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2015年08月29日

Mercedes SLK350と比べてみたPorsche Boxster GTS

Mercedes SLK350と比べてみたPorsche Boxster GTS 先日、車好きの同僚の友人から「先代のSLK350を手に入れたから乗り比べをしよう」と誘われ、喜んで乗ってきた。
この友人には、かつて彼のSLK230や、CLK320を運転させられてていただき、私がオープン・カーに興味を持つきっかけとなったり、また彼は他に523iツーリングにも乗っていて、私に二台持ちの楽しみを勧めていた、私にとって車道楽の元凶素敵なカー・ライフの師匠のような人だ(さらにピュア・オーディオの世界にも…)。

Porsche Boxter GTSの競合車種には、BMW Z4 35is、Audi TT RS、そしてMercedes SLK350などがあるが、先代とは言え、私は期せずしてライバル車の比較試乗のチャンスを得たのだった。
そこで最初に両車の主要諸元を記しておく。

車名 Mercedes SLK350 (R171) Porsche Boxster GTS (981)
販売期間 2008/10~2011/7 2014/4~
駆動方式 FR MR
全長×全幅×全高 4,110mm×1,810mm×1,300mm 4,405mm×1,800mm×1,270mm
ホイールベース 2,430mm 2,475mm
トレッド 1,525mm(前) / 1,550mm(後) 1,525mm(前) / 1,540mm(後)
ホイールベース・トレッド比 1.57 1.61
車両車重 1,500kg 1,360kg
エンジン V型6気筒DOHC(M272M35) 水平対向6気筒DOHC(MA123)
総排気量 3,497cc 3,436cc
内径/行程 92.9mm / 86.0mm 97.0mm / 77.5mm
圧 縮 比 11.7 : 1 12.5 : 1
最大出力 224kW〔305ps〕/6,500rpm 243kW〔330ps〕/6,700rpm
最大トルク 360Nm〔36.7kgm〕/4,900rpm 370Nm〔37.7kgm〕/4,500-5,800rpm
P/Wレシオ 4.92kg/ps 4.12kg/ps
T/Wレシオ 40.87kg/kgm 36.07kg/kgm
ギヤ 7速AT 6速MT
ギヤ比(1速~4速
5速~後退)
4.377/2.859/1.921/1.368
/1.000/0.820/0.728/3.416(2.231)
3.307/1.950/1.407/1.133
/0.950/0.813/ ― /3.000
最終減速比 3.272 3.888
トータル比(1速~4速
5速~後退)
14.322/9.355/6.286/4.476
/3.272/2.683/2.382/11.177(7.300)
12.858/7.500/5.411/4.358
/3.654/3.127/ ― /11.538
タ イ ヤ 225/45ZR17(前) / 245/40ZR17(後) 235/35ZR20(前) / 265/35ZR20(後)
タイヤ外径(理論値) 634mm(前) / 627mm(後) 672mm(前) / 693mm(後)


結論から先に書くと、「ねっとり濃厚だが軽快なSLK350」と、「すっきり正確だが重厚なBoxster GTS」という印象だった。これをいくつかの観点にわけて以下に書いていきたい。


◆ハンドルから伝わる両車の個性

SLK350のハンドリングは「ねっとり」していた。それが重かったか軽かったかという事よりも、まず「ねっとり」感じたという事は、その濃厚濃密な手応えの中に適度な重さがあった、という事になると思う。しかもその濃厚な成分には、とても芳醇で上品な香気があった。そこがたとえばBMWとは違っていて、BMWにはそういう香気が無いか少ないので、ハンドルが単に重いか軽いかということが第一印象になりやすいと思う。

それに対してBoxster GTSのハンドリングは、その「ねっとり」に比べ、とても「すっきり」している。そして遊びがない。だから精度が高く極めて正確だ。そしてやはりBMWのような、それが重いか軽いかということが第一印象にはならない。ただ、適度な反力がなければコントロールは難しいので、適度に重いのだろうと思う。SLK350は「ねっとり」成分の美味しい粘りの分だけ、わずかな時差があるが、もちろんそれも含めた「美味しさ」だと思う。

ただ、クイッとハンドルを切った時のSLKの大きな反応にはちょっとビックリした。たぶん電子制御のせいだと思うが、BMWでも先代の5シリーズのアクティブ・ステアリングがいくらか不自然というユーザーの声を受け、色々試行錯誤があったことを思い出した。

このハンドリングの「ねっとり」と「すっきり」の違いには、MercedesとPorscheの違いを含みつつ、さらにFRとMRの違いが根底にあると思う。仮に前後50:50の重量配分と言えども、操舵輪の直近上方に重量物があれば、当然操舵輪は揺すられることになるので、FF<FR<MRの順で素直なハンドリングになると思う。さらにMRと言えどもBoxsterはリヤ・ヘビー(後ろの方が120kg重い)なので、ますます操舵輪の加重負担が減る。


◆ギヤ比によって増幅されたパワー

両車のパワー感は、さすがにカタログ値が似ているだけに、実際に運転していてもそれに近かったように思う。SLKの方が140kg重いが、おそらくトルクの出方や7ATの使われ方のためか、Boxsterより出足が重いとも感じられなかった。

そこで、両車のギヤの数値を比べてみる。上の表の下から二段目の「トータル比」だ。

車名 Mercedes SLK350 (R171) Porsche Boxster GTS (981)
トータル比(1速~4速
5速~後退)
14.322/9.355/6.286/4.476
/3.272/2.683/2.382/11.177(7.300)
12.858/7.500/5.411/4.358
/3.654/3.127/ ― /11.538

