
福江島を出港していよいよ中通島の奈良尾港に到着する。

多朗島公園のつづき、福江港フェリーターミナルに到着したのは9時ごろ。
車は右の列に並ぶのかと思ったら、係の人からこのように停めるように言われた。

1時間後にやってくる10時05分発のフェリーに乗船して、
この福江島から中通島着は11時45分ということで1時間40分の船旅。

窓口で予約番号を伝えて乗船券を購入する。長崎港から福江島へ来るときは2等指定にしたが、
今回は乗船時間も短いしは2等指定は指定席ではないことが分かったので2等の乗船券のみとした。

長崎港同様に各方面へ行く船がここからも出ている。

おそらく列を整理するためのコーンはお盆の繁忙期ということで設置されているのかなと思った。

北海道でいうと苫小牧西港のように、福江島港も一大フェリーターミナルといった感じがした。

2階から外へ出ることができた。

黄色の船が出港していった、右の船に乗り込む人の数がスゴイ。
やはり、今は夏休みだ。

青空が広がって日差しが降り注ぐ。

鬼岳のグリーンが鮮やか。

今日はこの後、中通島で過ごして泊まるとして、乗船待ちの間に明日の予定を考える。
明日は朝から天気が悪い予報で明後日も悪い、そのため明日の朝に本土へ戻った方が良さそう。
九州商船の予約センターへ電話をすると、明日の朝1便の9時15分発は車輛に空きがなかった。
2便の11時55分発は4m未満なら残り1台の空きがあったのでそこを予約する。

五島列島の島めぐりには野母商船のフェリー太古を上手く使えるといいが、
九州商船よりもさらに車輛甲板に空きが無い感じがする。

中通島へ渡らずに福江島に滞在すれば、昨日回れなかったところへ行けて福江島を満喫できたが、
それよりも中通島へ行きたいという気持ちがあった。

乗船する船が見えてきた。
昨日はこの船で長崎港から来たので、福江島滞在はおおよそ24時間となった。

船は昨日と同じ九州商船の「椿」。

先に右に並んでいる車から乗船が始まって左の数台はなかなか呼ばれない。
この船は奈留島経由で中通島へ行って、そして再び長崎に戻る。
表示が無かったので最初分からなかったが、行き先で並ぶ場所と乗船順を分けていた。

出港の10分前になって船内へ、中通島へ行く車はバックでの乗船だった。
今年春の利尻島へ渡った時のハートランドフェリーを思い出す。

10時05分、福江島港を出港する。

さようなら、福江島。

大瀬崎に高浜海水浴場、そしてエンジロードは素晴らしかった。
わずか24時間ほどの滞在だったが、将来記憶に残るような内容の濃いものだった。

とても全部は回れなかったので、福江島はまた必ず訪れたい。

福江島を出港して30分ほどして寄港地の奈留島へ。

ここは奈留島、これから行くのは中通島の奈良尾。
この2つが似ていて、電話予約の時にしっかり時刻表の文字を見ていないと間違えそうだった。

徒歩乗船の人のためのタラップを取り付けている。
このあたりの作業一つをとっても島旅を感じる。

下船した車両の中に乗用車は無かったと思う。
そしてバイク数台と車輛数台が乗船する。

11時前、奈留島を出港する。

島を縫うように進んで行くのが面白い。
瀬戸内海で小さな島々が連なった様子を多島美と呼ばれるが、
まさにそんな様子がここでも見られた。

ずっと外にいると暑いので時々船内へ入って、2等の乗船券でも座れる椅子席で身体を冷やす。
昨日の長崎港から福江島の時と違って船内は混雑していた。

そして中通島が近づいてきた。

中通島の奈良尾港に間もなく到着する。

さあ、いよいよ五島列島の2つ目の島となる中通島だ。

12時前、中通島に上陸して最初の一枚。
目の前は船を降りたばかりの奈良尾港フェリーターミナル。

中通島を北へ。

奈良尾港フェリーターミナルからすぐ近く、海の景色が良いかなと思って立ち寄った。
悪くはないが視界が少し遮られてそんなに良くもない感じだった。

この手前の海の部分が見えたらもっと良かっただけに惜しい。

雲が多いがこのまま晴れていてくれることを願って北へ進む。

内陸部を進んで海沿いの見晴らしの良い所に出た。

五島列島と言えば教会、というくらい数多くある。

三日ノ浦憩いの広場、ここは南国の雰囲気。

ここから見える海の景色。

三日ノ浦の由来、遣唐使船が三日間滞在したことに由来すると言われていると書かれている。

海の景色は落ち着く。

前年まで離島と言えば佐渡島と小豆島の2島しか訪れたことがなかったが、
今年に入って北海道の利尻島、そして今回の福江島と中通島渡って一気に5島の上陸達成となった。
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Posted at
2023/11/08 21:27:03