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イイね!
2012年05月04日

シリンダーホーニング精度

シリンダーホーニング精度 http://www.nakayama-racing.com
皆さんこんばんわwww!
GWも後半に突入ですが、お仕事な方はお疲れさまです。。。


少々作業進捗状況とブログ更新の内容がずれていますが、
ご了承くださいませ。

現在は、オイラは少々風邪ひいて体調が本調子でないものの、
開幕戦に向けてエンジン組付け中ですw


広々としたところで、ゆったりとした気持ちで進めたい。
そんな精神的な面も考慮し、レースカーを別の車庫に移しての作業です。






ちなみに、こちらが昨年2011年スペックのシリンダーブロック
いつもお願いしていた某加工屋さんでボーリング、ホーニングしてもらいました。






これが2012年スペックとなるシリンダーブロックw

ホットスタッフさんで、
ボーリングと加温ホーニングしてもらいました。


写真撮り方にもよりますが、少々光沢度合いが違いますねw!
ホットさんのほうが、ピカピカ度合いが無く、くすんで見える感じ。







昨年までの某加工屋さんホーニング




ホットスタッフ加温ホーニング

こちらの方が、目が粗い?ようにも見えますね。


『ウチのは見た目は悪いよ。機械も古いから。』
って言われましたが(笑)。


ホーニングによるエンジンパワーの差があるのか質問すると・・・、


エンジンベンチに載せても、ホーニングによるパワーの差は明確には出てこないらしいですが、
それでも、実車を走らせると明らかに、コーナー立ち上がりでのピックアップが違うらしい。

アクセルのつきが明らかに違い、パンチがあるエンジンになるとか・・・。


ツルツルピカピカのホーニングはレスポンスこそよいものの、イマイチパンチが足りない・・・と伺った。
その理由は、ホーニングによるオイル溜りが、ピストンとリングをシールし、しっかりとした圧縮を確保する。と思われる。


なるほどw
ホーニングを変えて、実車テストをして得られたのが、現在のホーニングらしいから、

その違いを、今シーズンは体感してみたいぞ(笑)。





ついでに、
ホーニングを依頼する際に、
まず、反省すべき点があったので、お恥ずかしいですが、御紹介しておきますw


オイラ、
ピストンとブロックを渡したものの、

”その他のもの” と ”情報” を渡していなかった(笑)。


というか、今まで全く無頓着であった・・・ヾ(_ _*)ハンセイ・・・





”その他のもの” は
ヘッドボルトとガスケット

『ノーマルならこちらにあるけど、強化ボルトなら送って欲しい。』と言われ、
『もしできれば、使用予定のガスケットの中古があれば送って欲しい。』と・・・


さらに、”情報”は

『ヘッドボルト締付けトルクはいくつで、ボルトにつけるグリスは何を使っているか?』



NAKAYAMA君が組むんだから、NAKAYAMA君の作業を忠実に再現して
ダミーヘッドを載せてホーニングしないと意味が無い。


まさにおっしゃるとおりですwww


思わず、トルクレンチも送ろうかと思いました(笑)。

そしたら、トルクレンチも送ってもらうかな(冗談)と、
メールが来たのに笑っちゃいましたが!







ブロックを渡してから、一週間後、オイラの手元に来た加工済みシリンダーブロック。
昨年は、3ヶ月も待ったが、やっぱり地元はいいなと思った瞬間でしたw
(オイラにはちょっと、エコヒイキしてくれたのかもしれませんwww)






さらに、
加温ホーニングにより、どのようなシリンダー内径になっているのか測定してみたw
基本的には、こちらの指定したクリアランスに、中心値はなっているのだが、
やはり、普通とは(普通の経験があまり無いけど)少々違うようだ。


さて、シリンダーの内径だが、


そもそもシリンダーホーニング精度ってなんだ?



シロウトなオイラは、
上から下まで、真円できっちり同じ内径でホーニングされていた方が良いと思ってた。


だけど、エンジンは冷間では動いていない。
水温は80~90℃になっているわけだから、その時のシリンダー内径はどうなっているのか・・・?

そう、場所によって2~3/100のクリアランスは余裕で変化している。らしいw


だから、加温ホーニング
少しでも走行中のエンジンを再現したいわけだ。


80℃での作業も大変だろうけど、80℃では測定も不可能に近い(笑)。

ちなみにオイラのブロックは、
下側が1~2/100クリアランスが広めであった(これは意図的にしているみたいですが)

セメントの入っているところ、無いところでも違う。
(熱伝導が違うからね)



場所によってはエクボもあるwwww







エクボ?