たとえばSLKの1速がエンジンの力を約14.3倍に増幅しているのに対して、Boxsterは約12.9倍ということになる。これらの違いを比べるために、SLKのトータル比からBoxsterのそれを引いた数値は、
1速から順に、1.464、1.855、0.874、0.119、-0.382、-0.444となる。差が大きいほど増幅率も高い。

このように、SLKの1速、2速はBoxsterよりもだいぶ回す設定なのがわかる。3速も「0.874」と結構な差がある。道理でSLKの出足が車重やトルクの差を跳ね返すわけだ。特に差の最も大きな2速が、SLKは力が出やすい。それはBoxsterでたとえれば「1.5速」のようなギヤだ。それに比べると、4速~6速は両車の数値が近いので、この辺のギヤでは、素のパワーや車重の差(P/WレシオやT/Wレシオの差)が現れると思う。

ついでに書くと、Boxsterの最高段である6速の「3.127」は、SLKの5速の「3.272」に最も近い。しかもSLKは7速まであるので、燃費はだいぶ良いだろう(逆にBoxsterが悪すぎとも言える)。この辺の設定からも、両車がそれぞれどのような車の性格作りを目指しているかが見えてくる。

ところで、SLKの7速ATの反応は、トルコンらしい滑りが少々あってちょっと残念だった。もっともこの滑りは、BMW最新で好評のZF製8速ATにも避けられないもので、逆に、だからこそスムーズな変速が実現できるので、仕方がないものとも思う。この辺は突き詰めようと思ったら、DCTやPDKのようなデュアル・クラッチが必要だろう。

後で友人に聞いたところ、「昔はMercedesのATは2速発進にして、わざとダルにしていた伝統があるので、ひょっとすると確信犯でわざと反応を鈍くしている可能性もある」とのことだった。


◆300馬力超のパワーを受け止めるタイヤ

ホイールベース・トレッド比は、SLKの「1.57」は素晴らしい。これに対して、現行モデルになってホイールベースが60mmも伸ばされたBoxsterは、よくスポーツ・カーの基準と言われる「1.6」にかろうじて近い数値程度だ。このSLKの長所は、後に書くが、その動きのコンパクトな軽快感にも関係するだろう。一般に、ホイールベース長に比べてトレッド幅の大きい車は、小回りが得意だからだ。

シャシー関係で他の大きな相違はタイヤ・サイズだ。SLKのリヤの「245/40R17」(外径627mm)は、そのパワーから考えるとかなり軽快だ。実際の所、ちょっと踏んだ時にわずかにテールを振った。けれども、そういう乗り方をしない限りは、軽快かつコンフォートだと思う。これも友人によれば、このSLKはPirelliのCinturato P1という廉価版エコタイヤを履いていて「こんなに早く馬脚を露呈するとは?! 」とのことだった(汗。

それに対して、Boxsterの方は「265/35R20」(外径693mm)と、だいぶ大柄で重いはずだ。これも実際の所、私自身テールを振るといった経験はあまりない。またPASM(アクティブ・サスペンション)をソフトに設定しておけば、乗っていて痛いような事はなく、すこぶるグリップ感や安定感があり、強いブレーキの力を受けてよく停まる。ただし、わずか1万キロにしてスリップサインが出かけている。Porscheのタイヤは持ちが悪いと聞くが、リヤ・ヘビーであることに加えて、標準装備のPirelli P-Zeroがかなり柔らかいタイヤなのだろう。

また、タイヤ外径の差は、ちょうどギヤ比と同じ働きをする。20インチで外径の大きなBoxsterは、駆動輪のリヤ・タイヤ一回転で約2m18cm進むのに対して、外径が0.9倍となる17インチのSLKは約1m97cmで、その差は約21cmにもなる。つまり同じ回転数なら、Boxsterの方が距離を伸ばし=速度が上がり、それだけエンジン・パワーを要するのだ。逆に言えば、同じ速度ならSLKの方が回転数が上がり、それだけエンジン・パワーの負担が少なくなる。このことも、後に書く軽快感の差となって現れるだろう。


◆共鳴していた二つの6気筒エンジンの響き

MRのBoxster GTSで走っていると、腰から背中にかけてエンジンとマフラーの音や震動が伝わり、さらに腰の辺りを押されるような車の動きがよくわかる気がする。かたやFRは、前方からのエンジン音と後方からのマフラー音の響きが身体全体を包むように覆うので、こちらもいかにもクルマらしい楽しさを感じさせてくれるものだ。

SLK350のエンジン音や排気音は、Boxster GTSと比べておとなしく感じたが、アクセルを緩めた時の「バリバリ!」という音が似ていて面白かった。Mercedesの音についてはあまり詳しくないが、屋根を開けて踏み込んだ時のSLKの音は、Mercedesの中では相当勇ましいだろうと思う。もっとも、音が大きければ良いというものではなく、私もBoxsterのスポーツ・エギゾーストのボタンを押さない事も多い。ノーマルの時の響きが腰に伝わってくる感じが素晴らしいからだ。そう考えると、SLK350の穏やかで時に情熱的な「声」との対話も楽しいと思う。

