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スパグラのブログ一覧

2009年05月31日 イイね!

2005年式VOLVO V70のインプレッション

2005年式VOLVO V70のインプレッション愛車120iカブリオレのフロントバンパーがようやく本国から届き、先日から二度目の入庫となった。その代車として、今回は先代のボルボV70が来た。前車が320iツーリングだったこともあり、ステーション・ワゴンの草分けであるボルボにはちょっと興味があった。

大柄な外見や、ルーフから直角に落ち込んでいる角張ったリア・エンドは、さすがいかにもボルボらしいスタイルだ。落ち着きのあるフロント・フェイスも、この濃紺のボディにぴったりの上品な雰囲気に包まれて見える。たくさんの荷物と人を乗せて、ゆったりと遠い旅行に出かけたい、そんな気持ちを起こさせる姿だ。




実際に運転してみると、ステアリングは軽くしなやかで切れ味が良く、また大きなボディをスイッと前に出す力も持っている。ブレーキの効きも悪くない。FFではあるが、ごく自然な運転感覚だ。それで、以前試乗したアウディのワゴン車を思い出した。しかしその時の、よく走るけれども、いつまでも運転し続けたくもないなぁ、という感じまで同じだった。その理由は何だろうか。

2005年式V70ベースモデルは、4,500回転で最大の140PSに達してしまうエンジンに5速のATが組み合わされている。そのせいか、アクセル開度にエンジン音が比例せず、特に低回転域ではON/OFF二種類の音しか聞こえてこない。またその音と振動が、足元をさまよっているように感じる。そのとき改めて、この車がFFであったことを思い出した。決してフロント・ヘビーが目立っているのではない(車検証では前後で200kgの荷重差があったが)。逆に何となくリア方向がスカスカしているような感じなのだ。

2006年春に売り出された320iツーリングと、価格やパワー、サイズ(V70の方が全長のみ20センチほど長い)や重量までよく似ている。唯一、エンジン特性と駆動方式が大きく異なる。他にも構造上異なる部分は多いと思うが、こんな素人のインプレでも、運転する楽しさにかけてはBMWの方が一枚も二枚も上だ…と言ってまとめてしまえば、Bimmerの身びいきと思われるかもしれないが。
Posted at 2009/05/31 17:32:57 | コメント(15) | トラックバック(0) | 試乗 | クルマ
2009年05月26日 イイね!

BMW3.net Circuit Day 2009 Round.1~筑波サーキット・ウェット

BMW3.net Circuit Day 2009 Round.1~筑波サーキット・ウェット前回の記事に「水が流れるように走りたい」などと書いたのが祟ってか、待望の筑波サーキットは、雨降る中でのタイム・アタックとなってしまった。
今回は二度目の筑波ということもあって、走り始めるまではさほど緊張はしなかった。ウェット・コンディションでも安定しているという、BMW車の走行性能を単純に信じていたせいもある。それにお得意のGT4のシミュレーションでも、筑波ウェットは何度も走り込んでいた。


(ベスト・ラップを外から撮ったもの)

しかし、現実はそんな生易しいものではなかった。水しぶきをまき散らしながら高速で回転するタイヤは、直進すること以外のあらゆる局面でグリップ力を失っていた。しかもDSC・DTCの介入は、車に極めて複雑な動きをもたらした。ステアリング操作やペダルの加減速に対して、過敏に右に滑ったかと思うと瞬時に左に向く。その都度私の手足は縛られたように動けなくなった。
ラップ計測7周の4周目のタイムがベストで、1分27秒734。車は違うがほぼ同じパワーウェイトレシオの前車320iツーリングのドライ・コンディション時タイムと比べて、約8秒も遅かった。


(ベスト・ラップを中から撮ったもの)

コーナー進入前の減速タイミングが早まる。コーナリング中は上に書いたように何もできない。コーナー脱出時のアクセルタイミングが遅くなる。ダンロップや最終のような大きなコーナーでは、いかに車をコース内に収めて滑らせるかが最大の課題となる。どれも理想のライン取り以前の問題だ。
ただ、今回はラッキーなことにほとんど私が先導状態の走行だった。それでもチェッカー・フラグを見た時は、もっと走りたいといういつもの思いよりも、無事に走り終えられたことに安堵を覚えた。

さて、今回得たものは…雨の中では想像よりずっと車は滑りやすい、ということだ。これからは郊外のバイパスや高速道の天候には、ずいぶん注意するようになるに違いない。期待していた前車320iツーリングとの挙動の違いの確認は、次回まで持ち越しとなった。
最後に、このような貴重で楽しい経験の機会を作ってくださったBMW3.netのgucciさん、そして運営にご尽力されたスタッフの皆さんに、この場を借りてお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。

※ フォトギャラリーに、少しですが当日のアタック走行クラスの車の写真をアップしました(ゼッケン順、(1)(2)(3)(4))。その他の写真や原寸大やRAW画像をご希望の方はメッセージをください。

※ 6/5追記…フォトギャラリーに、お友達の皆さんに撮っていただいた当日の愛車の写真をアップしました。どうもありがとうございました!
Posted at 2009/05/26 21:37:49 | コメント(25) | トラックバック(0) | サーキット・スクール | クルマ
2009年05月16日 イイね!

