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2014年12月20日 イイね!

ボクスターGTSのMT操作について

ボクスターGTSのMT操作について◆ 27年ぶりのMT

きちんと数えてみたら、MTで車を動かすのは27年ぶりだった。それでも何となく自信はあったので、ボクスターの納車初日から「エンストなんかするか」と思っていたが、実際はディーラーを出て三つめの信号あたりから停止/発進に嫌気がさし始め、エンスト(やバック)を繰り返しながら、数キロ先の自宅に着いた頃には緊張でどっと疲れていた。

「アイドリング・スタート」というのがある(アイドリング・ストップとは全然関係ない)。エンジンをかけたらアイドリング状態のまま、そっとクラッチをつなぐだけで発進することだ。事前にポルシェのMT操作を調べていて知った。念のため、ディーラーの担当営業氏に聞いたら「その通りです」とのことだった。ところが、これが難しい。


◆クラッチのミート・ポイント

踏み込んだクラッチを徐々に戻すと、エンジンの回転が少しずつ車軸に伝わって、車がブルブルと震えだす。「来た来たぁ!」と思ってスッと足を離すと同時に、固いショックと共に「ガコッ!」…エンストだ。もっともこの車は、再びクラッチを踏み込むだけで、すぐにエンジンが再始動する(これはアイドリング・ストップ機能のおかげ)。

何が悪かったのかと言うと、クラッチが「本当に」つながるちょっと前に、左足の力を抜いてしまったため、結局は「いきなり」クラッチをつないだのと同じ動作になったのだ。しかも、負荷がかかってアイドリングよりもさらに数百回転低くなったエンジンに。

「ポルシェのクラッチのミート・ポイントが割と手前にある、とはこのことか」と頭では納得するものの、身体が中々言う事を聞かない。なぜなら、宙に浮いた左足の太もも、膝、ふくらはぎとすね、そして足首とさらに足の指先までのすべてを、緊張で固くなってプルプル震わせながら無器用に動かしていたからだ。


◆左足のかかとは床に付ける

営業担当氏が私を送り出す時に、「左足のかかとは床に付けることを心掛けてください」と、以前ちょっと話したことを繰り返したのを思い出した。手前寄りのミート・ポイントを聞いたのもその時だった。「慣れてくれば、膝と足首のちょっとした動きだけで、楽にクラッチが使えます」と笑顔で言っていた…だけど、一体どうやって?

そもそも自分は生まれて初めてMTを操っているわけじゃない。軽のミラだったけど、何車線もある市街地はおろか、雪山だって高速道路だって、スピンさせたりメータを振り切ったりして、何でもアリみたいな走りを楽しんでたじゃないか…でも、かかとなんか付けていたっけ?クラッチはスッと切ってジワッとつなぐなんて意識していたっけ?全然思い出せない。


◆シート・ポジションとクラッチ

実は、ボクスターのシート・ポジション合わせにも戸惑っていた。左足でクラッチを床まで踏み込めるようにすると、シートを一番手前に出さねばならないのだ。私は身長がある方なのに、そこまでやらなければ足が届かないとは…。背の低い人はどうしろというんだ?(ただしシートの高さを上げれば、後ろに下げても左足が届きやすくはなる)※

要するに、ボクスターのクラッチの踏みしろが、なかなか深いのだ。しかもミート・ポイントが割と手前にあるので、左足の動きがどうしても大きくなる。踏み込んだ時は腰が少し浮き上がるほど左足を突っ張るのに、いざクラッチをつなごうとすると、足首の返しに加えて膝を折り曲げて「抜き足」するような動作が必要になる…何か変だ。こんな変な姿勢で動かす車ではないはずだ。

※12/22追記 … サンデさんの記事で、私がシートを最も下げていたのが元凶だとわかった。特に、膝下が盛り上がっているスポーツシート・プラスの場合は、シートを上げなければ膝を前に伸ばすことは難しい。


◆それでもMTで良かった

そんな試行錯誤を経て、ようやく最近は信号待ちや右折なんて余裕シャクシャク当たり前、左足の動きも少なく軽やかに、シフト・アップやシフト・ダウンをスパスパ決めて、轟音のボクスターGTSを華麗に素早くクルクルと操れるようにな…れるよう、日々努力を積み重ねている(汗。MTはなかなか奥が深くて面白いっ!
Posted at 2014/12/20 20:36:56 | コメント(36) | トラックバック(0) | ポルシェ・ボクスター | クルマ
2014年12月12日 イイね!

ボクスターGTSの納車から一週間

ボクスターGTSの納車から一週間待ちに待った納車から、もう一週間が過ぎた。この間、暇を見つけては走り、現在2,200kmほどとなった。慣らし計画では上限4,500回転のスポーツ走行域に入ったところ。

先日の夜は、首都高湾岸線を6速でのんびり流しながら、時々ギヤを3速まで落として、3,500回転(約73km/h)から4,000回転(約83km/h)までの間を、アクセルをじんわりと踏んだり緩めたりしながら、加減速を繰り返していた。

※二台並べると116iの方が大きく見える。ボクスターGTSは6.5cm長く、3.5cm広く、16cm低い。

「…ブゥゥゥウワワワァ~ン!!」というような感じに高まっていく、3,500回転から上のエンジンや排気の音や加速は、それまでの回転域とは全然違う迫力だ。慣れてくれば、その音だけでも回転数がわかるようになるかもしれない。ようやく「ポルシェ」らしくなってきた。

周りがガラッと空いたのを見計らって、4速にシフト・アップして加速し始めたら、たちまちバック・ミラーの暗闇の中に、二つの赤い光が点滅し始めたのが見えた。反射的に左車線に移ると同時に急減速(無意識にウィンカーも出していた)したら、助手席のヘルメットが私をキツく睨みながら走り去って、すぐに別の獲物を捕えていた。

危うく覆面に襲われかけたのは、北関東道を含めて早くも二度目だったが、ポルシェは間違いなく狙われやすいと思った。周囲への注意はサーキット走行なみに必要だ。

ボクスターGTSの4,500回転というと、トルクは最大の370Nm(37.7kgm)に達し、馬力は174kW(237ps)と、最大時の2/3~3/4程度となる。1,360kgの軽めのボディと相まって、私がこれまで乗ってきた車では決して得られなかった、胸のすくような加速だ。

これから先にどんな世界が見えてくるのか、とても楽しみだが、とにかく安全には十分注意して慣らし走行を続けていきたい。
Posted at 2014/12/12 01:49:46 | コメント(42) | トラックバック(0) | ポルシェ・ボクスター | クルマ

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「[整備] #ケイマン 2024/7/12:12ヶ月法定点検:走行距離 9,593km https://minkara.carview.co.jp/userid/224462/car/2612759/7865831/note.aspx
何シテル?   07/14 02:42
Porsche Cayman GT4に乗っています。他にBMW320dツーリング(G21)が妻の車です。 ハンドルネームの「スパグラ」は、初めてのBMW車...
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