
海まで続く胡簶神社の鳥居。

対馬滞在3日目、厳原港を15時25分発のフェリーで博多へ帰る日。
写真は朝6時過ぎ、ホテルの窓から少し遅れた日の出です。

宿泊した比田勝の東横インを朝7時半に出発。
今日は近くから順番に立ち寄って、最後に厳原港へ到着するので、
早い時間に出発する必要は無く、初めて東横インの朝食をいただくことができた。
朝食は最上階で、リゾート気分が味わえる東横インだった。

朝もここに馬はいなかった。

まずはホテルからすぐ近くの三宇田海水浴場へ。

昨日の夕方も立ち寄ったが、人が多くて写真も撮らず駐車場で引き返した。

静かな朝の三宇田海水浴場。

前日の夕方に続いて再び三宇田浜展望スポットへ。

車を降りたらそこにはエメラルドグリーンの海。

リゾート感のある比田勝の東横イン、また対馬に来ることがあったら泊まりたい。

美しい三宇田浜、エメラルドグリーンの海を見ると気分も上がる。

オメガ公園へ。

ここは草スキー場となっていた。

しかし、思っていたイメージと違うなと案内を見ていると行きたかった場所が違った。

オメガ塔モニュメント広場へ移動する。

かつてオメガ塔と呼ばれた鉄塔の一部がモニュメントになっている。

ここから海の眺めが良いとか、そういう場所ではなかった。

1975年完成して1997年まで運用、当時は455mのとてつもない高さだったそうだ。

曽根崎神社へ、車一台分の駐車スペースがあるということだったが、
写真の奥から進んできてここでバックして入れたが全体的に狭かった。

曽根崎神社。

行きたかったのは海の方。

枝の向きで海からの風が強いのが分かる。

海沿いに立つ鳥居、もう少し時間がたてば空の色もより青くなるだろう。
朝9時くらいで東の方を見ている。

ここの海もキレイ。

対馬の中にひっそりと存在する曽根崎神社。

茂木浜へ。

比田勝を出発して厳原のフェリーターミナルへ向かいながら、時間の範囲内で立ち寄っていく。

遊泳禁止ののぼりが立っていて何かあったのかと思ったら、
ちょうどこののぼりの撤去を初めて、日中の監視員がいる間だけ泳げるのだと分かった。

東の空は太陽があって真っ白になるので北の方を向いた写真。

次は胡簶(ころく)神社へ。

800m先ということで少し歩く。

ゆるやかな坂道を登って。

歩き始めて15分、胡簶神社に到着。

海の方まで鳥居が続いている。

降りてきた。

見上げるとこんな感じで鳥居が続いている。

ここも対馬の東海岸になるのでもう少し後の方が青い空が一面に広がっている様子が見られるが、
今日はルート的にゴール地点と時間が決まっているので仕方がない。

それでも対馬滞在の終盤でここへ来て良かったと思える風景だった。

もう一度見てみようと万関展望台へ。

対馬到着直後にも訪れたが、終わりが近づいてくると寂しさが湧いてくる。

今回、五島列島の福江島と中通島の2つは行こうと思って九州へ向かった。
その後の行動はノープランだったが、イメージでは鹿児島や宮崎まで行こうかなと思った。
しかし、初めて訪れた長崎県の離島の対馬は想像以上に良かった。

赤い橋は万関橋、かつて船を通すために削られた場所に架かる橋となる。

そして展望台からは浅茅湾の風景。

あとはフェリーの時刻まで地図を眺めながら立ち寄る場所を決めていく。

上見坂公園へ向かう。

上見坂公園に到着したのは正午過ぎ。

まずは近くの展望台へ。

壁の絵を見ると海も見えるということだが。

今日は雲が多くて全体的に霞んでいる、昨日の一日が良かったんだなと思った。

ここに来た目的は展望台と戦争遺跡があるから。

砲兵詰所跡、ここだと思って写真を撮る。

この溝が兵の仮眠に使われた場所ということだった。

しかし、展望台近くに案内があった「兵舎跡」というのは「上見坂堡塁」のことで、
もっと先まで歩くと立派なコンクリートの砲座跡があったことが今になって分かった。
調べたのは3年ほど前で、その存在のことをすっかり忘れていた。

そして漁火公園へ、時間的にここが最後となる。

やはり今日の空は霞んでいる。
対馬上陸直後にここで素晴らしい青い景色を見ることができて良かった。
そんな思い出があるからこの霞んだ海を見ても、まあ仕方がないかなと思える。

14時ごろ厳原港に到着、この日の対馬の走行距離は112km。
このあと15時25分発のフェリーで博多へ戻ります。

結局、乗用車は自分と前のこの2台だけだった。
あとは経由地の壱岐でいっぱい乗船してくるのだろう。

14時40分、乗船する『フェリーきずな」がやって来た。

思えば2日前にこのフェリーに乗船して対馬に到着した。

帰りのフェリーというのは寂しさが出てくる。

出港20分前の15時過ぎに船内の車輛甲板へ。
九州郵船は乗船・下船ともに運転手と同乗者は別々の乗船となる。

そして15時25分、厳原港を出港。

いや~、これで終わったなという感じ。

15時25分出航、博多には20時10分に到着するので4時間45分の船旅となるが、
今年5月に利尻島を離れた時のような何とも言えない寂しい気持ちだ。

帰りも行きと同じ2等指定。
部屋の出入り口に近い壁際のここにしようかと思って撮った写真。
しかし、おそらくこのあと壱岐で多くの人が入ってくると出入りが困難になりそうなので、
ここを使うことなく部屋を入ってすぐの場所へ移動した。

その移動して確保した場所から撮った写真、ここならすぐに外へ出られる。
写真を撮った時刻は14時43分なので出航後、つまりほとんどこの2等指定の部屋に乗客はいなかった。
この後、予想通り、経由地の壱岐で多くの人が乗船してこの2等指定も混雑した。

20時すぎ、博多港が近づいてきて写真はこれで最後。
今になって思うと、帰りの船は比田勝から博多までの直行便の「うみてらし」でも良かったかなと。
予約の電話の時に「うみてらし」のことも聞いたが、乗船時間が長いしこちらを勧められた。
しかし、以前のブログで対馬に行く時は新造船の「うみてらし」で行きたいと書いていて、
行きは深夜便だが、対馬からの帰りは日中の航行で乗船時間が長いと言ってもわずかだった。
この対馬へ行くことは途中で決めていて、そこまで考えがまわらなかった。
この後はひたすら帰るのみ、途中で仮眠をして翌日の14時ごろ静岡県の自宅に到着。
今年8月の休みは福江島、中通島、途中長崎県の野母崎を挟んで対馬と、離島を3つ巡った。
走行距離は3075kmだが、行きの長崎港まで約1000km、帰りも博多から900km近くで、
島内の走行が多かったため、日数の割にはそれほど走っていない。

対馬で最も印象に残っているのは、この赤島大橋を渡った赤島での一枚。
川のように見えるが島と島の間なので海峡となる。
ある程度キレイな海が見られるかもと思って行ったら、ビックリするほどのキレイさだった。
こんなエメラルドグリーンの海が見られるのに、たまに地元の車が通過するくらい、
観光客の人がいない静かな場所だったというのもまた良かった。
長崎県の離島の旅のブログはこれで最後、北海道のようにまとめはありません。
全体的な感想として離島は楽しい、特に初めての離島では見るもの全てが初めてで新鮮。
次回からは9月以降分の記事を書いていきます。