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2015年10月09日

MRのBoxster GTSから見たRRの911 Carrera S

MRのBoxster GTSから見たRRの911 Carrera S Boxster GTSのMRらしさとは何か、ということが気になっていた。9年前のBMW初体験以来ずっとFRに乗ってきたので、FRとの違いからそれを考えてきた。

たとえばフロントにエンジンがないからハンドリングがクイックで正確だとか、重いエンジンが車の中央部にあるから剛性感が高いとか、重量バランスが少しリヤ・ヘビー(46:54)だから後輪の働きが良いがタイヤが減りやすいとか。

そんな中で同時に気になっていたのが、他ならぬPorscheのRRだった。FRとは逆の方向、つまりRRとの違いからMRらしさがわかるのではないか、と。
今回、運良く911 Carrera Sをゆっくり試乗するチャンスがあったので、まずは比較は後回しにして、ほとんど初めてのRRの感想から書く。

             *       *       *       *       *

最初に驚いたのは、エンジン音が後ろの、しかも遠くから響いてきたことだった。たとえて言えば、それは真後ろを走る別のスポーツ・カーの爆音と響きのようだった。そして広い道に出てみれば、45kgmのトルクと400ps(なんて実は中々は出せないが)の強大なパワーが路面を蹴飛ばすような走り方と、同時に一瞬重さがフッと消えるステアリングの感覚にも驚いた。

後でろいろ考えてみても、この車の特徴は、結局はこの二つ――リヤから響き続けるエンジン音と路面を蹴飛ばすような走りに尽きると思った。

たとえば、ちょっとした坂を登る時にでも、そんなRRらしさはいっそう強く感じられる。これは車好きにはたまらない「萌え」要素で、峠のヒル・クライムなどでは相当な威力を発揮するだろう。

また、そんな豪快な加速であっと言う間にスピードに乗った後でも、リヤに集中したトラクションは、タイヤが一瞬鳴くほど路面を蹴ってさらに車を加速する。尻の先から響き続ける爆音の量や質の変化が、逆にドライバーへアクセル開度の変化を伝えてくれる。

多少の距離や時間を軽く吹き飛ばしてしまうような走りには、こんな壮快感もあったのか、と今さら驚いた。何時間並んでも繰り返し乗りたくなる遊園地のアトラクションのようなもので、走ること自体が目的になり得ると思った。



911 Carrera SからBoxster GTSに乗り換えてみると、ダイナミックなパワフル感はCarreraに劣るものの、コンパクト感や軽快感はBoxsterの方が勝っていると感じた。長さで10センチ短く、重さで90kg軽いせいもある(逆に言えば大差という程ではない)が、それはもっぱら、重たいエンジンが車の中心部にあるMRのメリットではないかと思う。

たとえば、少しスピードを保ったままクルッと路地を曲がった時には、Carreraはどこか(たぶんリヤ方向)に重さが残る感じがあるが、Boxsterはクイックで安定感がある。

乗り心地もBoxster GTSの方が良かった。911 Carrera SのPASM(アクティブ・サスペンション)は案外柔らかく意外な揺れ、特にピッチングを感じた。それでいて路面からの突き上げはBoxsterより強かったのだ。ちなみに幅はいくらか異なるものの、両車は同じ20インチを履いている。

周知の通り、Carreraのリヤはマルチリンク・サスペンションが使われていて、よくBoxster/Caymanとの差別化の象徴のように言われるが、大きくリヤ・ヘビー(38:62)のRRには必要かつ装着スペースがあるから採用されたのだと思った。それでもあの乗り心地なのだから。

それから不思議と911 Carrera Sの方がハンドルが重く、また、滑らかでねっとりした感じがあった。Boxster GTSの方が軽くクイックで精細度が高い。逆に言えば遊びが少なく、ややセンシティブでさえある。別の表現をするなら、Carreraの方が上質感があって、私は以前BMWの5シリーズに乗り換えた時の優雅な感触さえ思い出した。

ボディ前半部の機構的にはCarreraとBoxster/Caymanは似ているはずなので、この違いは味付けの差ではないかと思う。そしてその理由は、フロントのトラクションが抜けやすいRR特有の挙動への対策ではないだろうか。



この記事の最初に、911 Carrera Sの特徴は、リヤから響き続けるエンジン音と路面を蹴飛ばすような走りの二つに尽きると書いたが、私はこの車で市街地から郊外の一般道や高速道路をちょっと元気に走ったに過ぎないので、もしもサーキット場や峠を攻めるように走ったら、その特徴はさらに大きくまたは新たな相貌を伴って現れると思う。

たとえば、街中の路地程度の低速コーナリングでは、リヤ方向に残る重さのネガしか感じられない挙動が、サーキット場や広い峠道なら、リヤにトラクションが残りやすいRRならではの、積極的なアクセル操作を用いた中高速コーナリングに様変わりすると思う。スキーで言えば、ターンのたびに雪面を押し出して加速するカービング・スキーのようなものかもしれない。

ただし、そういう走りを実現するには、それなりの状況と判断力とテクニックを要する。特に、リヤの強力な駆動力を、時々接地感が薄まるフロントのステアリング操作で制御しながら、車を安定して走らせる緊張感には、独特の匂いが伴う。

