
Sam’s Detailing Spray Waxをたびたび施工しています。推定持続期間は2〜3週間程度とみています。カルナバが切れる前に再施工するなど、補強してしまいますので、本当の耐久性はunknownながら、毎週洗車したら持っても4週間くらいかな、という感覚的な予想です。
GOODSTUFFからカルナバベースのクイックディテイラーとして発売されているSHOW DETAILER(1,780円)とカタログスペック上はよく似ています。GOODSTUFFの公式サイトでは次のように特徴が記されています。
・簡易な使用方法
・色味を濃く深みを出します
・滑らかな仕上がり
・撥水効果
・持続耐久性:2〜3週間
・心地よい香り
カルナバベースのクイックディテイラーは、他社でも販売されており、手軽さと光沢を同時に手に入れたい顧客をターゲットにした1つの独立したジャンルを形成していると思います。
一方、Sam’s Detailingの公式サイトには、Spray Waxがクイックディテイラーの代替にはならない、と明記されています。カルナバベースのクイックディテイラーではないということなのです。
使用した側の印象としては、ほぼそうなのに、Samから真っ向否定されると懊悩煩悶とさせられます。
一方で、Samに首肯できる部分もあります。クイックディテイラーと決定的に違う点は、拭き取りです。Spray Waxでは15秒待つ必要があります。そのタイミングをはかる指標としてfinger swipe testを推奨しています。指でなぞったときに何も残らない状態になっていれば、ワックスが定着しているという分かりやすい方法です。つまり、これはワックスとして扱ってくれということなのでしょう。拭き取り方法の誤用を避けたい意図もあるのかもしれません。
Sam自身が拘泥するクイックディテイラーとは異なるものであるということ、さらには市場にある他社の液体ワックスとも違うという主張は、開発者の自信の表れとして畏敬の念を抱きます。
標題に対する私の中での結論としては、クイックディテイラー感覚で施工できる簡易カルナバワックスになります。Signature Paste Waxの弟分と換言でき、この呼称が一番しっくりきます。
今日もSpray Waxを施工し、ボディ全体の光沢とボンネットに映る青空に感嘆してしまいました。
油分が多いために撥水性はやや弱く、また上述のとおり、耐久性はイマイチです。悪くいえば、なんとも中途半端な製品です。それでも実にイージーな施工で得られるあの光沢は何物にも変え難く、それが、欠点を受け入れたうえでSpray Waxを愛用している最大の理由です。
Posted at 2022/03/06 23:56:52 | |
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