもそも(笑)
USAがTSAロックを言い出したのは数年前で、
テロ対策のために、
預け荷物の検査が簡単に出来るよう
UASの係員が合い鍵で開けられるTSAロックの鍵でなければ
スーツケースに鍵を掛けてはダメだぞ!
ほかの鍵は壊して開けるぞ!
だからUSAに来るならTSAロックの鍵にせよ!
と言った訳です。
ところが(3回目)
その舌の根も乾かないうちに
今度はTSAロックの鍵であってもロックするな!
ロックしていたら壊して開けるぞ!
と言い出した、
というのが現時点の実情です。
そもそも(笑)
そんな鍵なんて
悪意ある者が直ぐに合い鍵を製造することは容易に予想出来たわけで、
実際にマスターキーの3Dデータが流出し
今ではそのデータから誰でも合鍵を作ることが可能です。
既に合い鍵を使った盗難が起きているらしいです。
TSAロックは
USA以外ならロックすることが出来ますが、
逆にTSAロックのマークが良い目印になって
合い鍵による窃盗のターゲットになりかねません。
そのため
TSAロックは
危険な鍵であると言われ始めています。
しかも
USAでは飛行機の預け荷物は鍵が掛けられないので
空港関係者と思われる者による窃盗が
問題になっているそうです。
だから
USAでの預け荷物には
絶対に貴重品を入れてはいけないですね。
金品だけでなく女性は下着も心配でしょうね。
困ったものです。
もっと困っているのは
TSAロック付きのスーツケースを
製造しているメーカーや
それを仕入れた販売店でしょうね。
USAが作った決まりだと思って
大量に製造したのに、
あるいは大量に仕入れたのに
今は無用の長物になってしまったのですから。
TSAロックの制度は今や機能していないことも
この鍵は合鍵によって開けられてしまう危険な鍵であることも
お店では伏せて売ってはいますが、
在庫処理が大変かも・・・
【 2 サブバッグ】
イタリア旅行で使ったサブバッグが
オシャレ感ゼロだったので(笑)
買い直しました。
前回のサブバッグ

今回のサブバッグ
折りたたんだ状態

広げた状態

大きさは
機内持込み(55×40×25㎝以内)
ペルーレイン持込み(3辺の和が157㎝以内)
の二つの基準を満たしています。
それぞれの基準を満たすサブバッグを二つ持って行くのは重くなるので、
両方の基準を満たすものを一つ持って行くことにした訳です。
マチュピチュに行くには
オリャンタイタンボ駅から列車の
ペルーレイン
に乗って行くことになりますが、
ペルーレインは景色が見えるように
天井がガラスになっているため網棚がありませんし、
また乗降口付近にある荷物乗せ棚は大きくありません。
そのために持込み荷物の大きさ制限があり、
大きなスーツケースは持ち込むことが出来ません。
そこで
スーツケースはクスコに置いて
2泊3日分の荷物を入れたサブバッグを持って
ペルーレインに乗り
マチュピチュに行くことになります。
妻は同じシリーズの柄違いのMサイズにしました。
右の小さい方です。

この製品は色々な柄が揃っているので
他の旅行者と被ることはほぼないかと。
【 3 ペルーレインでは荷物をどうするか?】
どうでも良いお話ばかりの中で、
ひとつ有益な情報を!
ペルーレインの乗降口付近には荷物置き棚がありますが、
ここに荷物を置くのはあまりお勧めしません。
ペルーレインは満員なので
駅に到着すると降りた人で大混雑します。
もしも荷物置き棚に置いたバッグを盗まれたら、
あるいは間違って持って行かれたら
取り返すのはとても難しいでしょう。
で、どこに置くかと言うと、
前後の座席と座席の間に置きます。
ここが意外と広いのです(^^)
【 4 カメラバッグ】
イタリア旅行で持って行ったカメラバッグは
美術館、史跡等に入る場合の
荷物の大きさ制限に引っ掛かる恐れがあるとのことで
持って行ったのに
結局、初日からスーツケースに入り
一度も使うことはありませんでした(笑)
そのカメラバッグ
それにカメラは常時バッグから出していますので
サブカメラとか交換レンズを持って行かない限り
そもそもカメラバッグはいりません。
しかしその後、
私のカメラ事情に大変革がありました。
デジタルカメラを
一眼レフからミラーレスに移行したのです。
これによってカメラ+レンズの重さが
それまでの半分に!
半分になったと言うことは
もう1組持って行けるということです(笑)
ということでサブカメラを持って行くことにしたため、
カメラバッグが必要になりました。
今回の南米旅行では
マチュピチュ遺跡に入る場合、
45×35×20㎝
のバッグの大きさ制限がありました。
その制限を満たし、
かつ、貴重品、折り畳み傘、自撮り棒
なども入れられるバッグということで
このバッグを新たに購入し持って行きました。