こんなことをしていたら、次の瞬間に何が起こるかわからない(991のSくらいなら実際は大したことは起こらない…と思う)、という警戒心を抱え込んで走るのは、なかなかスリリングな体験だ。
911 Carrera Sの魅力は不安定さの中にあり、それこそがこんな「じゃじゃ馬」を乗りこなす醍醐味なのだろう。

             *       *       *       *       *

改めて、Boxster GTSのMRらしさとは何か。
それはやはり、FRとの違いとほぼ似ながらも、RRとの違いから少し詳しくなったようだ。

一瞬接地感が消えるようなRRほど極端ではなく、適度な重みを持って、ハンドリングがクイックで正確だ。そして、エンジンが車の中央にあるための剛性感や軽快感、安定感は、やはりMR固有の魅力だった。少しリヤ・ヘビーの重量バランスは、前後のサスペンションを効率的に生かした快適な乗り心地と挙動の安定感を保ちつつ、リヤのトラクションを効率的に生み出している。
そしてその奥の方には、…スリリングなRRの挙動が見え隠れしている。

ブログ一覧 | ポルシェ・カレラ | クルマ
Posted at 2015/10/09 22:21:16

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この記事へのコメント

2015年10月9日 22:44
こんばんは、科学してますね。d(^_^o)

僕はRRの走りは(競艇の)モーターボートに良く似ていると思います。
ポンポン跳ねるフロント、リヤを回りこませ操る操縦性、鋭く危ういフロントの感覚。
特にスロットルで回転関係を調節したり、鋭く向き変えして直線的に立ち上がるターンインはほぼ同じと言ってもいいくらい。

基本リヤステア、リヤの駆動力で動きを極める。
今の体勢からラインを逆算してリヤをコントロールし、狙ったラインに乗せる醍醐味だと思いますね。

切れ味鋭くクセもなく、狙った通りのラインをトレースしてタイヤの限界に集中出来るMRもイイですが。
RRの面倒臭さもなかなか愛おしいものがありますね。(^.^)
コメントへの返答
2015年10月9日 23:35
サンデさん、こんばんは!早速のコメントありがとうございます。

いえいえ科学なんてレベルじゃないですが(汗。身体で感じたことを頭で整理するのには、ちょっと苦労しました。ついつい(おぼろげな)知識で片付けようとしちゃうんですよね。それに自分の愛車と高値の試乗車とでは、見る目も影響を受け勝ちですし。

それはそうと、モーターボートのたとえ!なるほど、さすがはハイ・パワーな911GT3を乗りこなしているサンデさんですね。Carrera Sを私が恐る恐る動かしているのとは、レベルが違います。リヤステアなんて、教えられて超納得ですが、悔しいながらも、インプレを考えたり書いたりしている時には気付きませんでした。

馬やバイクがウィリーしているような動きだとは思っていました。後ろだけで立ち上がって、一瞬のうちに頭を振るんですね。車でそんな動きができるのはRRだけですね。なんと迫力のあること!そしてそんな動きにはまると、ますます大きな後ろ足の力が欲しくなるんでしょうね。

こうやってRRのすごい話と比べていると、となんだかMRがとてもおとなしくてカワイイ奴に見えてきて、それはそれで危なそうです(汗。
2015年10月9日 22:47
すみません「回転関係」ではなく「旋回半径」です。f^_^;)

イイとこ突いてくるブログを見るとつい嬉しくなっちゃいますね〜。
コメントへの返答
2015年10月9日 23:37
サンデさん、たびたびありがとうございます。訂正了解しました。

いやー、ちょっとBoxsterに乗ったからって、Carreraのことを知ったように書くのは冷や汗ものです。まして大物サンデさんの前では(汗…ありがとうございます。
2015年10月9日 23:12
こんばんわ♪

言わずもがな、ポルシェの歴史は911の歴史と、銘打って現在に至るのは、車好きなら知っての通りですね。
やはり、RRのレイアウトで継続する以上、看板車として沽券に恥じぬ開発は、察するに余りあります。
黎明期にRRで溢れていた市場も、淘汰され、懐疑的に陥った頃もあったでしょうが、それを打破した、一つの答えが、MRだったのしょうね。
この回答が、模範解答だったか、否か、個々の嗜好に委ねるところ(^-^)

小生も、ボクスター所有時、カレラSの試乗に恵まれ、湾岸~首都高と堪能しましたが..
スパグラさまが、↑でおっしゃる理由で、ボクスターに軍配です。飽くまで個人的、にです。

でも、MRがRRを絶対に越えられない事~ネガティブな側面も、911だからこそ頷いてしまうカリスマ性でしょうか~

小生も、あと10年若かったら、RRをチョイスしたでしょうが..年寄りに優しいカレラ4を選択しました(^▽^笑)



コメントへの返答
2015年10月10日 0:11
typerkeithさん、こんばんは!早速のコメントありがとうございます。

そういえば、PorscheはFRを出していた時期もありましたね。その一方で、ずっとRRにこだわってきた。そして986以後はずっと、MRをラインナップに加えていますね。

