実録「どぶろっく」13

自験の「実録」を「どぶろっく」バージョンでご紹介します。
ロックやブルースの世界では、「27クラブ」という伝奇があります。私が、これを知ったのは、都市伝説のTV番組でした。この番組では、悪魔学における序列27位のロネウェという悪魔の話として語られていました。
米国の伝説的ギタリストであるロバート・ジョンソンは、27歳で早逝しました。生前の見事な演奏ぶりに照らし、「あの超人的テクニックは、悪魔と契約し、自分の27歳以降の命と引き換えに習得したのではないか」という話が生まれたのです。
その後、ジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリンをはじめ、歴史的ギタリストが27歳で早逝する歴史が繰り返され、のちに、「27クラブ」という呼称が生まれたようです。
日本では、尾崎豊が数え年27歳で急逝したことから、このクラブのメンバーに該当するという意見もあります。
さすがに、菊池桃子さんには関係ない話だと思っていました。ピアノは、コンサートで弾けるほど上手ですが、ギターは演奏できないからです。そもそも論として、悪魔の力を借りるまでもない絶世の美貌があり、ファンを虜にしてしまう魔法の視線と優しい声が備わっています。
ところが、私の視点では、無視できない27にまつわる因縁を発見してしまいました。桃子さんは、27歳で結婚していたのです。アイドル桃子の終焉という意味では、27という数字とまったく無関係ではないのかもしれません。2014年、元アイドルとして復活したデビュー30周年記念コンサートは、27年ぶりの単独公演でした。そして、今年は、ママになってから27年目を迎えました。
実録は、以上です。

ここで、「どぶろっく」師匠の登場です。
――もしかしてだけど、ママドルも卒業して俺と一緒になるタイミングがきたんじゃないの～。


原作でのメーテルの台詞どおりでいいのです。
「私は、あなたの想い出の中にだけいる女。あなたの少年の日の心の中にいた青春の幻影」
ずっとメーテルには輝き続けて欲しいです。