水が流れるように走りたい…筑波サーキット2000イメトレ

水が流れるように走りたい…筑波サーキット2000イメトレ①メインストレート: ベタ踏み。ワクワクする!
②1コーナー: 十分減速した後でミドル・イン・イン・アウト。膨らまないように!
③S字: 縁石を踏みながら直線的に抜ける。デコデコデコ!
④1ヘア: 十分減速した後でミドル・イン・アウト。みんなが見てる!
⑤ダンロップ: アウトからブレーキちょん踏みで一気にイン・アウト。難しいっ!
⑦80R: ナチュラルにイン・アウト。ここが一番流線型♪
⑧2ヘア: 十分減速した後でミドル・イン・アウト。CPどこだ?…って結構奥。
⑨バックストレート: ベタ踏み。気持ちいい!
⑩最終: 十分減速した後でミドル・ミドル・イン・アウト。すごい横G、無理しな~い。
⑪: ①に戻る。

女房は「流しそうめんみたい」と言った。しかし「そうめん」だって色々考え…てもいないか。走行中はミドルだ何だなんて難しいことは浮ばない。実際は、回りの車にあまり近寄らないように注意しながら、「膨らまな~い!…デコデコデコっ」とかつぶやいている程度。でも楽しい!

BMW3.net Circuit Day 2009 Round.1
Posted at 2009/05/16 01:57:34 | コメント(23) | トラックバック(0) | サーキット・スクール | クルマ
2009年05月11日 イイね!

いまさらE90-330iのインプレッション

いまさらE90-330iのインプレッション先日不運にも軽く逆突されてしまった。駐車する時でも、隣からドア・パンチを受けないよう気を遣って大切にしていた愛車だけに、バックしてくる耳の遠くなった老人の運転する軽自動車に、鳴らし続けていたクラクションが何の役にも立たなかったショックは、しばらくトラウマとなった。その修理代車が、335i発売とともに製造中止となった、今やレアとも言えるE90-330iだ。

335iクーペに試乗した時、まるで自分が大人に抱かれ振り回されて喜ぶ幼児になったような気がした。あるいは、離陸するジャンボ機のような強烈なGは、それほど大げさなジェットエンジンや、長大な滑走路を必要とせずに体感することができる。それが335iの加速感だ。


しかしこの330iにはそういう凶暴とも言えるパワーの出方はない。ドライバーの顔色をじっと見つめながら、底に秘めた力を初めは穏やかに小出しする。そしてスロットルを開けるほどに、余裕の笑みを浮かべながら、息の長い加速を見せつけてくる。いつの間にかエンジンは滑らかなサウンドを高め、ドライバーが我に返った時にはブレーキが必要なほどの速度に達している。それがこの車の手管だ。

アウト・バーンのない日本では、こんな高出力車は不要だと思うこともある。しかし郊外のバイパスを流しながら隣県に行くことの、なんと楽なことか。車なんて所詮、移動の手段に過ぎない。しかしまさにその移動行為のなんと自由なことか。それをあえて説明すれば、目の前に広がる道路空間の移動のイメージと実際の移動との間の隙間が少ないからだろうか。

いつも不思議に思うのだが、3シリーズの二桁目に「3」の数字が付く車は、なぜか決まって太って重く見える。薄い皮膚に包まれた太く固い逞しい筋肉が、人体のように目に見えるわけではないのに。しかもそれは外見ばかりでなく、車内で運転している時にも感じられるものだ。自分が操っているのは軽快な零戦ではなく巨艦の大和なのだというように。しかし早くも零戦が恋しい。
Posted at 2009/05/11 01:10:45 | コメント(29) | トラックバック(0) | E90 3シリーズ・セダン | クルマ

プロフィール

「[整備] #ケイマン 2024/7/12:12ヶ月法定点検:走行距離 9,593km https://minkara.carview.co.jp/userid/224462/car/2612759/7865831/note.aspx
何シテル?   07/14 02:42
Porsche Cayman GT4に乗っています。他にBMW320dツーリング(G21)が妻の車です。 ハンドルネームの「スパグラ」は、初めてのBMW車...
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