これも後に聞いたところによると「つるんで後ろを走っていると、Boxsterの爆音がちょうど良いくらいの音量になり、加速に入るとSLKもそこそこ音が出るので、Boxsterの排気音とSLKの排気音が混じってちょうど良い塩梅になり、混ざってみるとどっちも6気筒で共鳴する」そうだ。次回は私もそれを体験してみたいと思った。


◆ねっとり濃厚だが軽快なSLK350、すっきり正確だが重厚なBoxster GTS

運転する前も、実際に運転している時にも感じたのだが、SLKの方がBoxsterよりもコンパクト感があった。上の諸元表で全長差を計算すると、Boxster GTSは29.5センチも長い。だから見た目のコンパクト感の違いは当然だったわけだが、運転している時でも、全体にSLKの方がBoxsterよりも「軽快」に感じられたので、車重では140kg(大人二人分)も重いSLKの方をBoxsterよりもコンパクトに感じたのかもしれない。また、SLKのシートの位置や視界の見切りが良かったのかもしれない。

「全体としてSLKの方がBoxsterよりも軽快」と書いたが、SLKのハンドリングには濃厚濃密な「ねっとり感」があったのも確かだ。これはハンドリングのみならず、パワーの出方、ギヤのつながり方、音、足回り、とにかく思い出せる色んな要素に共通している、つまり総合的印象と言える。

おそらくそれがMercedesという車の味付けであって、ある種の人には、この味こそが、Mercedesが魅力的であり続ける理由なのだろうと思う。そういう上品で濃密で優雅な乗り味とともに「SLKの方がBoxsterよりも軽快」だ、という印象があったのだ。

逆に言えば、Boxsterは「重厚」だ。と言うよりも、それは(たぶん)20インチを履く事あたりから設定が詰められていった、Boxster GTSが重厚なのであって、標準で18インチを履くBoxsterやSは、もう少し軽快かもしれない……しかしなんとなく、こうやって書いているうちに、Porscheは全体に「重厚」なのではないか、という気もしてくる。そもそも、「軽快」と「重厚」の二つの言葉しか使わないのがいけないのだが、Boxsterは、SLKの「ねっとり」に比べて「すっきり」した、けれども意外と「軽快」とは言いにくい車のような気がする。


◆トルクで乗るSLK350、回して乗るBoxster GTS

SLK350の軽快感を、私はギヤ比で説明したが、それに関して友人は「Boxterの(軽快にして)重厚な感じを演出している要因には、エンジンのトルクカーブがあるように感じる。上の方の圧倒的な吹けあがりとトルク感と比べると、やはり常用域である3000以下のトルクが相対的に少しだけ細いことで、常用域にわずかに「重さ」を感じた」と言っていた。

確かにPorscheの出力特性は、Boxsterにも911Carreraにも共通して、低中回転域と中高回転域に結構な差を付けているという特徴がある。それだけに、出足が重めに感じられるかもしれない。

友人は続けて、「一方でSLKはトルクカーブが比較的フラットで、常用域から十分なトルクが出ているため、低い回転域でも車が少し「軽い」感じを演出したのではないか」とも言っているが、この問題については、SLK350のエンジン「M272」の出力特性グラフがあればよりハッキリするのだが、残念ながらまだ見つけられない。


◆蛙の子は蛙

最後に、この悪友SLK350のオーナーの味わいある言葉で、今回の記事を締めくくりたい。

「大昔に乗って衝撃を受けた、あれは1987年式の911Carreraでしたが、今でもすごくソフィスフィケートされてはいるものの、雰囲気がそのまま残っているなという感想です。結局、PorscheもBMWもMercedesも、ずっとぶれない立ち位置を決める軸を持っているということなのかと、しみじみ思った乗り比べ会でした。」

「ステアリング・レスポンスだけではなく、エンジンの吹けあがり、サスペンションのセッティングなどのすべてが、三位一体となってMercedsの世界が成立していると感じています。今回のSLKを初めて運転したときには、そのMercedes臭があまり感じられず、ベンツもやればポルシェができるじゃない、と感じたのですが、本物に乗せてもらったらやっぱりベンツの子はベンツでした、というオチです。」
ブログ一覧 | ポルシェ・ボクスター | クルマ
Posted at 2015/08/29 20:30:53

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この記事へのコメント

2015年8月29日 23:25
こんばんわ~突然のコメ、失礼致します。

興味深く、拝読させて戴きました♪
ドライバビリティやスタビリティなど語るに及ばずの身..けど司令塔であるコックピット(鶏小屋)でが狭く苛まれる貴兄の参考になれば..です。

身長182cmの小生の経験則ですが、981がベスト!
R129はヒップポイントを下げると、背もたれが立ち、R171の方が快適です。
サイズとパッケージングは、決して、整合しない..参考になれば~です。


コメントへの返答
2015年8月30日 22:50
typerkeithさん、初めまして&こんばんは!最初のコメント、どうもありがとうございます。

ご丁寧に読んでいただいてありがとうございます。コックピットの意味って今まで考えたことがなかったのですが、なんと鶏小屋とは(笑。検索ついでにスチュワーデスの語源も見えて、面白かったですw

で、コックピットの広さや雰囲気の比較は書かなかったんですが、SLKにはMercedesらしい優雅さがあったような気がします…がよく覚えていません(汗。車幅は両車10mmしか違いませんが、Boxsterはリヤのフェンダーが最大幅なので、車内幅はSLKの方にゆとりがあったかもしれません。

