
自験の「実録」を「どぶろっく」バージョンでご紹介します。
学生時代は、自分の部屋が、菊池桃子のポスターで覆いつくされていました。壁の4方向に天井を加えた5面でも、貼るスペースが足りないと感じていたほどです。
当時は、レコードやCDを買えば、ポスターがサービスで付いてきました。くわえて、雑誌GOROの付録に代表される数多の素材があり、さらには、カレンダーという絶対的なものもありました。2ヶ月毎に面を更新していくのではなく、元旦に1年分をばらして、6枚のポスターとして使用していました。なので、あっという間に壁が埋まってしまったのです。
社会人になると、男友達以外も部屋にくるようになりましたので、菊池桃子だらけで迎えるのは無粋であり、無礼過ぎます。自分の成長というより、実利のために、ポスターを貼るのをやめたような気がします。
――なのに、再燃であります。トップ画像は、タワーレコードのイベントに参加した特典として入手した限定版のポスターで、非売品です。帰宅後、直ぐ部屋に貼りました。「限定」「非売」という言葉だけで、美しさが3割増しになる気がします。
ところで、一度ステージから下りたタレントが、アンコール等のリクエストがないのに、自らの意思でステージに戻ってくるのは異例だと思います。なのに、その日の桃子さんは、戻ってきたのです。ファンに対する深い愛情を感じました。
最前列にいた自分は、桃子さんの退場を1mくらいの至近で見ており、そのときの表情から、「絶対に戻ってくる」と確信していました。仕事が終わったという安堵感はまったくなく、素で少し寂しそうでした。「もうちょっとみんなと一緒にいたいな」と顔に書いてある状態だったのです。
――時間にして30秒でした。後方で歓声が上がりました。
「ほら、だからいっただろ、戻ってくるよって」と自慢したい心境でした。
ファン歴40年になると、しばしば、ツーカー的な予測ができることもあるのです。そんな楽しい思い出が詰まったポスターであり、桃子さんの姿を貼っているというより、heartwarmingな思い出を壁に貼った感覚でいます。
実録は、以上です。
ここで、「どぶろっく」師匠の登場です。
――もしかしてだけど、最前列の俺と、もう少しだけ見つめ合いたかったんじゃないの~。
君は、リアルフレッシュ1000%。
三度生まれ変わっても、三度ファンになりたいです。
Posted at 2024/10/06 09:59:53 | |
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