THE TALLのブログ一覧

　お世話になってるタイヤショップから、スタッドレスタイヤのセールをやってるという案内が来た！

　裏手の倉庫にもストックが山積み！

　来店プレゼントのティッシュとカタログだけもらって来た！

　もらうものだけもらって、買わんのかぁ～い(笑)！

　父の死去に際し、近ごろ叔母たちと顔を会わすことが多い。

　
　その度に問われことがある。
　「枇杷の茶櫃、無かったかぁ？」
　“茶櫃“とは、茶道具一式を入れておく蓋つきの容器で、その蓋は裏返して盆としても使えるようになっている。
　件の茶櫃は漆塗りで、蓋に枇杷の蒔絵が施されているらしい。


　小生の里は奥能登の輪島、古くから漆器の産地として有名である。

　椀をはじめ箸から盆、果ては座敷の卓まで漆塗りの品は、身の回りにあふれている。

　「うちの漆器で一番価値があるのが枇杷の茶櫃やさかい、兄さん（小生の父）が持って行っとるはずやけどなぁ～。」

　遺品の整理をしてたら出てきましたよ…。

　これは高蒔絵といって、絵柄部分を盛り上げて蒔絵を施す技法が使われている。普通の平蒔絵より手間がかかる技法だそうな…

　蓋と本体が擦れて傷がつかないよう、ご丁寧に和紙を咬ませてありましたわ(笑)。

　お盆代りにこの蓋を裏返してお茶を出すのだが…。そういう使い方をすると、枇杷の高蒔絵に傷が付くので代々道具として使われた事がないという。

　それじゃぁ茶櫃としての機能が失われているではないか(笑)！

　仏壇に続き、こうして物に振り回されて生活して行くのである。

　あぁ…娑婆のしがらみから解放されるには死なにゃぁならんのだろうか(笑)。

　「今年の秋は無いぞ」

　外は春爛漫、いや、初夏を想わせさえする午後の日差し。

　あの時(こっち参照)、切り出した最初の言葉がこれだった。

　半年が過ぎ、秋の盛りである。いや、初冬を思わせさえする朝夕の寒さ。

　季節はこうして移り変わり、人は忘却の彼方へ消えていく。

　年を経るということは、そういうことだ。

　



　

　R1-Zを積み込んで出発。
　
　天気はいいんだが放射冷却現象で冷え込んでる。タイヤのグリップが心配だわ…。

　コース・イン。
　タイヤを温めるつもりでゆっくり走ってるのに、３週目でもう12秒が出てる。

　やっぱり、走り込んだR1-Zの方が乗りやすいわ！

　今日も台数が多いので、追いつかれて譲ったり前走車に追いついたり、なかなかクリアラップが取れない。

　二度ほど、ビッグ・スクーター（何で走ってもいいんだが、サーキットにスクーターってどうよ　笑）に追いつき、コーナーの立ち上がりで並びかける。

　ところが、追いつかれたスクーター・ライダーには譲る気がないらしくフルスロットル。((+_+))

　（オイオイ レースやってるんじゃないんだ。抜かせてくれよ。　苦笑）

　横並びになりはしたが、スクーターとはいえ排気量は６５０㏄もある。ストレートはかなり早く、250ccの小生と、ストレートを並走する羽目に。((+_+))

　前に出るには最終コーナーへのブレーキング勝負！　チキン・レースだわ(笑)。

　気温が下がってローターのヒート・マスにも余裕があり、ブレーキングは思いのまま。リア・タイヤが浮いて跳ねるギリギリをねらっていけるわ。

　でも、ブレーキング時に出るジャダーが、チャタリングを誘発する…。

　ガツンと一気にブレーキをかけなければフロントタイヤは安定するのだが…なんでやろ。（後で考えれば、パッドの残が少なかったのが原因だろう。ブレーキキャリパーのピストンが出た状態だったんで、ピストンがごくわずかに左右に振れてたのかもしれない）

　ストレートにある時計を見ると、時間的にラストラップ！

　タイムを狙いにいった結果が…

　ベストラップ達成！

　今日は乗れてる…って意気込んでたら…

　ブレーキ・パッドの残が少ない。

　う～ん。ローターを傷めることになってもなぁ～。

　ということで、一枠だけ走って撤退を決めて機材を積みこんでると、常連さんから声を掛けられる。

「あれ？　たった一枠で帰んの？」

『ブレーキパッドが残り少ないんで。」

「素人じゃないんだからぁ～。」

『だって素人ですもん。(笑)』

　ちょっと後ろ髪は曳かれるが、来季へのモチベーションとしておこう。

　狙った周で10秒台を出せるようになった所が、今シーズンの収穫か。

　御先祖の写真が出てきた。

　先日に御紹介した(こっち参照）２代目「栄松」の妻「よみ」である。

　大往生を遂げたその死に様は父が書き残している(こっち参照）が、生れは文久３年だから西暦なら1863年。薩英戦争があった年だ。

　戸籍によれば、五男六女の１１人を出産している。

　数え13歳で嫁に来たのだが、まだ幼かったのだろう。近所の子供らと遊んでて「お前はこの家に嫁に来たのだ」と姑にお尻をひっぱたかれ、やっと事情を自覚した後、二度とは遊ばなかったという。

　夫の「栄松」は大酒飲みでハチャメチャな生活を送ってたらしい。

　100年後、小生の写真を子孫がブログにあげ、“化石燃料エンジンを積んだ２輪の乗り物を好んでたらしい”なんて書かれるのかな(笑)？