R129っていうと…先々代のSLですね!Wikiで画像見ました。カッコいい!でも座りにくかったのですか。そういえば友人のSLKはシート調整を全然しませんでした(汗。こんど色々やらせてもらいます。でも私の場合、981もPDKはともかく、MTがきちんと操作できるポジションを見つけるのには苦労しましたけどね(汗

それよりtyperkeithさんのカレラ4、ボディとホイールの組み合わせにすっごく親近感を覚えます(笑!しかもふっくらしたリヤフェンダー、4は色気がありますね(^^)
2015年8月29日 23:30
すごい!雑誌のようなインプレッションでした。
最後の「PorscheもBMWもMercedesも、ずっとぶれない立ち位置を決める軸を持っているということ」ここが印象的でした。
私はメルセデスは所有したことがないので分かりませんが、ポルシェとBMWは共に運転する楽しみはありますが、方向性は違いますものね。

それとすいません。こちらのコメントで一緒にさせていただきますが、前回のブログも興味深かったです。
スポエグの音はやはりいいですね。(*^ー゚)b
私だったらついつい回してしまうと思います。(笑)

そして掛かっていた曲。私もジャズラップが好きで、US3も良く聴いておりました。あと同じような系統で、ギャング・スター(Gang Starr)なんかも好きでした。
最近あまり聴かなくなってはいますが、それでもたまに聴きたくなったりして車で掛けたりしています。(^o^)/
コメントへの返答
2015年8月31日 0:21
ゆきんちょさん、こんばんは!コメントありがとうございます。

ご丁寧に読んでいただいて、ありがとうございます。ある日から、文末を「ですます調」から「である調」に変えたら、急に雑誌みたいになりました(笑。

ゆきんちょさんと同じく、私はBMWからPorscheに来た(でもゆきんちょさんほどのキャリアはないです)のですが、「濃い」友人はAudiや、そのずっと前(というか学生時代頃)からイタ車、フラ車など色んな所から、現在MercedesとBMWに来ています。おかげで色々と勉強になります。

BMWのことは今回ちょっと比較のたとえに使っただけでしたが、「ねっとり」系より「すっきり」系ですね。そうだ、「さっぱり」にしようかな(笑。最初はPorscheのことをそう書いていたんです。

だけど最近のBMWのハンドルは本当に軽くなりましたね。私が初めて乗ったE91-320iツーリングは、重くてビックリしました。でもそれが良かったんですけどね。あ、でも前乗っていたF10-523iはやや粘りがありました。リヤまで動くアクティブ・ステアリングが良い具合に働いてました。

前回の方もお読みいただいてありがとうございます!スポエギはスイッチを入れるとホントにうるさいです(笑。でもOFFの時の音も良いです(OFFでもスポエギであることには変わらないので)。これが最初から着いてて良かったと思います(もしオプションだったら高いのでパスw)。

US3良いですよね!最初の三枚が好きです。Gang Starrは一枚だけ持ってます。他にはArrested Developmentの最初の頃が好きです。それからDigable Planetsも。あとJamalskiって人も手に入るアルバムが限られてますが面白いですね。マフラーとタイヤの音が鳴り響く車の中で聴くのに合いますよね(笑!
2015年8月29日 23:42
スパグラさん、こんばんは。
実はオープンに乗るとしたら?という問いかけは、昨年来周期的に盛り上がりと鎮静を繰り返しております。

今までの候補は3台、ボクスターGTSとAMG SLK55とALPINA B4カブ。
そのうちの2台の乗り比べ、とても興味深く拝見させていただきました。
インプレッションですから、感覚的なものの個人差はありますが、ニュアンス的なものまでも、忠実に伝えようとされる中身に惹き込まれたのと同時に、改めてオープンの素晴らしさに魅了されました。(^^;;
コメントへの返答
2015年8月31日 0:58
Michael_01さん、こんばんは!コメントありがとうございます。

そういえば、今回の試乗記は、どっちもオープン・カーでした。あれーそのこと全然触れていませんね、私(笑。

せっかくだから思い出してみます…ご存知の通り、SLKはハード・トップで、Boxsterはソフト・トップですね。友人は、幌が心配なので、ハードが良いと言ってました。開け閉めを見せていただきましたが、トランクにすっぽり入るのは凄いですが、それだけに荷物が入りにくくなると思いました。Boxsterのリヤ・トランクも大して大きくないですが、フロントにも深いトランクがあって重宝しますね。

オープン時の開放感は…友人のシート位置を動かさなかったせいもありますが、Boxsterと比べてフロント・ウィンドウが近かったかな。もっとも最近私は、Boxsterの背もたれを倒してふんぞりかえって運転しています(笑。この癖はF10に乗っている頃から強まってきましたが、とりわけオープンにした時は寝そべっている方がずっと気持ち良いです。でもSLKだって、そうできるんじゃないかな?

