なぜ増税？

　お上からお達しがあった。20年間大切に乗ってきた，極初期型ワゴンＲ（走行距離5万km弱）に重い税を課すという。
　
　「重い」というのは主観的表現であるが，通知に“重課税率が適用されます。”と書かれているので，お上自身も重い税であるという自覚があるのは間違いない。
　それにしても“適用されます。”とは何事だろうか。“される”のではない。あなた方自身が“する”のだ。まるで天の意志でもあるかのような，無責任な表現だよなぁ。責任を持って書類を書けよ。

　7200円が12900円とは，1.8倍だ。
　いや，倍率よりも，理由が理解できんっ！

　古い車は環境に悪い？
　では新車に買い替えるのが環境に良いのだろうか。生産段階にまで遡れば，新車に買い替える方がずっと環境への負担が多いように思うが，如何か？　素人考えであるが，買い換えずに古い物を修理しながら使い続ける方が，ずっと環境に優しいと思う。
　勿体ないという，日本人の美徳はどこへやら。

　もう1点。ある一定の時間が経過した車は，文化的な価値があると思う。
　極端な話だが，世界最古の自動車は多少環境に負荷がかかってさえ，動態保存すべきだろう。人類発展史の一端として，後世へ残す文化遺産。
　まぁ，小生のワゴンRにそこまでの価値があるとは思えないが，今ではめったに出会えない極初期型である。

　ドイツでは，車歴30年で減税らしい。いかにも合理的な思考を好むドイツ人ではないか。
　（関連情報URL参照）
　
　やっぱり農耕民族なのかなぁ。自動車やオートバイには文化的な価値をみないんだから。