記事の締めに書こうと思ったのが、「CarreraとBoxsterの違いはグレードではなくて、RRとMRという機構の違いだった」とかでしたが、何となくなんだかなぁ…と思って、ほかの色んな蛇足と一緒に削除しちゃいました(汗。

今改めて考えてみると、そんな言葉じゃ締めにならなくて、振り出しに戻っちゃいますし、そもそもCarreraとBoxsterの比較が目的じゃないですしね。

でも実際は、まだBoxster歴は一年にも満たない私ですが、いつかそのうちCarreraに乗りたいなんて思うのだろうかと、時々考えます。だからやっぱりCarreraとBoxsterの比較の方にも、おのずと頭が向いてしまいました。

それに、そもそもCarreraって何だ、という興味もありました。だから時々、BoxsterからCarreraに乗り換えられたtyperkeithさんのことも考えていました。そして私も、Carreraなら四駆が良いかな、なんて思っています。RRベースの四駆って、面白そうですね。

でも今はとにかく、私にはまだまだベールに包まれている、左MTのMRを乗りこなす術を、楽しみながら身につけて行きたいです。
2015年10月10日 0:40
こんばんは。
僕の4台ポルシェを経験した中でのお話をさせていただきます。
ただし、僕はスパグラさんのようにデータからではなく直感でしかコメント出来ないので間違った事を言うかもしれません。

僕は、996 カレラ4S、987 ケイマンS、997 カレラGTS、ボクスターGTSに乗りました。
この中で一番速かったのは997カレラGTSで、一番怖かったのも997カレラGTSでした。
とにかくフロントの接地感のなさが気になってました。
普通にまっすぐ加速する場合もダメでしたが、一番は中央道の上り坂の大きく弧を描く高速コーナーで加速する時、フロントがグリップしてないような感覚で物凄く怖かったです。

結論としては、今のボクスターGTSが速くはないけど一番コンパクトでハンドリングも楽しいクルマと思います。
コメントへの返答
2015年10月10日 1:26
スクデリさん、こんばんは!コメントありがとうございます。

貴重な経験談、とても興味深いです。お乗りになっていた4台のポルシェは、それぞれ個性が違う車なのも面白いですね。そして意外にRRは997カレラGTSだけなんですね。カタログを調べてみると、991のカレラSと大体同じくらいのパワーとトルクでした。

でもそのご様子を伺うと、997は相当じゃじゃ馬度が高かったようですね。991はレビューなどで、安定感が上がりすぎて詰まらない、なんていう言葉を見ましたが、それは997みたいな車があったからこそなんですね。

私が試乗した991のカレラSも、ゼロ発進でベタ踏みをすると、尻を小刻みに左右に振すりながら、フロントを少し浮き上がらせて、軽くなっちゃったステアリングで進行方向を修正しながら、前方に驀進する感じでした。Gも凄いので面白いんですが、ちょっと恐ろしい感じですね。

中央道のお話を読んでいたら、BMWのFRの話ですが、首都高を結構な速度で左カーブに入る直前に、なぜかふとフロントの荷重というかグリップ感が抜けてしまって、ハンドルを切った通りに曲がってくれよ…と一瞬天に祈ったことを思い出しました。無事に走り抜けちゃいましたけど、こういうのは二度と味わいたくないですね(汗。

私にとってボクスターGTSは、330psのMRというだけでも、かつてなく恐ろしいパワーのスポーツカーなんですが、乗り慣れてくると、スクデリさんがよく言われている「遅い」「速くはない」という意味が、ちょっとわかってきました。割とまったりギヤを扱うMTのせいかな、とか、NAの3.4Lのトルクってこんなものかな、とか、20インチのせいかな、なんて考えることがありますが、今回、カレラSと乗り比べて、初めて「軽快だ」と思えたのは収穫でした(笑。
2015年10月10日 1:38
911ってほんと唯一無二の存在ですよね。
ポルシェの歴史は、RRの不利を克服する歴史だった気もします。
RRが克服できるなら、他は簡単かもしれません。

今のご時世、この強烈な独特の乗り味は、もう他にないですもんね。

コントロール性だけなら、FRが一番なんでしょうが、簡単なだけじゃつまらないって言うのは、ほんと人間はワガママだと思います笑
コメントへの返答
2015年10月10日 1:58
2315さん、こんばんは!コメントありがとうございます。

こうやって正面から(とも言えないか)911Carreraを捉えて考えてみると、不思議な車だとつくづく思います。RRとか本当に変態的ですね(笑。でもその味わいが、それにしか実現できない、独特なものですから。だから2315さんのGT3のインプレ、実はちょっと期待していますw

FRは適当にテールスライドしてくれるので、扱いやすいですね。でもバランスの良いMRのコーナリングはさらに爽快で、タイムも良いです。ただ、よくとっちらかっちゃうんですよね…。RRは難しすぎて、タイムさえまともに出したことがないです。今度真面目にリヤステアを練習して、ベストラップを目指してみようかな…あ、おわかりの通りグランツーリスモ6の話ですが(爆
2015年10月10日 2:07
こんばんは!