ただ先代のSLKなので、現行モデルはちょっとずつ違うかもしれません。しかもAMG SLK55となると、随分良いでしょうね。ただ7ATの感覚がどうかということだけ、私は気になります。PorscheのPDKなら間違いないですね。ALPINAはF10と同じZFの8ATをリファインしていますから、そう悪くないでしょうね。こちらは4シーターなので、使い勝手も良いでしょうね。でも、いっそのこと911Carrera4Sカブリオレなんてどうでしょう(笑?
2015年8月30日 0:11
今晩は!。SLKのねっとりの表現解る気がします。ここ最近のベンツには乗っていませんが、今までベンツの第一印象は、重厚な中で懐の深さがあって誰でも狙ったラインをトレースできるよな感じなハンドリングで、ポルシェやBMWとは方向性も味付けも当然ながら違いましたよね。
弱アンダーながらでも、高次元で高い速度レンジでの弱アンダーな味付けだな~って、素人ながら思いました。
近年ではSLKもMT車が用意され、是非Z4にも用意してほしいところです。

私は個人はGT4、最近での憧れの車です。

また、アクティブ・ステアリングについても、現行の523をロングラン試乗する機会が有ったのですが、
凄く感動したんですが、やはり他の方の記事でも見た事が有るんですが、E60のアクティブ・ステアリングは熟成度不足だったんですね。
コメントへの返答
2015年9月3日 15:35
T・T・W saku×momo papaさん、こんにちは!お返事が遅くなって済みません。コメントありがとうございました。

そういえば記事を読み直していて、肝心の足の違いに触れてないことに気付きました。何といってもMercedesの足回りは相当造りこまれているでしょうからね。あの優雅な乗り味にすごく貢献していると思います。それだけのために選ぶ人もいるかも。

Boxsterはスポーツ・シャシーという固い固定足が選べますけど、結果的にはPASMにしておいて良かったと思っています。よほど平坦な道ならそれを固い方に設定しますけど、ふだんは柔らかい方のままで、それでも十分シャープでクイックです。もちろん乗り心地はSLKにはかないませんけど。

GT4はスポーツ・シャシーが標準ですね。PASMも選べたかな?相当スポーツ寄りの車ですね。911CarreraSと同じ3.8Lのエンジンはすごいので、ちょっと惹かれますね。カッコいいし!

まあそういうのは手に伝わるハンドリングの方で、SLKでは、まとめて「ねっとり」感として体感するんでしょうね。優雅です。素晴らしいです。車って総じて弱アンダーに造るんだそうですね。そのさじ加減が、SLKはうまいのだろうと思います。ただ、アクティブ・ステアリングが結構急でした。F10はリヤまで動きますけど、うまいですね。気持ち良いし。一時期でもああいう車に乗れて良かったと思っています。

現行のSLKは2LにMTを設定したんですね。Z4にもあれば良いと思いますね。Porscheの販売戦略では、MTの設定があるかないかでライバル車へのアドバンテージを示していました。ほんとにMTに戻って良かったと思っています。ありがとうございます。
2015年8月30日 0:58
なるほど〜、メルセデスは長時間乗った事は無いので非常に参考になりました。一見短くてスポーティに思えても、エンジンや車体など一貫してメルセデスの乗り味になっているのですね。

ボクスターの「すっきり正確だが重厚」というのは、やっぱりスポーツカーとしての立ち位置で造られているからではないでしょうか。自転車でもラケットでも上級者向けの製品は剛性が上がって入力に対するレスポンスがダイレクトで誤魔化しが効かないため、正確だけれど重厚な手応えになる気がします。そこがまたはまると楽しいのですけれど。

しかし、車体の大きさを考えるとボクスターGTSの1360Kgは軽いのですね。キャンバストップですがMRなので相殺される感じですが、それであの剛性ですからポルシェの車体造りはたいしたものですね。とうとうマイナーチェンジで4気筒ターボになるという話も出て来ていますが、一体どうなるのでしょうか。
コメントへの返答
2015年9月3日 18:37
RANちゃんさん、こんばんは!お返事が遅くなって済みませんでした。コメントありがとうございます。

Mercedesのことはホントに良く知らなくて、SLKを調べていたらSLという車の小型版なんですね。そのSLは4,615×1,875×1,305mmで、ホイールベースは2,585mm、リヤのトレッドは1,635mm、その比は1.58と、SLKとほぼ変わりませんでした。車幅はちょっと大きいですが、ホイールベースが116iより30mm短いので、大柄のようだけど不思議にコンパクトな面白い車だと思いました。SLKと同じエンジンの350というバージョンが1,248万円もするので、恐ろしく高い車ですが。6シリーズ相当で2シーターという、BMWにはない種類の車ですね。その乗り味は、さらにMercedes的なのだろうと思うと、ちょっと知ってみたいです。

Boxsterも、さすがにこのSLKと比べると、固くてヤンチャな車という性格が、BMWとの比較以上に際立ってきます。ラケットのたとえ、面白いですね。Boxsterはガットを固く張ったような車だと思いました。それだけに微妙なコントロールができて正確に攻められますが、その反面、ミスが大きく現れて、私が以前縁石にホイールを当ててしまったのも、首を右に向けただけの微妙な動きが車に反映したのではないかと考えています。

1,360kgの軽さはPorscheの強みですね。SLKも重いですが、SL350なんかは1,790kgもあって、523iと同じです(笑。さすがにかなりまったりに感じちゃうだろうな。そうなるとSL550のパワーが必要になるので、じゃあやっぱりSLKの方がいいや、って戻って来そうです。

991も981もそれぞれ後期から、3L6気筒ターボと2L4気筒ターボになるようですが、低速トルクはNAよりかなり上がるでしょうから、乗りやすい車になって、今のような「重厚感」は薄まるのではないかと思います。私が今ちょっと興味があるのは、素の911Carreraのパワー感がどうなるかです。
2015年8月30日 1:07
スパグラさん こんばんは。

この両車に乗ったことはありませんが、スパグラさんの視点による、とてもわかりやすい比較試乗記をありがとうございます。文章の一言一句を懸命に読み取りながら、一気に読ませていただきました。結果既に乗ってみた気分になっています(笑)。

