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2011年10月08日 イイね!

BMW新型1シリーズ F20でサーキットを少し走ってみた

BMW新型1シリーズ F20でサーキットを少し走ってみた「JOURNEY OF JOY」という名前の、BMW Groupe Japan の 30周年記念イベントに行った。新型1シリーズを袖ヶ浦フォレストレースウェイで試乗するのである。しかもサーキット場を一日借り切りなのだ。一体どんなことがあるのかと、とても楽しみだった。WEB上の公募では、わずか30組60名。もっとも、私はディーラーからの誘いで参加できたので、同じような人もいるから、その2倍くらいの人数かなぁと思っていた。

ところが到着してみると、これが何かの大きなレース・イベントのような大賑わい。スタッフも含めれば、400~500名くらいはいたのではないだろうか。しかも開始時間前に会場に着いたのに、すでに大勢の人が並んで、良いエンジン音を響かせながらF20が走りまくっているではないか。サーキットを一日中試乗しててやれ、などという甘い夢はあっさり崩れ去った。先着は、BMW Club Japan枠の人たちだった。

ともあれ、長い列に並んだり、午後から自分の割り当て時間帯を待ったりしながら、何とかサーキットの上で、3台の車に試乗することができた。最初は Active Hybrid 7。7シリーズのハイブリッド版だ。結果的にはこの試乗が一番インパクトがあった。何しに行ったんだか…。次に120i Sport。その次が116i Style。120iはドライビング・パフォーマンス・コントロール(DDCのこと)を「SPORT+」モードで、116iでは「COMFORT」モードで走った。

前置きはこれくらいにして、インプレを書きたい。なお、コースは内側が閉じられて、外側だけの大回りの一周。先導車の指示に従いながら、2周が基本。最後の方でパイロン5個程度のスラロームがあったが、基本的にベタ踏みとフルブレーキ。

[エンジン、ブレーキ]
◆良い意味でも悪い意味でも、1.6Lターボらしさ、という感じはなかった。つまり、2LのNAと変らないので、燃費が17km/Lと良くなった分、それは進化だと思う。普通の街乗りだったら、ターボのトルクの利便をもっと感じると思う。
◆116iと120iのパワーの差は、ハッキリとは感じられないほどだった。いくぶんか120iの加速感が上だが、116iでもそれほど問題にはならないと思う。
◆エンジン音は控えめで、もう少し音と動きの間に演出が欲しかった。
◆ブレーキは多少甘い感じがした。それにボディ全体が沈み込む感じも薄かった。
◆ハンドブレーキは電子式ではなく、従来と同じ引き上げ式だった。

[足回り]
◆全般に、サスペンションに緩みは感じられなかった。ただ、DDCのコンフォート・モードで、スラロームを走った時だけは、大きめのピッチとロールを感じた。
◆ステアリングの適度の重さ=ダイレクト感は損なわれていない。ただ、コンフォート・モードにした時はハンドルが軽かった。
◆最近発売になった新型の、S001ランフラットタイヤはまろやかだった。路面を良く捕えていたと思う。フルブレーキ時でも、ABSのガタガタと路面を刻む動きや振動を感じなかった。

[ギア]
◆8速オートマは、とても滑らかだった。
◆ヘラ型の新しいシフト・ノブが扱いやすかった(が、サーキット場だったのでシフト・ダウンでいろいろ試すゆとりがなかった…)。
◆コンフォート・モードにして走ったら、シフト・アップのタイミングが早めだった。それは当然のことだが、結局、エンジンにトルクで走らせて回転を必要としないギアなのだと改めて思う。

[インテリア](オプション装備の可能性もある)
◆シートポジションが低く、ボンネットが高まって見えた。3シリーズや5シリーズのような包まれ感があった。
◆センター・コンソールが広くて高かった。大げさに言えば、5シリーズ的だった。
◆センター・コンソール上のカバーを前後に動かすことができた。
◆ステアリング径は少し大きめだった。
◆iDriveの画面が弁当箱型に戻ったが、横長で一回り大きくなった。
◆クロスでも革でも、カラーやステッチが鮮やかで、おしゃれなシートだった。

[デザイン]
◆とかく話題の目立つフェイスだが、実際に見ると、個性的という点では十分良い。
◆ハッチバック車としての形のバランスが良くなったように見える。
◆リア方向から見た時、背が低くて横幅が広くて格好良かった。
◆キドニー・グリルのRの頂上部が角張った。同時にフェイスが、BMW伝統の逆スラント・ノーズらしくなった。特に白銀色の「スタイル」タイプは、それがわかりやすくて格好良い。
◆マフラー吹き出し口が円形になった。
◆リア・タイヤのネガキャンが減ったか無くなったように見えた。

あくまでも、サーキット場での走行の総評を言うと、正直に言えば、170psで1,400kgの新型ハッチバックに、期待していたほどの軽さやパワーを感じることはできなかった。156ps程度で、しかも1,530kgと重たい私の120iカブリオレが見せる大げさな音や動きは、燃費が悪い分だけ、駆け抜ける歓びに偏っていると改めて実感した。

けれども街乗りの実用域では、新生1シリーズ、F20の優れた魅力はもっとわかりやすく発見できるはずだ。そんな期待を持って、今度はディーラーでゆっくり試乗させてもらおうと思う。

フォトギャラリーに当日の様子をアップした。
※ 11/17追記 … ようやくディーラーで「116i」に乗る機会を持てた。詳細はこちらの記事へ。

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「[整備] #ケイマン 2024/7/12:12ヶ月法定点検:走行距離 9,593km https://minkara.carview.co.jp/userid/224462/car/2612759/7865831/note.aspx
何シテル?   07/14 02:42
Porsche Cayman GT4に乗っています。他にBMW320dツーリング(G21)が妻の車です。 ハンドルネームの「スパグラ」は、初めてのBMW車...
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