ポルシェ乗りの人の話を聞くことはあまり無いのですが、雨の日には相当気を遣うとか、結構怖い思いをするとか、、漏れ伝わってきます。。
本音を言うと、面倒くさい車なのかなぁなんて想像しちゃいます(笑)

この911は、色がワタシ好みで格好いいですね(^O^)
コメントへの返答
2015年10月10日 2:30
clevelar@さん、こんばんは!コメントありがとうございます。

雨の日とか、意表を突く攻め方ですね(笑。試乗車はたいがい晴れの日に乗るし、自分のBoxsterは(必要があれば使いますが)、本来雨天向きじゃないですしね~。ちょっと前にスリップ・サインが出ちゃって、タイヤ交換する直前までは、雨にはちょっと気を使いました。あ、それはどんな車でも同じか(汗。

でもこのRRの王道、911 Carrera Sだけは、たとえタイヤが新品でも、道が濡れている時は、多分あまり踏み込まない方が良いだろうと思います。逆にゆーったり走っているだけなら、どんな天気だろうと普通の良い車ですが、そんな走りしかしないなら、こんな高い車は無駄ですね(汗

確かにclevelar@さんのC63AMG系の色ですね!私も自分のHNに近い色だなぁと思いましたwでもブイブイ言わせながら走っていると、もうちょっと目立った色でも良いかなぁなんてことも感じました。
2015年10月10日 7:46
スパグラさん、おはようございます。
思わずカーグラ誌の一頁を読み漁るように惹き込まれました。(笑)

以前からRR故か、ポルシェについては独車の中でも、立ち位置が独自という感覚を抱いておりました。
また997以前のカレラについては、雨天時の高速道路上でのスピン事故の記事を、何度か見た記憶があります。
やはりスパグラさんのコメントにもあるように、RR故の癖というかフロントグリップの甘さを、どう克服した走りを体得するかが肝要だと感じました。

ただ私の7尻を引き継いで頂いた、レーシングドライバーでもあるみん友さん曰く、「ポルシェは特徴を掴みさえすれば、特殊なテクニック無しに?誰もが速く走らせることの出来る市販車!」だそうです。(^^;;

ポルシェ、間違いなく一度は所有してみたい車ですが、感覚的にはアルピナの方が自分には合うような気がしています。


コメントへの返答
2015年10月11日 22:31
Michael_01さん、こんばんは!コメントありがとうございます。

拙い感想ですが、ご丁寧に読んで、お褒めのお言葉まで頂いて、どうもありがとうございますm(_ _)m

立ち位置が独自、とは、さすがMichael_01さんですね。私は今回ちゃんと試乗するまで、真面目にPorscheやRRについて考えていなかったことが、今更わかりました。

997以前と言えば、つい先代まではそんなに危ない車だったんですね(汗。いやいや。。

そんな私の乏しい知識でも、RRはコントロールが難しいから、Porscheは四駆モデルも造った、という話は聞いたことがあります。それで今回、車を返した後でディーラーの方に改めてその事を聞いてみたら、911 Turboクラスのハイ・パワー車になると、RRではまともに走れないという答えでした。

でも、そのレーシング・ドライバーのみん友さんのおっしゃりようは良いですね!なんだか勇気づけられます。ただしその「特徴を掴」むことが「特殊なテクニック」と同じであることを除けば(爆。

PorscheとALPINAは全然並べて比べられない車ですが、それぞれ独自の個性を究極まで突き詰めている点では素晴らしいし、同じですね。あと値段とか(笑。
2015年10月10日 8:18
スパグラさんらしい詳細な比較検討、大変興味深く読ませていただきました^_^。

素性の良さ、という点ではレーシングカーやスーパーカーのほとんどが採用している事から分かる通り断然MRですよね!ハンドリングの素直さ、トラクション性能のバランスが絶妙だと思います。

911を3台、ロータス1台を経て乗るFRは何とも安楽です。高速直進性など、公道メインならFRの安楽さはメリットだと思います。でもいつかまた乗りたい、と切に願うのはRR・・コレが正直な想いです♪
コメントへの返答
2015年10月11日 22:51
speed_masterさん、こんばんは!コメントありがとうございます。

ご丁寧に読んでいただいて、恐縮です。ありがとうございます。

今日もBoxsterGTSでちょっと走ってきて考えたりしていたんですが、やっぱり安定感がありました。それから、リヤが押し出してフロントが浮く感じも、RRほどじゃないですが、それにつながる感覚だなぁなどと思うことができました。でも、なぜか本物のRRそのものの感覚も身体のどこかに残っていて、妙な懐かしさも覚えます(汗。

Z4Mって、先日初めて、左MTのクーペを運転させていただくチャンスがあって、凄く面白かったです。E92M3やF10M5に通ずる「M」の迫力も感じました。色んな車それぞれの異なる個性に惹かれますね。
2015年10月10日 13:31
とても楽しく読ませて頂きました。

私の印象はワインに例えると、ボクスターはピュアな癖のないスッキリとした味わいで万人から好まれるワイン。
911は癖のある味わい深い熟成された味で、その味わいにハマり込んだら抜けられない魔力を持ったワインって感じです。
ただ、最新の911ワインは熟成された味わいの中に洗練されたマイルド化された印象です。