そう、エクボ。
ほっぺに2つあるw








4AGで83Φだから、やっぱり肉厚が薄いんだなぁ
ヘッドボルトによるエクボが出ているところがある。

ちなみにエクボの部分は、1/100程度、ちょっと出っぱている(笑)!

ヘッドボルト締付けたら、へっこむんだな!


知らない人なら、汚いホーニングって、クレームにするかもしれないね(爆)。



だけど、クリアランス重視w

エクボのある子は可愛いってことらしい・・・(笑)!



4AGエンジン製作受付中!

http://www.nakayama-racing.com
ブログ一覧 | 4A-G | 日記
Posted at 2012/05/04 00:20:00

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この記事へのコメント

2012年5月4日 5:23
言われてみれば、そうだよなぁ。
と、思うことばかりですね。

1/100の精度でいくら綺麗にボーリングしても、
温度が上がったり、締め付けトルクが変わったり
ホーニングの仕方でも色々変わりますね。

次、ブロックに手を入れる機会があるなら、
少し、色々調べてからお願いしないといけないですね。
うーん、奥が深いなぁw
コメントへの返答
2012年5月4日 10:15
おはようございますw
言われてみれば、そうなんです。
でも、その答えは、あまり無い。
最近までメーカーだって、明確には持っていなかったようです。

オイラもこれまで無頓着でしたが、そこは自社で加工、組み付け、毎年のレースを繰り返して生まれたホーニング方法なのでしょうね。

ほんと奥が深いですねw
自分もレースを通して、勉強させて頂きたいと思っています!
2012年5月4日 6:23
おはようございます。

ものすごく興味深いお話で、勉強になりました。
乗って体感できるって凄いですよね!

結果楽しみです。
最後の追い込み頑張って下さい!
コメントへの返答
2012年5月4日 10:19
おはようございます!
エンジンって、いろいろな考えもあるし、エンジン種類によっても違うでしょう。どれが正解かは、自分で体験してみて考えて行くしかないと思いますが、なによりも数値データがあると説得力ありますね。

ほんとはHSPで比較できたら結果も明確なのでしょうけど、経験の少ない十勝でも良い結果を期待したいですね♪

ありがとうございますw
がんばります!!
2012年5月4日 8:21
どぉもでございます!
なんだかとても職人を感じるお話しでございますね♪
数字だけじゃない感覚の部品って大事なんですね。
テンション、モチベーション、大事な要素と思います!
コメントへの返答
2012年5月4日 10:20
おはようございます~!
オイラも職人になれるようめざしたいですが・・・本職にはなれませんね(笑)。

感覚の部分も大切でしょうw
モチベーション、コレはかなり重要ですね♪
がんばりま~す(^o^)ノ
2012年5月4日 9:10
読んでいるといろいろ勉強になりますね^^

DTCCマシンをただ撮っているだけではなく
こうやって中身のことも知っていくと
見る目・撮る目も変わってきますから。

コメントへの返答
2012年5月4日 10:23
ありがとうございますw
老師さんはすごいですね!
エンジンの中味ことも考えながら、写真とるんですね!

でも、オイラもうれしいですw
いろいろな考えや思いを理解して頂いて、”そこにいるのその瞬間”を撮ってもらえること。

カメラマン老師さんも、プロの魂ですね!
2012年5月4日 9:30
かなり昔の話ですが、シビックレースのメンテしてる後輩が、ダミーヘッドにこだわってB16のヘッドそのものに大穴開けてダミーヘッド作ったのを思い出しました(笑)

実際に測定してみたら、平板のダミーヘッドとほとんど差は無かったけどチャレンジ精神ですね(笑)
オープンデッキでヘッドボルトが遠いエンジンだったのも有るかもですが。

ほんと、実際に長年レースのサポートされてきたノウハウってほんと貴重ですよ。
結果が証明してるわけですもんね。
コメントへの返答
2012年5月4日 10:29
コメントありがとうございます!!
すごい!ヘッドをダミーヘッドにしちゃうんですねwww!!(びっくり!!!)

結果が平板のダミーヘッドとほとんど変わらなくても、行動を起すその精神に圧倒されます。
ああそうか~、オープンデッキで、ヘッドボルト遠いと有利かもw

オイラはまだ数年で、エンジンも数基ですが、やはり長年積み重ねてきた経験にはとてもとてもかないません。
cp86さんも、かなりの経験値を積み重ねていらっしゃると思いますがwww
(ホットさん、ブログ見てるみたいですよ・・・笑)
2012年5月4日 10:22
なるほど~

たしかに、エンジンを組むときを忠実に再現して加工したほうが

正確なクリアランスが確保できますね~。

温度も23~24度で一定にしてエンジンを組んだりするので

エンジンも、精度を要求していくと奥が深いです。

コメントへの返答
2012年5月4日 10:36
おはようございます!