それにしても、このような悪友さん?が近くに居るのは毒かもしれませんが、毒は毒でも良い毒もある、逆に楽しい事の方が多いのではないでしょうか。羨ましいです(^^)/
コメントへの返答
2015年9月3日 21:17
fidさん、こんばんは!コメントありがとうございます。お返事が遅れて済みません。

ご丁寧に読んでいただいてありがとうございます。ちょうどfidさんもMercedesにお乗りになられていたんですね。後でコメントさせていただきます。

試乗記というのは時々書いていますが、いつも書き足りていない気がしますし、思い出そうとしてみると、乗っているときに色んな所を見忘れていたりチェックし忘れていたりことに気付いて、結局漠然としたことしか書けないのが悔しいですね。本当は一日くらい貸してもらって、メモを取りながら色んなステージを走り込めたら、もっとたくさんのことが書けるだろうに、と思いますが、そう考えてみると、じゃあ自分の車でやってみれば、という事になって、fidさんは丁寧にやられていますが、私はまだかも(汗。

本当に良い毒ですね(笑。ワクチンじゃないですが、適度に打っておくことで、耐性が上がっていき、さらに強力な毒に立ち向かえるような気がします(爆
2015年8月30日 6:28
こんにちは!
私も以前にCLKを乗っていたことがありますが、スパグラさんと同じ印象です。
この頃のMercedesはGLK位しか試乗していませんが、以前と多少の違いがあるように感じられます。
GLKはFFですので特にそう感じられたかもしれません。
今度SLKの試乗に行ってみたくなりました。
コメントへの返答
2015年9月3日 21:40
kenta'sさん、こんばんは!コメントありがとうございます。お返事が遅れて済みません。

以前と多少の違い。そう聞くと、BMWも似たような感じがします。BMWは車種が増え過ぎた気がしますが、Mercedesの車種展開に合わせているようです。その結果、メーカーの個性が薄まっている感じです。FFというのも、BMWでは2シリーズでお目見えですが、色んな感想が出されていますね。

そんな中では、Porscheのカレラやケイボクは昔からの味が、否でも応でも色濃く残っていると思いますし、それがメーカーの意図でしょうね。もっとも、それ以外の車種は、私自身Porscheに詳しくないので、なんとも言えませんが。

同じようにMercedesも、伝統色が色濃く残っている車種と、そうでもない車種がハッキリしているのでしょうね。このSLK350は、私にはメーカーの個性がわかりやすい車でした。是非試乗して、インプレお願いします(^^)
2015年8月30日 6:46
オハヨーございます😊

確かにポルシェは低速では重苦しい印象ですよね?
しかし飛ばし始めると徐々にリズムが合ってくる!私はそう感じてます😌想定の速度域が違うのでしょうね??メルセデス、BMWと比べても自主規制のリミッターも違いますしセッティングがやはりドイツ御三家より上の速度域で作られてる!やはりスポーツカーメーカーなのですかね?😌

ただ個人的にはメルセデス、BMWに比べやはりアクセルペダル、ステアリング、タッチの部分がポルシェは重いので人間の感覚的に低速では重苦しく感じるのでは?という思いも感じます😌

ただこれも私見ですが今乗ってるグランクーペ(BMW)は超高速域の手前でもポルシェと比べ圧倒的に恐怖感を覚えます!逆に走り出しなどはポルシェさらにメルセデスと比べても軽やかで例えるならポルシェメルセデスは路面を潰しながら走る!というかアスファルトをまるで残雪を潰しながら走る感覚と違いBMWはステアリングに路面状況のざらつきもそこそこ伝えながらアスファルトの上を軽やかに滑るように発進する感覚に思います!ので町乗りではあのデカイ図体にも関わらずターボで低速トルクが強いのも相まってなかなか軽やかに感じます!しかし試乗車などでパワースペックがかなり低いBMWでもそう感じるのでスパグラさんのいうそのメーカーの狙ってる味付けなのかもですね??😊

なにかの雑誌で見たことありますがポルシェは乱暴な速度域で乱暴(大ざっぱ)な操作でリズムが合ってくるさらにそれに応える耐久性の凄さを感じる!とそんな感じの文章を見て私もなるぼとそうかも!と感じてます!

また様々なインプレッション楽しみに待ってます😉
コメントへの返答
2015年9月3日 22:45
car-catsさん、こんばんは!ご丁寧なコメントありがとうございます。お返事が遅くなって済みませんでした。

まず640iGCへの私の憧れから書きます(笑。前の車が523iで、それまでBMWのE世代の3シリーズ、1シリーズに乗っていた私には、新世代のF10-5シリーズは、画期的に素晴らしい車でした。今でも、今後あれ以上の車に乗れることはないだろうと思うくらいです。

ただ、それに慣れてきたら、次に乗りたくなった車の筆頭が、640iでした。ロー・ギヤードのギヤ比で、N55の素晴らしい6気筒ターボを上まで回して使えたからです。F世代の5シリーズに共通するシャシーの性能は十分にわかっていたので、さらにスポーティな6シリーズなら、私が気に入っていた味をさらに濃縮して味わえると思っていました。

たまたまF20-116iが増車になったので、いっそ2シーターのMTというニッチな選択をして今のBoxsterに代わってしまいましたが、もしも車一台で過ごすなら、640iGCは今も変わらず最有力候補の一つです。