やはり、ロングホイールベース化や電子デバイスの進化がRRの渋味を上手くマイルド(洗練)された結果だと思います。
常識に考え、400馬力のRRを一般ドライバーが思いっきり踏みこめるなんてひと昔前ではあり得ない話ですもの。

先日、991カレラSを一晩お借りして色々な所を夜中走りましたが、高速道路含め法定速度内ではRRの癖を感じる事はなく、普通に走れた印象がありました。
ただ、其れなりに走り込むとある領域からはRR独自の世界(味わい)が感じられ、どっぷりハマり込んでしまいました。
特に、コーナーを攻め込んだ時は911の独特の走らせ方があるのが理解出来ました。

何れにせよ来月納車になりますが、久しぶりに本気で走り込んで少しでも911の本質を引き出したいと思っております。^_^
コメントへの返答
2015年10月11日 23:51
RENTAL親父さん、こんばんは!コメントありがとうございます。

ご丁寧に読んでいただいて、どうもありがとうございます。

ワインの喩え、わかりやすいですね。911CarreraSは、私にも、本当に濃い癖のある車に感じられました。

その後でBoxsterGTSに乗り換えてみたら、軽快で安定感があってスッキリして癖がありませんでした。おっしゃるとおりです。この車を軽快と感じたことはあまりなかったので、それも驚きでした。

でも、RENTAL親父さんも皆さんもおっしゃるように、現行のCarrera以前は相当じゃじゃ馬だったみたいですね。ちょっと知ってみたいような、みたくないような(笑。

その安定化の一因は、ホイールベースの延長と電子デバイスのせいなんですね。

そういえば、BoxsterってMRだけあって、Carreraよりホイールベースが長いですね。最初に知った時は意外な感じでしたが、エンジンを置くんだから、と気付いて納得しました。

ということは、Boxsterってその点から言っても、Carreraより安定度が高いというわけですね。逆に言えば、スポーツ度は低いと。

400馬力なんて、そもそも私には遠い世界ですが、この911CarreraSの試乗では、上まで回せるチャンスがほとんどなくて、なかなか性能を生かし切れませんでした。

だけど、むしろ生かせなくて良かったのかもしれません。私には危ないので(汗。だから私の体験なんて、ただの想像かもしれません。

911CarreraGTSの納車待ち(いよいよ来月なんですね!)のRENTAL親父さんは、さすがに慣れてらっしゃいますね。そういう人には、十分に手に入れる価値がある車ですね。

2015年10月10日 13:50
こんにちは(^^)

いつもスパグラさんの素敵なインプレッションを拝読しながらいろいろと想像を巡らせています。今までFF・FR・4WDの経験しかないので、MR・RRの、後ろからエンジン音が聞こえてくるという感覚はとても興味深いです。そして、本来フロントに詰め込まれている何百kgという部品がすべて空っぽなわけですから、やはりFF・FRとはまったく違うステアフィールなんでしょうね(^^)

911 Carrera Sの重量配分が38:62ということにもびっくりです。ものすごくリアヘビーなんですね。フラットな状態でこれだと、急加速中は極端な話ウイリーみたいなイメージでしょうか(^_^;)リアへの強大なトラクションが容易に想像できますし、なんだかこう…加速に直結するつくりだなぁと思います。フロントの設置感が薄くなるというのも、イメージがわきます。

車の全パーツの中でもっとも重たいエンジンが車の中心にくるMRは、コーナリング性能が最強なのではと思います。一方、リアにエンジンを積む911は、曲がっているときにリアが振り回されそうな感覚…オーバーステアのような感覚にならないのかな~と思ったりしますが、超高性能車ですからきっとそのあたりの制御は完璧なんでしょうね(^^)
コメントへの返答
2015年10月12日 0:06
k@zu1978さん、こんばんは!コメントありがとうございます。

楽しんで読んでいただけたようで嬉しいです(^^)どうもありがとうございます。

k@zu1978さんのコメントを読んでいて、私の感じたことがほとんど正確に伝わっているので、それも嬉しいです!まったくおっしゃるとおりです。

音はMRももちろん後ろからですが、背中越しです。でもRRはリヤの車内空間が、まるで巨大スピーカーのボディみたいな役目を果すので、文字通り、車内に響いてきます。実際、穴をあけて音を入れているらしいです。そんなわけで、本当に後ろから聞こえるのが、独特な感じです。

ステアフィールはMR、というかBoxsterGTSをしのぐものを体験したことがありません。結構敏感です。でも、常に修正が必要というほどではないんですが。ただ、今日もちょっと首を右に振ったら車がスッと少し右に寄ってしまいました。まあ面白いですw

911CarreraSの重量配分については、車検証で前軸と後軸の重量を確認して計算しました(最近、試乗車でも暇がある時は車検証も見ています。年式その他のデータがわかるので)。で、すごくリヤ・ヘビーで私も改めて驚きました。そして実際に運転していても、さもありなんという挙動をします。ウィリーのたとえもまさにそのとおりです。尻からグイグイ押し出しますし、そんな加速中は、ハンドルが浮いて軽くなります。

