
自験の「実録」を「どぶろっく」バージョンでご紹介します。
音楽CD制作に伴う限界利益率は、よく分かりません。100枚単位の自主制作では、実費として5~10万円くらいという情報があり、表紙ビジュアル等の意匠に凝らなければ、1枚500円台の線がおぼろげに見えてきます。商業ベースで考えた場合、最大の出費は、広告宣伝費だと思います。
こうして考えると、音源が存在する作品群でベスト盤を制作する商業的な意義はあります。消費者側にとってもメリットが大きく、高率で互恵関係が構築されます。
熱狂的なファンにとってベスト盤は、集大成的な存在であり、特典が付くことが多いプレミアものです。私は、――あるアーティスト――のベスト盤を複数所有しています。最初に出た4枚のベスト盤は、音源が同一であり、選曲をわずかに変えただけの類似作品でした。
5枚目は、デビュー30周年に制作されたリミックス版で、バラード調のアレンジが入り、特別なギタリストが参加するなど、それまでの4作とは一線を画していました。
昨年、デビュー40周年記念で発売された6枚目のベスト盤は、直近の新曲が加えられた以外は、古い音源でしたが、「Eternal Best」というタイトル名が最終形をにおわせるものとなりました。車でいえば、一般的な特別仕様車くらいの価値はあると思いました。
こうした経緯で、6枚のベスト盤を所有することになったのですが、それから1年も経たない、つい先日のこと、通算7枚目となるベスト盤を予約しました。DVD2枚とCD1枚というパッケージになっています。万単位の高額ですが、今回は、アーティストのキャリア初となるライブ音源であり、納得度が高いです。しかも、サイン会の特典付きです。なんといっても、自分がリアルに「コーラス」で参加している音源ですから、これは、生涯の「おたから」になることでしょう。
私のコーラスは、絶対に拾われています。当日、それを狙って発声し続けていました。少々のファンと声出しのタイミングがかぶる分には、それらを打ち消す自信もありました。
「もっもこおおおおお」
「まっもこううううううう」
実録は、以上です。
ここで、「どぶろっく」師匠の登場です。
――もしかしてだけど、マスタ音源を聴いた桃子が、俺のコーラスを気に入って制作を決意したんじゃないの~。
あなたと逢うたびに
すべてを忘れてしまうの。
Posted at 2025/09/07 09:52:23 | |
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