F64 SHM
【 5 ベルトポーチ】
イタリア旅行で使ったポーチでは容量不足になったため
新たにこちらを購入。
コロンビアです♪

このポーチは交換バッテリー入れ専用としました。
このポーチに
ミラーレスカメラ用5個
アクションカメラ用6個
の交換バッテリーを収納。
ポーチだと交換時に直ぐに取り出せるし、
何よりも飛行機に乗るときが便利でした。
飛行機は国内・国際線を問わず
交換バッテリーやモバイルバッテリーは
手荷物としなければなりません。
ベルトポーチにまとめて入れておくと
安全検査の時にポーチごとポイと出すだけです。
11日間で10回も飛行機に乗りましたから
毎日が安全検査のようなもの(笑)
でもこの方法で楽出来ました。
【 6 セキュリティーポーチ】(貴重品ポーチ)
命の次に大切なパスポートを入れるために
前回のものを首に掛けて行きました。
ところが
大事件が発生しました。
セキュリティーポーチがいつの間にか無くなったのです。
シャツの内側に掛けていたので
ウェストポーチのように、
他人が紐を切って盗むことは出来ません。
それに首から勝手に外れることもありませんから、
紐が切れて落下したとしか考えられません。
セキュリティーポーチのレビューで
「紐が切れた」
というのを見たことがありましたが、
まさか自分のものが切れるとは・・・
その日は頻繁にパスポートを見せなければならず
いちいち服の下のセキュリティーポーチから
パスポートを取り出すのが面倒で
たまたまカメラバッグの
チャック式のポケットに入れていました。
そのため幸いにもパスポートを紛失することはなく
肝を冷やして青ざめただけで済みました(;^_^
今思い出しても青ざめてしまいます( ̄Д ̄;;
ペルーは外国人の行動を管理をするため
あらゆる場面でパスポートの提示を求めます。
国内線の飛行機はもちろん
列車に乗るとき、
マチュピチュ遺跡行きのバスに乗るときも。
ま、そのお陰でパスポートを無くさずにすんだとも言えますね(^^;
ちなみにセキュリティーポーチにはカードを入れていました。
直ぐにカード会社に停止手続きをお願いしたので
不正使用は免れました。
いずれにせよ
パストートをどうやって携行するか、
今後の課題になりました。
【 7 クレジットカード】
3枚持って行って1枚紛失という結果でした(笑)
私のように大切なカードを無くする人はいないと思いますが、
万が一盗難に遭ったり紛失したときのために、
カード会社の紛失届出担当窓口の電話番号を
スマホとメモに書いておいた方が良いですね。
紛失などによって利用停止の要請をする場合、
窓口は大抵フリーダイヤルですが、
海外から日本のフリーダイヤルにかけることは出来ません。
(かけることも出来ますが面倒な手続きが必要)
だからフリーダイヤル以外の番号を確認しておいた方が良いです。
もちろん
ネット接続可能な環境であればスマホで検索出来ます。
しかしスマホも盗まれた、失くしたとなれば大変です。
ちなみに
カードはスキミング防止ケースに入れました。
【 8 スマホ】
普段の生活から欠かせないものですが、
海外旅行となると尚更ですね。
現地時間の確認、翻訳、通貨換算、
地図、現地で人気のお店の検索、
緊急時の連絡、重要事項のメモなどなど
スマホは海外旅行に欠かせません。
なのでスマホを無くしたら大変なことになります。
そこで絶対に紛失しないよう、
スマホに紛失防止用のコードを付けて、
これをズボンのベルト通しにつけました。
【 9 現地通貨】
南米の多くの観光地ではUSAドルが使えます。
なので現金はUSAドルだけでOKです。
高額紙幣は他の地域と同じようにやめた方が良いです。
高額紙幣での支払いは
○偽札だった場合の被害が大きい
○お釣りが無い
ことを理由に店に断られかねません。
日本の銀行で換金する場合は
500パックや1000パックのような50ドル、100ドル紙幣が入っていない
100ドルパックが便利です。