RRのコーナリングもおっしゃるとおりで、尻が振れる感じです。私は低速で曲がりましたが、速度が乗っていて、しかも多少の滑りを許容するモードになっていれば、きっとオーバーになります。そのコツをつかむと、たぶん驚くほど瞬時にクリアできると思います。あーやばいやばい、危なそうなのでやらない方が良いです(笑。超高性能車だから制御は完璧と信じたいですがね(爆
2015年10月10日 18:39
夏にシートに座らせて頂いて、さらにエンジンをかけさせて頂いた時に後ろから音が聞こえてくることにワクワクしたことを思い出しました。(^^)
私はFRでしかスポーツ走行をしたことはありませんが、FSWの100Rなどでコーナーリング中に自在にラインを変えて走るポルシェの姿が羨ましく目に映っています。
FR以外の車でスポーツ走行してみたくなります♪
コメントへの返答
2015年10月12日 0:48
ita-M3さん、こんばんは!コメントありがとうございます。

その節はこちらこそお付き合いいただいてありがとうございました。場所があそこじゃなかったら、ちょっと走ってもらったんですけどね。今度またお会いしましょうね!

100Rでポルシェはそんな動き方をするんですか。というか、体験走行程度しかやったことがない私でも、100Rは自然にテールスライドしちゃって怖かったです(汗。FRでもそれですから、RRで初めてそんなことをしたらパニクっちゃいそうです。

ita-M3さんなら余裕でしょう!いつか実現させてくださいね。
2015年10月10日 19:58
こんばんは(^O^)。
911への『カービング・スキー』、
『じゃじゃ馬』のくだりの記事が、大きく
頷きながら読ませていただきました!。
いつもながらスパグラさんの文章表現力は巧みですね!。
読んでいて以前体験したことが整理でき、喉のつかえが
とれた感じです!。
コメントへの返答
2015年10月12日 1:08
ポアロさん、こんばんは!コメントありがとうございます。

お褒めいただいて、どうもありがとうございます。特にカービング・スキーの所をわかっていただけたのは嬉しいです(^^)以前から、車とスキーの似ているところが気になっていました。車の荷重移動も、スキーの経験から連想してました。

スキーってシャシーもサスペンションも自分の身体そのものなので、車どころかバイクや自転車以上に、重心の位置やスピードの上げ方や曲がり方や停まり方へのイメージと態勢作りやコントロールが直接的ですね。うまく走れた壮快感も抜群だし(っていうか下手ですが(汗

昔の話ですが、きちんと揃えた細くて長い板で、雪面を小刻みに削りながら滑り降りていた(というかうまく降りれなかったw)頃から変わって、両足を少し開いた幅広で短めの板で、雪面を押し出しながら大きめに曲がりながら滑り降りるカービングの出現にはビックリでした。その後しばらくして車にハマってスキーをやめちゃったので、よけいにそんな事を時々考えています。
2015年10月11日 23:03
私は911は997型をちょっと試乗しただけで991型はまだ未体験ですが、やはりリアエンジンのトラクションに感激した記憶があります。まるでバイクのようにリアのトラクションがかかってコーナー脱出出来るので非常に面白く感じましたが、色々なステージで乗っていくと、前輪荷重の少なさが気になる場面が出て来るのですね。私は特に気になりませんでしたが、きっと走り込みが足りないのですね。そういう意味では4駆の911は良いとこ取りで楽しいのかもしれませんね。

車のバランスから行くとMRのボクスターの方がハンドリングが良い気がしますが、それを超える魅力を出すためにも、911の方がハイパワーで序列を崩せないのでしょうね。次期ボクスター/ケイマンは4気筒ターボになるので差が広がりそうですし。でも、WECのLMP1マシンもV4で他社のマシンより速いので、そこは問題無いのでしょうね(爆)。
コメントへの返答
2015年10月12日 1:38
RANちゃんさん、こんばんは!コメントありがとうございます。

そっか、リヤのトラクションはバイクと比べられるんですね。ウィリーするし(笑。バイクに乗らない私には、そこは気付きませんでした。

ということで、確かにコーナリングでもバイクと似たアクセル制御という一面もあるわけですね。ただ、バイクは傾けて曲がりますけど、車は、特にPorscheはロールが少ないので余計に、挙動の違いはありそうですね。

車との比較では、FRだとフロント荷重が鉄則ですが、MR、ましてRRになるとそれが効きにくいので、またちょっと違ったコントロールになるでしょうね。とはいえ、私もBoxsterGTSでちょっと元気に広いターンパイクを走った程度では、MRらしいテクニックなんてレベルには至らず、普通に楽しく走れちゃいました。まして試乗車の911CarreraSは言わずもがな。

パワーに関しては、もし試乗車が素のCarreraだったら、もしかするとBoxsterGTSの方が本当に速いと思ったかもしれません。でも、RRの加速は独特なので、どうかな。後期型ならトルクが全然違うので、素でも前期型のS以上の加速を、この独特なRRで見せてくれると思います。そこは楽しみだなぁ。
2015年10月13日 0:18
こんばんは (^^)

