
水面に映る冠雪の羊蹄山、倶知安町にて。

倶知安駅前のホテルで迎えた朝、部屋から見える羊蹄山。
今日はまず倶知安駅発の6時22分の列車にうちの奥さんを乗せるため、ゆっくり目のスタート。

列車の出発まで時間があるので倶知安駅近くのスポットへ行くことにした。
朝5時過ぎ、ホテルを出発。

まず、八幡ビューポイントパーキング。

雲が増えて羊蹄山が見えにくくなったというより、倶知安駅前のホテルから東方面へ移動してきたため、
ちょうど雲がかかって見える場所へ自分から移動してきた形になった。
分かってはいたが、それでもわずかな時間で雲が無くなることもあるのでそれを期待した。

羊蹄山の周辺で見られるこの看板。

昨年は2022年の表記があったので毎年変わるのかと思ったが、
昨年撮った写真と比べてみると一部の文字が変更されただけで、写真などは変わっていない。

この後、尻別川リバーパークやそば屋がある羊蹄山の湧水が近いので行こうと思っていた。

しかし、この状態では行っても羊蹄山の景色は同じになってしまう。

そこでちょっと羊蹄山を見る位置を変えようとやって来たのはこちら。

ビューポイントのマップにもあった「ひらふ第一駐車場」。

羊蹄山の西側に位置するので午前中は逆光になってしまうが、
さっきの場所よりは羊蹄山にかかる雲が少なく見える。

山頂の雲が無くならないかな~と思いながら写真を撮っていた。

この5月2日は全道的に晴れ予報、渡道した中で道内が最もスッキリとした天気だった。

まだ雪が残っていて、後方は建設中のホテルか。

3日前に然別湖を散策した時のように、ベンチにはシートが掛けられていた。
公園としてはまだシーズン前。

もう少しで満開の1本の桜に心が和む。

到着して10分程たってだいぶ雲が少なくなってきた。
この道路は電柱が地中化されている。

列車の時間もあるので倶知安駅へ戻ることにした。

倶知安駅に向かいながら羊蹄山まわりの雲がみるみる無くなっていくのが分かって、
ほんの少しの時間なら寄れそうだということで羊蹄山の湧水へ。

ここにはそば屋があってさらに湧水を汲むこともできるが。

池の向こうの羊蹄山を見るスポットでもある。

水面に冠雪の羊蹄山が映ってキレイ。
昨年の春も快晴の日にこの場所に来ているけど、水面は揺れていてこんな光景は見られなかった。

白樺の木と羊蹄山、なかなか良い場所だ。
昨年は春に来て、そして夏にも再び来ると緑が驚くほど増えていた。

右のところ、何か建設中?
景観が大きく変わってしまわなければいいが。

春の時期にこの場所は外せない。
また来年の春もここから冠雪の羊蹄山を見たい。

6時過ぎ、倶知安駅に戻ってきました。
なんてスッキリ晴れた羊蹄山なんだ。
1時間前とは全然様子が違う。

駅舎横の桜。

北海道新幹線の延伸に伴って新幹線の倶知安駅開業が2030年なのであと7年。

新幹線の駅が開業となればホテルとレンタカー屋さんもセットで出来るだろうし、
この駅周辺の様子は大きく変わることは間違いない。
残念なのが木古内駅とは違い在来線の倶知安駅は無くなってしまう。

6時22分発の始発列車を逃すと次はなんと約6時間後になってしまう。
その間にも列車は2本あるが蘭越までで長万部までは行かない。

倶知安駅で別れた後、八幡ビューポイントパーキングへ再び。

ここからは北海道一人旅の始まり。

もうちょっと早く雲が取れていてくれたら一緒にこの羊蹄山を見ることが出来たので惜しかった。

そして近くの尻別川リバーパークへ。

ここも羊蹄山を見るスポットの一つ。

なんとこの場所へ来たのは今回が初めて。
昨年の夏に北海道から帰ってきて撮った写真を見ていてここの存在を知った。

あの赤い橋なんてこれまで何度か通っていた。

日本海へと続く尻別川。

赤い橋の名称は富士見橋だった。

その何度か通った赤い橋と羊蹄山。

美しい冠雪の羊蹄山、どこを撮っても絵になる。

こんな良い場所があったとは。

ニセコアンヌプリと赤い橋の風景も良いなと思った。

すぐ近くにあった別の駐車場へ移動。

さっきいたのは右側の対岸。

その対岸から桜の木が見えていたので来てみたが、見頃までは数日早かった。

この羊蹄山だけでも美しいのに、これで満開の桜があったら素晴らしすぎる景色だっただろう。
初めての尻別川リバーパークだったが、こんな素敵な場所があったんだと思った。

7時前に道の駅名水の郷きょうごくに立ち寄る。

昨年を振り返ると5月9日に来た時にちょうど満開の桜に出会えた。
しかし、4月30日にも来ていてその時はこれが桜の木だとは分からなかった。
そして今回はどうかなと期待したが、残念ながらまだ早かった。

木の裏に隠れてしまっているが、この辺りから羊蹄山は頭しか見えない。

長い階段を登った先に展望台があって、2019年の春に来た時はその階段を登った。

ところでどんな風に見えたんだろうと、上の写真は2019年4月28日の朝7時半ごろ、
階段を登ると展望台になっていて、そこからさらに羊蹄山が見える方へ少し歩いた。
あまり羊蹄山の眺めは良くなかった記憶があったが、まあまあ見えているんだと今になって思う。
しかし、他にも羊蹄山がキレイに見える場所はたくさんあるので感動が薄かったのだろう。

昨年は桜が満開でおそらく上の展望台の方にも桜があったと思うが、
この展望台へと続く階段が閉鎖されていた。
春の時期はもう上に行けなくなってしまったのかと思っていたら、今回は普通に行けそうだ。

しかし、桜はそれほど咲いていない感じなので上の展望台には行かなかった。
それでも開花前で全く咲いていないより、これだけでも桜の雰囲気を感じられたのは良かった。