エンジンを忠実に再現して、加工することは不可能なのでしょうけど、できるだけ近づけたい・・・その思いがあったから、こそのようです。
加温ホーニングできるところは、日本国内で2ヶ所のみと聞きましたw

温度管理大切なのでしょうね。
オイラは車庫にエアコン付けたいです(笑)。

ほんと正確なクリアランスを求めていくと奥が深いですね。
オイラはようやく再現性よく測定・組み付けできるようになったかなぁ・・・というレベルですが、これからも勉強していきたいと思います!
2012年5月4日 12:25

 関心 関心です。

 なるほど なるほどです。

 わたすも 最近 車関係の 仕事なんで エロエロ の事聞きます。

 エンジン 削る時 クーラント(切削油?)の 温度管理してるんですね。(クーラントの中で 削ってるみたい

 です。 量産でも クランク軸 穴精度は 1/100 mm以内で無いと 工作機の 検収が もらえないらしい!

  
コメントへの返答
2012年5月5日 8:46
おはようございますwww!

おおっ、最近はクルマ関係のお仕事ですか?


それって、
ブロック削って作る工程かしらwww?
一度見てみたいっす(笑)。


クランク軸の穴精度・・・
(見たこと無い。測るの難しいwww)
なるほど、きっと狭くても広くてもダメで、油圧や油膜確保の前に厳しい検査があるんでしょうか・・・。

2012年5月4日 15:37
う~ん凄い世界です。

某自動車メーカーでクランクシャフトとコンロッドの素材を完成品にするラインの作業に携わった経験がありますが、そのメーカーの市販車の部品としては、高精度に加工している所ではありましたが、最後の測定でNGになっている物を、NGになった測定箇所に温度変化を与えてOKで流すことがしばしばありました・・・(-_-;)
最終測定の前で洗浄をしたので、その洗浄液が付着してNGというケースもあったんで、それをふき取るのに同様なことをしていましたかね・・・
丈夫なE/Gで定評があった某直6E/Gのクランクは、僕がいた職場の物より、いかにも量産品という生産加工方法(コンベアによる流れ作業)だったので、最初にその姿を見た時はカルチャーショックを受けましたが、逆にこの製法で丈夫との評判が出るのに凄いと思った次第です。

NRさんのケースは、E/Gが回ればいいというレベルではないので、そういうのと比べるのはなんですが、市販車のE/G部品製造に関わった身としては、凄いレベルの話で、プライベーターの域も超えているなあという感じです。
コメントへの返答
2012年5月5日 8:57
毎度様ですw

すごいですね!クランクとコンロッドのラインwww
オイラ興味心身です(笑)。
NG箇所に温度加えて、クランク曲がり修正ってことでしょうかwww?
単に温度だけ加えてるなら、オイオイですね(笑)。
しばしばある・・・当たり外れのクランクあるのかな(爆)。

量産品ですから、そんなものなのでしょうねw!
それでもきっと良い精度で作られているんだと思います。(量産車で問題のないレベルで)

ありがとうございます。
オイラは、人に教えていただいたことを、やってきているだけですから、オイラ自身は大したことありません(^^;
まあ、ここ数年、自分のエンジンは確実にパワーアップしてるんですが、逆に短命になっていることに対して、とても神経質になっているだけですわ♪
あははっ(;^_^A アセアセ・・・

2012年5月5日 14:01
>NG箇所に温度加えて、クランク曲がり修正ってことでしょうかwww?

クランク曲がり修正というかクランクの曲がり具合?は、上記の某直6E/Gより頻度を上げて、途中で抜いて定盤みたいな物に乗せて、ミツトヨ製マイクロゲージでチェックしてました。
規格も厳しかったです。
最終測定は、ジャーナルとピンの径と真円度、平行度を(この機械の前でピンとジャーナルを機械でラッピングする工程があったんで)機械で測定していました。

コメントへの返答
2012年5月6日 1:09
コメントありがとうございます!

なるほど、なるほど、クランクの曲がりは工程検査でチェックするんですね(^o^)
やっぱり、世界のミツトヨですね(笑)。
量産エンジンといえども規格も厳しくしないと、いろいろ悪影響でるのでしょうね。
ラッピングして、ジャーナルチェックは、オイラも一緒ですワンwww

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何シテル?   12/31 20:05
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