スパグラさんの記事や皆さんのコメントから、踏み込んでしまったポルシェのMR&RRの世界は奥が深いと感じています。

本格的なスポーツ走行は経験してませんが、FRはフロント荷重でアンダーを消す楽しみがありましたが、素性のボクスターってどうすべきなのか?手探りしながら山道を走っています。MRは立ち上がりのアクセルでオーバー気味と言うかinに向くのがFRより無理がないですね。GTSなら更に鋭いだろうなと想像してます。また、広い場所でPSMボタンを押し2速で急旋回させてみましたが、リア2に対してフロント1ぐらいのスライドでコマのように面白いくらい素直に回転して、MRのバランスの良さを実感しました (^^)

僕もスノーボードで重心位置を意識しますが、パウダーを滑る時は後ろ足を踏み付け前足を浮かせてターンするのですが、瞬時には曲がらないので早めの動作が必要になります。まだ未経験ですが911はそれに近いのかなと思っています。RRは難しいだけに、それを制する醍醐味がありそうですね♪
コメントへの返答
2015年10月13日 1:24
ディークさん、こんばんは!コメントありがとうございます。

そういえば、ディークさんの最新記事、万平ホテルのところまで読んで、そっちに夢中になって調べている内に眠くなって、いつの間にか忘れて日が経ってしまい、まだコメントしてなかった(大汗。PSMオフの挙動なんて、こんな記事を書いている私には、とても興味があるお話だったのです。後ほどコメントしますm(_ _)m

さて話を戻して…記事を書いてコメントをたくさんいただいて、結局RRの実体はだいぶハッキリしてきた気がしますが、肝心のMRが、FRでもRRでもない、みたいな曖昧さに、相変らず包まれています(汗。そんな中、MRで色々試されているディークさんのコメントは本当に貴重です!

(1)「MRは立ち上がりのアクセルでオーバー気味と言うかinに向くのがFRより無理がない」、(2)「広い場所でPSMボタンを押し2速で急旋回させてみましたが、リア2に対してフロント1ぐらいのスライドでコマのように面白いくらい素直に回転」というご指摘は面白いですね。

(1)は私はMRの怖いところだと思っています。旋回中でまだ横Gが残っている時にアクセルを踏むとオーバー・ステアでスピン!というイメージがあります。FRは「フロント荷重でアンダーを消す」のが原則なので、もともと旋回中速度も低めですね(リヤを滑らせる場合は別ですが…それでもカウンタが当てやすい)。

(2)私も一度、濡れた広いところで試してみたいなぁと思いつつなかなかチャンスというか場所がないです。MRはフロント:リヤが1:2くらいの回転なんですね。もしFRだったらフロントは軸となるだけでリヤだけ回転するって感じでしょうか。

まあ私の場合は、自宅近辺の一般道でトロトロ走って挙動を確かめる練習ばかりなんですが、MRは素早いコーナリングが得意だとか、上に書いた理由でスピンへの道が怖いので(もちろんPSMオン)、旋回完全終了後の初期加速が、リヤ荷重の大きいMRのメリットと感じているとか、その程度です。

スノーボードのターンのたとえ、RRの挙動としてわかりやすいですね!新雪だとスキーでも板の先を上げるのが鉄則ですから、やっぱり似た感じでしょうかね。しかし、こうやって挙動マニアになると、色んな事がしたくなったり、色んなタイプの車が欲しくなったりで困りますねw
2015年10月15日 6:38
MRとRRの違いについて興味深く読ませて頂きました。
991はホイールベースが延長されて、フロントサスを良く動く方向にして更に安定性の向上に向かっている感想が有りました。
RRは強大なトラクションを活かした走りで、コーナーからの立ち上がり加速は他では味わえない醍醐味なのと、ポルシェのノウハウなんでしょうね。
ボクスターは試乗した事が無いのですが、ショートホイールベースの旋回性の良さが楽しそうです。ホイールベースの違いもハンドリングに大きく影響してると思います。
両車共にウエット路面では細心の注意が必要なのは共通点に思えます。FRの安定したハンドリングの日常を過ごしていると、MR RRのヒリヒリするリアトラクションはスポーツカーの醍醐味だと思います。リアがスライドすると修正出来そうな気がしないです。
コメントへの返答
2015年10月15日 21:25
147-TSさん、こんばんは!コメントありがとうございます。

ホイールベースですが、先代のカレラは2,350mm、ボクスターは2,415mmで、ボクスターの方が65mmも長かったです。

現行モデルでは、カレラが2,450mm、ボクスターが2,475mmと、やはりボクスターが長いですが、その差は縮まって25mmです。

この両車のモデルチェンジでのそれぞれの拡大長はカレラ100mm、ボクスター60mmとなります。

以上の事だけから考えると、一貫してカレラの方が回りやすく、ボクスターの方が安定しています。

また、モデルチェンジによって、カレラの方が安定指向が強まったと言えそうです(147-TSさんのご感想通りですね)。

MRは前輪と後輪の間にエンジンを積むことがホイールベースが長くなる原因かもしれません。それでも、重量物が車両中央部にあることで、旋回が自然になると思います。

ちなみに、FRのZ4は2,495mmもあって、ボクスターより20mm長いですが、フロント・ミッドシップということで、前輪よりだいぶ後ろにエンジンを置いているのでしょうね。

私の経験では、直4の20iでしたが、運転した感じでは、ステアリング反応はちょっとゆっくりめだったと思います。

MRとRRの間で、ハードなコーナリング時のリヤの挙動はだいぶ違うだろうと思います(どっちも未体験なので想像w)。そしてFRとこの両車の間では、もっと違うかもしれませんね。

今度お会いしましょう、そして是非乗ってみてくださいね!
2015年10月17日 22:17
良いですね.

