
農薬散布の経験がある方なら、二混、三混(にこん、さんこん)を普通に考えていたはずです。よくあるのは、予防薬と治療薬の混用で、殺虫剤と抗菌剤の混用もレギュラーメニューみたいなものでしょう。
園芸の経験が長い私は、洗車用のスノーフォームでも、ある程度の混用はできるはずだと思うようになりました。しかし、濃度が明確なポンプタンク中の農薬と異なり、希釈倍率が不確実になってしまう点がネックです。
自分のセッティングでは、10倍希釈するスノーフォーム用シャンプーは、スノーフォームランスを通すことで、さらに20倍薄まっているという感覚があります。60mLの原液を600mLに薄め、それが最終的に12,000mLになっている計算です。原液を200倍希釈したことになり、この数字は感覚的には実態と近い気がします。また、車とその周囲が、12L程度の水を撒いたときと同じような濡れかたをしているようにも見えます。
この前提で、APCを混用した場合を想定してみました。全量600mLの混合液中にAPCを60mL仕込んでおいた場合(処方としては、シャンプー60mL +APC60mL +水480mL)、スノーフォーム終了時の総水分量は、前述のとおり、12,000mLです。APCは、200倍に希釈されたことになり、銘柄にもよりますが、希釈限度よりもやや薄い状態で塗布したことになります。
スノーフォームでは、車体と接触している部分しか洗浄効果が出ませんので、多量のAPCを泡状に散布するのは経済的にはもったいない手技です。あくまで、スノーフォーム用シャンプーを補い、コンタクトウォッシュの負荷軽減をはかる目的であれば、少量をプレウォッシュ段階で混用するのもありなのかもしれません。私は、そう納得して、ときどき60mL程度混用しています。
Sam’s Detailing のSamが自身のシトラスプレウォッシュをスノーフォームに混用している映像がYouTubeにアップされています。冬場推奨の方法として、シャンプー100mL、シトラスプレウォッシュ100mL、水800mLで全量1Lにしています。Adding a little extra spice.だそうです。
スノーフォームランスによる原液の希釈率はマチマチですので、Samの処方(1:1:8)をベースに、自分の感覚を照合させると、至適用量が見つかるのではないでしょうか。
Posted at 2022/02/23 02:15:30 | |
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