悪夢　～猿の呪いか？～

　気持ち悪いなんて猿の悪口をブログに書いてた（こっち参照）呪いか，夢を見た。

　どこかへ行こうとしてるのだが，行く手をさえぎる猿がいる。
　あんまりチョロチョロして目ざわりなので，だんだん腹が立ってきた。追い払うつもりで，投げたのは何だったか覚えてないが…何かをこう…紙飛行機でも飛ばすように，猿に向けてそっと滑空させた。
　その何かは空中をス～っとゆっくり滑って行き，後ろを向いている猿の後頭部に，コツンと軽く当たった。

　怒り狂った猿は振り向き，手当たり次第に小枝を投げつけてくる。
　なにすんだよ💢
　腹が立った小生，手元にあったスマホのような木片（大きさといい重さといい形といい，これは実感としてハッキリ覚えている）をつかんで猿の顔面に向かって投げつけた。
　ガツン！
　木片は鈍い音を立てて猿の眉間にぶち当たった。
　意外なことに，猿の悲鳴は女の声である。


　「痛ぁ～💢　何投げた💢」
　気がつくと，眉間ではなく後頭部を押さえた御台所様が怒っている。枕元に置いてあった木片…いや小生のスマホは，いつの間にか御台所様の枕元に転がっている。

　どうも“投げつけた“という行為以外は夢だったようだ。

　断わっておくが，夢である。それも御台所様を狙ったつもりは毛頭ない，小生はあくまでも猿に向けて投げつけたのだ。

　単なる悪夢なのだ。

　いや…本当の悪夢は，目覚めたこの後に始まったのである。