ポルシェのお家芸としてRRという唯一無二の特徴/癖を持ちながら50年以上作られ続けてきた911のカレラSと,スポーツカーとしてはより正統なライトウェイトMRとしてのボクスターGTSの対比ですね.

この記事を読むとまず,ボクスターGTSがとても「まとも」な車なのだなと思わされます.正攻法というか.一方で,911の妙な癖あるいは面白い特徴のようなものもコントラストとして浮き彫りになってきますね.

スペックとしてはお書きのように大差がないといえますし,さらに同じメーカーの作るスポーツカーなのに,そんなに違うんだなぁと単純に面白く思います.ある程度は意識して差別化/差異化を図っているところもあるとは思いますが,きっと根本的に違う部分が大きいのでしょうね.

それにしても最新の911がいまだにそんな特徴を持ち続けているのは,実は少し意外でした.というのもいろんな記事やインプレッションを読むに付け「最近の911は普通になった」といったような趣旨が目に付いていたからです.もしかしたら昔の911はもっともっとエグかったのかもしれませんし,現行の911も大分普通になってもそんな感じということなのかもしれませんけれども.

ただ自分としては,現行の911を買っても911らしさが味わえなくなってきているのでは?とちょっと思っていたところだったので,その考えを改める機会になりました.いや,自分で乗ってから言えよって話なんですけどね(笑 だからといって気軽に乗りに行くのも自分の中ではなんか違う気がしているので,もうしばらくこのまま妄想を膨らませることにします.
コメントへの返答
2015年10月18日 0:18
mashowさん、こんばんは!コメントありがとうございます。

「911」を「ナイン・イレブン」と読んでそのカッコ良さを私に教えてくれたのがmashowさんです。もう一つ、二駆なのに四駆と同じワイド・フェンダーのカッコ良い50th911を見に私を連れて行ってくれたのもmashowさんです(しかも私の目の前で真剣に買うか悩んでいた)。私がBoxsterに決めたと発表した時に「できれば911に乗って欲しい」と高いハードルを示したのもmashowさんです。さらにそのきっかけに、mashowさんの要望でディーラーにご一緒したというのもありましたね。そんなわけで、すでにmashowさんは私にとってすでにPorsche教の預言者であるのですよね。

おかげでBoxsterの次にCarreraがあって当然のような気持ちにもなりかけているんですが、落ち着いて考えてみると、もともと私はBoxster(またはCayman)には興味があっても、Carreraは視野になかったし、Boxsterへの興味も、FRのZ4とかなり違うMRのオープン・カーという所にありました。もっと言えば、BMWで目覚めちゃった感覚の延長にBoxsterがあったので、RRとかは行き過ぎというか、別の会社の車みたいな感覚であったのです。

という過去と現在の問題を整理するためにも、MRとRRを一度よく感じて考える必要がありました。その底には、自分が手に入れたMRの意味を、もっとハッキリつかみたいというのもありました。

で、その結果は記事に書いた通りなんですが、BoxsterとCarreraはまったく違う車でした。同時に、BoxsterはCarreraと太い血脈でつながった本物のPorscheだ、ということも実感できました。これがわかったのは良かった。やっぱり幾分かは、BoxsterってPorsche入門とか、廉価版Carreraみたいな気持ちがあったのですが、両方乗り比べてみたら、実感として、RRとMRの違い以外はまったく入門でも手抜きでもない車だと納得できたので。でも結局は、じゃあお前は次にRRが欲しくならなかったのか、と自問すると、それは別問題として残っちゃうわけですが(笑。

mashowさんは預言者なんだから瞑想じゃなくて妄想なんかしてないで、なんか違うとか言ってないで、さくっと「最近のは普通云々」なんて言われている現行991のRRを体験しましょうよ。特に尻の先でブーブー音が出るのと、爆発的なリヤのトラクションは、唯一無二の感覚として身体の奥底に刻み込まれること請け合いですから。
2015年10月20日 16:33
ご無沙汰しております。

激しく同意いたします。996、991と型は違えど4WDといえど基本は一緒。987、981もそうですね。

この文面読みながら回想しておりました・・・・

今はこの頭でっかちな国産FRにどう向き合うか・・・四苦八苦中です(苦笑)
コメントへの返答
2015年10月20日 20:28
KANE4♪さん、こんばんは!コメントありがとうございます。

こちらこそご無沙汰しています。遅ればせながら、納車おめでとうございます。素敵な色ですね!

Porscheに詳しいKANE4♪さんの同意をいただけてホッとします。といっても、私が把握できたのは、まだまだ入り口の辺りに過ぎませんけど。それで自分のMRとどう向き合うか、やっぱり四苦八苦ですね。

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