
自験の「実録」を「どぶろっく」バージョンでご紹介します。
間もなく、艶遊会に参加します。「園」ではなく、「艶」と記しました。
――主催は、菊池桃子さんです。
思考を経ない反射に等しい動きで予約ボタンをクリックし、なにも特典がなくても確実に購入していた新作DVDで、艶遊会への参加証を入手しました。会に参加するためになにかをしたわけではありませんので、ファン心理としては、桃子さんから無私で招待されたのに等しいです。
会話を交わせるのは、実際の園遊会と同じくらいの時間でしょう。距離感も同じくらいになると予想しています。絶対に失敗はしたくありませんし、後悔も残したくありません。
そこで、後顧の憂いを断つために、ゆうにひとまわり以上年少の女性に助言を求めました。タレント主催のイベントに通い慣れた達人の方です。
「ああ、その程度ならお安い御用ですよ」という感じの反応でした。刹那に、「私を釣って下さい」作戦がいいとの話になりました。会話が難しい3秒程度の時間しかないときに卓効するそうで、30代以下の若い世代では、割とよく知られているテクニックらしいです。
レクを受け、なるほどと感心しました。「釣って」という言葉には、「とびっきりの笑顔でも、手を振ってくれるだけでも、なんでもいいから、私の心を奪うリアクションをお願いします」という切実な願いが込められています。これを無視できるタレントはまずいないそうです。
艶遊会では、桃子さんの気分や周囲のスタッフの方針、あるいは、会場レイアウトや当日の参加人数等、接しかたに影響し得る変動要素が多数存在しています。「こうするんだ」という単独のシナリオで乗り込むのは、あまりにリスキーです。引き出しをたくさん用意しておくのが成功のコツだと思っています。
第一関門は、視線のレイザービームを突破できるかどうかです。過去の経験から学びました。いきなりこちらをガン見してくる桃子さんをガン見し返して、押し返せるかどうかで成否が分かれます。半分近い兵士がここで敗退します。百戦錬磨の熱狂的ファンでも轟沈することがあるほどの強烈なビームです。
実は、前回の艶遊会で、私は、失敗をしています。軽い自己紹介をしたいと思って、胸に手を当て、「僕は」という仕草を見せた刹那の出来事でした。「えっ、なになに?」という表情で、桃子さんがこちらへ身を乗り出してきたので、完全に照れてしまいました。
「私を釣って」作戦に加え、一発芸の謎かけに至るまで、稽古に余念がない日々が続きます。
実録は、以上です。
ここで、「どぶろっく」師匠の登場です。
――もしかしてだけど、女の視線でガン見しているのは、俺に対してだけなんじゃないの~。
出逢いは、億千万の胸騒ぎ。まばゆいくらいにexotic Japan。
Posted at 2025/11/09 09:02:51 | |
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