次は私が初めて乗ったBMWのE91-320iツーリングのことを書きますと、今のF世代と違って、採用され始めのランフラットタイヤは重くて固くて、ハンドルも重くて、私のはノーマルのサスペンションでしたが、それでも結構固くて、それなのに不思議と運転がすっごく気持ち良くて、とにかくそれまでの国産車と全部違うので心底ビックリしました。4気筒2LのNAで、トルクも20kgmくらいの重い車でしたが、今でも、BMWらしさ、BMWのエッセンスというと、私にはこの車のそういう所をまず思い出します。

で、今のBoxster GTSですが、どうもこの320iの感覚にかぶる所が多い気が最近はしています。特にその重厚感が。「路面を潰しながら走る」ってたとえ方、良いですね!だから私には、BMWらしさもそこにスッポリ入るんですよね。

だけど、F20-116iはそこには入らないです。とにかく「軽やか」で、car-catsさんが「試乗車などでパワースペックがかなり低いBMWでもそう感じる」って書いてるのとまったく同感です。ところがこの車の場合は、それがすごく長所に感じます。ハッキリ言ってBoxster GTSより速いんじゃないかと感じるくらいです。特に走り出しが。だからこの二台の組み合わせで乗っていると面白いです(笑。

だけど、Boxster GTSの中高速域の加速力や高速域の安定感は今までのどの車とも違います。低速から高速までのハンドルの切れも素晴らしいです。街乗りとかじゃなく、大きなステージで大きな実力を発揮する車ですね。car-catsさんが感心した「乱暴」というインプレ、私もなるほど!と思いました。

car-catsさんもSLKのMTのインプレを書かれてましたね。私も共感しました!こっちの方がBoxsterよりずっと「軽やか」で楽ちんですね。私は「ねっとり」と書きましたが、ちょっとダルな感じが良い意味で上品です。それで、今回ようやく私にとってMercedesという車の基準の一つができてきたかなぁと思いますし、興味も湧いてきました。
2015年8月30日 8:05
スパグラさん、ご無沙汰しております。

良いお友達を持っておられるようですね、羨ましいです。
最近のBMW、メルセデス、ポルシェの三社に限らず
乗り比べると違いはありますが
以前ほど違いは大きくなく
全体的に薄味になってきたと私は感じています。

私は、30年ほど前に何度か乗ったナローのポルシェを忘れる事ができず
最新のポルシェ(991)には30年の進化を感じることができませんでした。
同時期に乗ったM3にも感動して今はBMWを選んでいますが。。。

車選びは難しいと最近しみじみと感じております。
コメントへの返答
2015年9月3日 23:52
だべささん、こんばんは!コメントありがとうございます。お返事が遅れて済みませんでした。

このお友達は大学時代もほぼ一緒でしたが、その頃は知り合いではありませんでした。たまたま職場で同僚となって改めてそんなことを知ったのですが、まさかそれ以来、ここまで縁ができるとは思いませんでした。もし学生時代に知り合っていたら、私の人生はちょっぴり変わっただろうと思います(汗。

30年前にナローのポルシェ(こういう言い方、初めて知りました(汗)に、何度か乗ったとか、同時代のM3だとか、それこそ羨ましいですね~(そういうのこそ、そのお友達の範疇の経験です(笑)。そして911Carrera4Sにまで試乗されて、満足されなかったんですか。それは車の問題もあるかもしれないけど、30年という切なくも戻れない時間への想いもあるんじゃないでしょうか…なんちゃって。

確かに、車の個性は近年ますますメーカーの差が減っている感じですね。そういえば私も数年前に一度だけ、空冷ポルシェなるものを少し運転させてもらったことがあります。そんなに驚くほどのパワーではなかったんですが、ちょっと変な操作をしたら知らないよ、なんて車に言われているような、なんとなく底知れない不気味さを持っていました。今のBoxsterGTSはずっと優等生です。私にはその方が安心して乗れるので大歓迎ですが(汗。
2015年8月30日 20:03
スパグラさん、

ご無沙汰です。

素晴らしい感性、分析力と表現力。
なんとなく感じてるメルセデスの味付けが表現されていてウンウンと頷いてしまいました。

私はBMWの「味付け」が好きですが、アウトバーンで疲れないのはメルセデス。圧勝です。
でも乗ってて楽しいのはBMW。
ポルシェはこの先絶対乗ってみたいです。できれば日本とドイツで(^^)
コメントへの返答
2015年9月4日 0:05
M5.Alpinaさん、こんばんは&ご無沙汰しております。コメントありがとうございます。お返事が遅れて済みませんでした。

お褒めのお言葉ありがとうございます。読んでお分かりの通り、この記事の半分は知識と経験が豊かな友人の感想や言葉で出来ています。私はMercedesのことはよくわからないので、今回は良い経験になりました。今までよりも興味が湧いたのはありがたいことです。

アウトバーンでの疲れという点ではやはりMercedesが勝ちなんですね。そう言えば、一度cleverarさんのC63AMGを東北道で運転させていただいたことがあります。すごく楽にすごくスムーズな動きを軽くやってのけて、良い車だなぁと思ったことがありました。今なら、その奥の旨みにもう少し敏感になれるかもしれません。BMWの楽しさの方にばかり目が行きがちだったので。

