
店名は、GODENと読みます。画像は、黒舞茸と近江黒鶏の昆布水つけ麺です。細かすぎて伝わらないレベルのこだわりが詰まった逸品です。
料理としては、つけ麺というより、クラシックな「ざるラーメン」に近いです。麺は、こだわりの塊のような昆布水に浸かっていますので、まずは麺だけを食します。粘り気があり、平打ち麺によく絡みます。続けて、汁につけながら食します。最後は、余った昆布水をスープ割にして飲み干します。
温顔の優しげな店主が目の前にいます。さすがに口に出しては言えませんでしたが、心の中でつぶやきました。
「あんた鬼だよ」
かつて、支那そばで盛名を馳せた故佐野実氏が、情熱を爆発させ続ける姿から鬼と呼ばれていました。それと同質のものを感じずにはいられませんでした。

近江黒鶏の清湯醤油をベースにしたつけ汁です。松阪ポークの吊るし焼き、スライスされた黒舞茸等が具材に加わっています。これに上述の麺や汁が加わったら、複数の旨味を連続的に感知して味覚がパニック状態に陥ります。美味い!という感覚が持続してしまうのであります。
Posted at 2022/09/11 17:08:26 | |
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