8月10日、妻から
「カールが大変、歩けなくなった!」
と緊急の電話が入りました。
ただ事ではない事態なので午後の仕事は休んで直ぐに帰宅!
家に帰ると横たわったカールが・・・
抱き上げようとすると「キャイーン」と悲鳴をあげるので抱くことも出来ません。
数日前から元気が無くおかしいなと思ってはいたのですが。
この日の痛がりような尋常ではありません。
きっとどこかが痛むのでしょうが、どこかわかりません。
しかし、このままではどうにもならないので悲鳴を上げるカールを車に乗せ掛かりつけの
動物病院へ。
検査の結果「椎間板ヘルニア」の疑いが濃厚とのこと。
見せていただいたレントゲン写真からしてほぼ間違いないと思われました。
先生から
「投薬で治る場合もあるし治らない場合もあります。
もし投薬でダメな時は手術が必要です。」
との説明が・・・
しかし、
「投薬にせよ手術にせよ例え治ったとしても今後は走らせてはいけない、
激しい運動をすると再発することがあります。」
との説明でした。
いずれにせよ走ることが大好きなカールには辛い辛い結果しかありません。
元気に走っていた頃のカール。
走ることが大好きだったのに。走らせてはダメだとは辛いです。
「カール、Come!」と呼べば嬉しそうに私の所に一直線にすっ飛んで来ていたカール。
この姿をもう見ることは出来ません。
先生の説明を聞きながら「カールはつくづく不幸な星のもとに生まれた犬だ」と思えて
しまいます・・・
元の飼い主には見捨てられ、糞尿まみれ、皮膚病まみれ、毛玉まみれの状態で保護され、
我が家で体力がついて走ることが出来るようになったのに、
レッグペルテス症(大腿骨頭壊死症)であることが判明し、大腿骨の骨を切除手術。
それがやっと治って再び走れるになったと思ったら今度は椎間板ヘルニアに。
次々と不幸に襲われる何とも不運な犬です。
病院から帰ってその後二日間は寝たきり状態。
後ろ脚は麻痺しビローンと伸びたまま。
このまま寝たきりになるのだろうかと不安な思いが募ります。
そんな中、
3日目になって立ち上がろうとする意思を見せるように♪
立ち上がろうとするものの麻痺している後脚が動かず腰がふらついて直ぐに倒れてしまいますが、
この意思に感動!
妻は涙、私は恥ずかしいので心の中で涙(笑)
麻痺して動かない後ろ脚を引きずりながらも、
前足だけで前に歩いて行こうとするカール!
若い女性がいると急にお利口犬に態度を変えるお調子犬だと思っていたのに、
こんな健気な面があったとは(笑)
小さな体で飼い主をこれでもかと泣かせてくれます(^^;
そして1週間目、2週間目の診察で先生から順調に回復しているのと嬉しいお言葉が♪
「手術の必要はありません。」
ホッ(^^)
ただし
「走ったりジャンプしたりすると再び発症する可能性があります。
散歩程度なら良いですが激しい運動はしないように。」
との注意がありました。
そして、そのことは、
ボール遊びで走り回ることと、
全力でダッシュすることと、
猫のチョコにジャンプして遊ぶことが大好きなカールから、
1番の楽しみを奪うことになります。
カールを走らせないことは、
車好きから二度と愛車の運転が出来ないように車と運転免許証を取り上げるようなものです。
残酷なことですが、カールのためには仕方がありません。
あ、可哀想なのはカールだけではありません!
飼い主もまた可哀想なのです。
再発予防のため椎間板ヘルニア用サプリメントを一生飲み続けさせなければなりません(涙)
この保護犬、私の脛をこれでもかとカジってくれますね(笑)
今回のカールの頸椎版ヘルニアは私のギッックリ腰とほぼ同時期に発症しました。
私の真似をしなくても良いものを、犬は飼い主に似たのでしょうか(笑)
それとも実はカールは忠犬で、私と痛みを分かちあおうとしたのか?
それはまずありませんから(笑)
あれから約4週間、今のカールは完全復活して元気いっぱい♪
庭に出すと走り出そうとするし、高い所にいるチョコにジャンプしようとするしでヒヤヒヤ。
そこで新たにカールに教え込んでいるコマンドが「走るなー」「飛ぶなー」です(笑)
こんなコマンドを覚えさせなければならないのは、
カールがとても良い状態に回復したということなので喜びたいと思います(^^)
おまけ
ところで犬の椎間板ヘルニアはダックスフンドなどの胴長短足の犬種に多い病気。
プードルが椎間板ヘルニアになるのは珍しいらしく先生も?でした。
でも飼い主には心当たりがあります。
カールは胴長短足なんです(笑)
ちなみにプードルの体型は三つに分けられています。
ハイオン 胴より脚が長い(ハイオン・レッグス)
スクエア 胴と脚がほぼ同じ長さ
ドワーフ 胴が脚より長い(ローオン・レッグス)
つまりカールはドワーフ。
横から見た場合カールの体は長方形の胴長短足(笑)
ハイオンで脚が長く優雅だった天国にいるスタンダード・プードルのリリーに比べれば一目瞭然。
しかもカールはガニ股(爆)
爆笑
ま、そこが愛嬌たっぷりで可愛いのです♪
Posted at 2018/09/06 22:43:56 | |
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