私にはアウトバーン経験はできませんが、東北道(こればっかり(笑)では、なかなか楽しい動きを見せてくれています。そのうちご一緒に高速道オフ会でもやれると良いんですけどね。
2015年9月1日 9:20
先日はBoxster&Caymanの試乗の機会をいただき、ありがとうございました。
あの時以来、我がZ4よりパワーがあって車重が軽いBoxsterが、街乗り試乗ではエンジンは重々しく、あれ?思っていたほどでは…と感じさせたのはなぜか、ずっと考えていたのですが、今回のスパグラさんの記事にいろんなヒントがあるように思いました。
当然、車齢は考慮しないといけないのですが、E85-Z4はエンジンはよく回り、ハンドリングは軽快(ハンドルが当時のBMWらしからず軽いという要素もある)、分かりやすいドライビングファンを感じさせるクルマです。
Boxsterは、Z4と比較すると街乗りはスイートスポットから外れている気がしました。エンジンの特性、じわっと踏むとじわっとしか出ないアクセル開度の味付け、がっしりとしたハンドリング、見切りのあまり良くないドライビングポジション、その全てがスポーツドライブに最適化されているようで、BMWとは宗派が違うなと実感しました。
ポルシェ、メルセデス、BMWは、我がメーカーのクルマはかくあるべきという哲学が貫かれているのが、やはり魅力的ですね。1社にどっぷりはまればとても安定したカーライフを送ることが出来ますが、それを飛び越えて違った哲学に触れるのも素敵なカーライフだと思います。
というわけで、先月からオープンカー買替貯金を始めました(笑)
コメントへの返答
2015年9月4日 0:46
boughさん、こんばんは!コメントありがとうございます。記事を書いてから宿泊出張があったり会議続きだったりで(汗、お返事が遅れて済みませんでした。

先日は楽しい半日にお付き合いいただいて、こちらこそありがとうございました。たまたまお店にBoxsterSとCaymanの両方があって、運が良かったですね。その試乗の組み合わせが、私が今の車を買う原因となりましたから。

だけど本当に、おっしゃる通りで、軽くてパワーがあるはずのケイボクが、存外重々しくて面白いものですね。改めて去年のboughさんの記事を見てみたら、同じことを書いてますね(笑。印象って変わらないものだなぁ。

boughさんのE85-Z4と比べるのは、正しくBoxsterやSのライバル比較になりますね。

Boxsterの見切りは、もっとシートを上げるとZ4くらい良くなると思いますが、フロント左右のフェンダーの盛り上がりが、ちょっと広めの車幅を意識させますね。Z4のサイズはコンパクトで良いと思います。

Boxsterのエンジンがちょっと重めに感じるのは、一つにはまだ新しいからと思いますが、出足がゆっくりめなのは確かですね。Z4のM54エンジンは名高い直6ですし、SMGも良い味を出してますよね。

Boxsterのハンドリングは本当にがっしりした感じという言い方がピッタリですね。それに慣れてしまうと、逆に他のどの車も緩く感じてしまいます。Z4は過度な緊張を強いない美点がありますが。

Z4も十分に速いですが、Boxsterのスイート・スポットが街乗りから外れているのも確かでしょうね(街が全部高速道路で出来ていればいいんですがw)。でもオーバー・スペックな車ならではの「味」というのがあるのも確かで、私は最近は「150馬力で楽しむBoxster GTS」なんて記事を書こうかと思っています(笑。

私はまだまだ修行中ですが、違った哲学、違った宗派は新鮮です。ボクサー6もさることながら、やはり「MR」って所がその根幹かな。ハンドリングや剛性感の違いも、すべてそこに起因していると感じています。あっという間に貯金が貯まることをお祈りします(笑!
2015年9月1日 9:44
活字が苦手なので到底読みきれませんが、また随分とコアな読者を抱えられましたネ♪

まあワタクスのなかなかオクルマが出てこないブログの読者も、別の意味で若干コアですが・・・(;^_^A アセアセ
コメントへの返答
2015年9月4日 1:05
aoshunさん、こんばんは!コメントありがとうございます。お返事が遅れて済みませんでした。

aoshunさんほどの文章フェチが活字が苦手とは到底思えませんし、そんなaoshunさんのブログの読者である私も若干コアということになるので、イイ勝負ではないかと思われます(汗

…はともかく、メルセデスって上質だし乗りやすいですね。さすがaoshunさんのサブ・カーであり続けるわけです。
2015年9月8日 20:05
スパグラさん
知識の浅い私でも意味が分かる(分かった気になる)記事で読んでて大変楽しかったです。スパグラさんの豊富な経験と知識がないと書けない記事ですね。ほんとうに素晴らしいです。
ボクスター購入してからというのものクルマに随分と興味が出てきたので、メルセデスの「ねっとり」した味を体験してみたくなりました!
コメントへの返答
2015年9月9日 19:57
boxsters981さん、こんばんは!コメントありがとうございます。
ご丁寧に読んでいただいてありがとうございます。本当には、車の経験や知識はとても豊富とは言えないです(汗。自分が開けた小さな覗き穴から見えた世界をつたなく書き表しています。ありがとうございます。そんなことより、boxsters981さんの文章のリズムは素晴らしいです!着眼も感性もとても勉強になります。
Boxsterは面白い車ですね。でも私はまだその面白さをうまく書けていません。boxsters981さんの記事をこれからも楽しみにしていますね。「ねっとり」は是非体験して、これも記事にしてくださいね!

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何シテル?   07/14 02:42
Porsche Cayman GT4に乗っています。他にBMW320dツーリング(G21)が妻の車です。 ハンドルネームの「スパグラ」は、初めてのBMW車...
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