これだと
20ドル×3枚
10ドル×3枚
1ドル×10枚
ですから直ぐに必要になるチップも払えます。
このパックを5パック妻から支給してもらいました(笑)
少額紙幣を持っていると
ワインとビール代の支払いにとても便利です(呆)
ドルの場合は、
もし使って無くなったとしても
大抵の添乗員は換金用のドルを持っているはずです。
防犯のためにも高額紙幣は控え
高い買い物はカードで
それ以外は少額紙幣で
というのが良いかもしれませんね。
【 10 ESTA】
USAに入国する手続きはふたつ。
ひとつはビザを申請して入国。
もう一つはビザ免除プログラムによってUSAに入国する方法。
後者のビザ免除プログラムによってUSAに入国したい場合は、
事前にESTA(電子渡航認証システム)
を取得しなければなりません。
在日米国大使館・領事館サイト
ESTA電子申請公式サイト
公式サイトの右上の言語選択ボタンで日本語も選べます。
これに似せた申請代行業者のサイトがあるので
くれぐれも間違えないように(^^;
※上の公式サイトにリンク出来ないときは
こちらのアドレスで↓
https://esta.cbp.dhs.gov/
以前USAに行った時はこんなのは無かったのに、
10年前からの制度だそうです。
制度の名前は「ビザ免除プログラム」と称して
「ビザ免除」の文字を使ってはいるものの、
こういう面倒なESTAを事前申請させるのですから、
他の国のビザ免除制度とは明らかに異なるので、
純粋なビザ免除とは言えないのではないかと(笑)
今回行ったペルー、ブラジル、アルゼンチンは
日本人はビザ免除であり、
ESTAに類似した面倒な手続きは一切ありませんでした。
USAのビザ免除プログラムは
ビザ免除と称して、
その実態はESTAというビザ申請をさせている制度だ。
↑これ以上文句を言うのは控えます(笑)
というのは
ESTAの申請書の中の
利用しているSNSの記入欄に
「みんカラ」
と正直に書いてしまったので、
これ以上の文句を書くと
米国国土安全保障省に見られた場合、
次からUSAに入れてもらえなくなるかもしれませんので(笑)
あ、でももう少し書きたい!(笑)
ESTAとリンクしているのが
機械が入国審査をする「キオスク」という装置です。
ESTAによってUSAに1回入国すれば
2回目からはキオスクでの入国審査が可能になります。
これは時間が掛かる入国審査を迅速にしようというシステムです。
迅速にしようとするその意気込みや良し、
なのですが、
ESTAで1回でも入国すればキオスクが使えるので
キオスクを使える人はどんどん増えていきます。
するとキオスクに大行列が起きて
一方で従来の入国審査官のゲートはガラガラ
というシーンが発生することに。
実際、復路がそうでした。
キオスクは大渋滞なのに
入国審査官による入国はスイスイ(笑)
ESTAの有効期間を2年としているのは
キオスクの利用可能者を調整するためなのかも知れませんが、
ESTAとキオスク
あるいはTSAロックの鍵と言い、
USAのやることはよく分かりません。
ちなみにESTAの申請は自分でやりました。
業者に頼むと高い代行料をとられるのが理由です(^^;
入力事項を事前に確認し、
○ 手数料(1600円ぐらい)を払うカード
○ パスポートの顔写真のページの画像データ
を準備しておけば、
私のような者でも何とかなるレベルです。
前にも書きましたが、
サイトには公式サイトに似せた
業者のサイトがありますので注意が必要です。
~南米旅行に持っていくもの【その2 機内持込み用品編】に続く~
【過去ブログ】
南米旅行その1 1日目:出発の日@羽田から成田までレクサスのタクシーで移動
南米旅行その2 2日目@儚いハーレムの夢+リマからナスカへ10時間のバス移動
南米旅行その3 3日目@ナスカの地上絵を空から見る
南米旅行その4 4日目@リマ→クスコ→オリャイタイタンボ→マチュピチュ村へ飛行機、バス、列車で移動
南米旅行その5 5日目・午前 @ ついに辿り着いた謎の天空遺跡「マチュピチュ」
南米旅行その6 5日目午後 @ 天空の都市マチュピチュ
南米旅行その7 6日目 @ Wアクシデント発生(マチュピチュ村からクスコへ移動)
南米旅行その8 7日目 @ ゾンビになってペルーからブラジルに移動
南米旅行その9 8日目 @ 世界最大級のイグアスの滝 「悪魔の喉笛」に腰が引けた私(笑)
南米旅行その10 8日目午後 @ イグアスの滝にボートで突っ込むスリル満点のアクティビティは最高に面白い♪【突入瞬間の動画あり】
南米旅行その11 8日目夜 @ ちょっぴりセクシーな南米ダンスショー(ラファイン・シュラスカリア・ショー)♪【動画】
南米旅行その12 9日目午前 @ ヘリから見るイグアスの滝
南米旅行その13 9日目午後 @ ブラジルから見るド迫力のイグアスの滝