桃乃木權士のブログ一覧

薔薇は、黒点病に弱く、抗菌剤の定期散布をしないと、夏前に落葉が始まります。そして、蛾をはじめとする数多の微小昆虫が飛来してきます。
無農薬でも育ちますが、美観を保つには、抗菌剤数種類と有機リン系殺虫剤、さらには有機リン系以外の殺虫剤を常備しておかなければなりません。
最強農薬といわれるテデトールをご存知でしょうか。農薬には、人体に投与される抗生物質と同様に耐性の問題があります。濃度を上げ過ぎたり、過量散布でムラになったりすれば、薬害が生じます。ところが、テデトールには、これらの問題が皆無で、常に有効率100％なのです。
この季節になると、洗車ディテイリング中に、庭の薔薇に寄生する病害虫を発見し、ついテデトールを使用してしまうことがあります。グローブ装着中は、テデトールがしやすいため、つい手が伸びてしまいます。
この日もやってしまいました。
ーー手で取る際にーー棘で引っ掻いてグローブが破れてしまったのです。
手で取るのが一番で、上述のとおり、有効率100％なのですが、分厚い革製のグローブを装着してディテイリングはできませんので、困ったものです。

園芸用スプレーヤーは、顧客の要求事項が高く、老舗の人気シリーズは、どれも高機能です。
まず霧の状態が良くないと、農薬の噴霧ムラになり、使いものになりません。豊かな最大飛程距離を生み出すトルクも必要です。さらには、葉裏にもかけられるように、あらゆる角度で良質な噴霧ができる性能が求められます。
いろいろ使いました。淘汰と選択が繰り返され、手元に残っているのは、やはり優秀な製品です。もう10年以上使用しているでしょう。
画像で「耐久性」が十分に語られていると思いますので、本稿では深く書きません。
本来、赤色には意味があり、緑の中で探しやすいメリットがあります。鮮やかなレッドがいつのまにか褪せてしまい、その部分では性能が落ちたといえるかもしれません。
ディテイリング用品もこうあって欲しい、と願っています。

画像は、AliExpressに出店しているLucullan Official Storeから購入した商品の荷姿です。長旅の過酷さがいたるところに現れていて、よくぞ無事で、という心境になります。中身がマイクロファイバークロスでしたので、影響はまったくありませんでした。
アリエクは、過去半年間に10アイテム分利用しています。8件がディテイリング関連用品で、これらはいずれも順調な取引でした。残りの2件は、試しに購入した1,000円程度の小型家電品だったのですが、1件が商品未着のまま取引期限切れとなってしまいました。肯定的フィードバック率が低いショップは、やはりだめでした。
すると、アリエクのサポートセンターから、日本語で「紛争を開始しますか」というような物騒なメールが届き、「Yes」で手続きを進めると、ほどなくして返金が決定しました。Open Disputeという選択肢なので、紛争というより、異議申し立ての余地があるというくらいの話だと思うのですが、ひとまず適正な処置に助けられました。
もしもほかのECサイトでこのようなことが続いたら、利用しなくなると思うのですが、アリエクの利用は続けています。ディテイリング用品は消耗品を含めて高額なため、海外ECサイトを上手に利用することが重要な技術の一つになると感じているからです。アリエクで販売されている格安品、あるいはそれと同等のものを再包装し、セレクト品として高値で販売しているような国内販売品にも注意しなければいけないと思います。
製品知識とその領域での目利き、さらには優良Shopの選別まで、アリエクではその総合力が問われている気がします。思えば、――そこが、ディテイリング用品をそろえる楽しさの一部にもなっているのかもしれません。

母は典型的な京都人です。幼少期、大切にしていた物が壊れたり、なくなったりすると、あの独特の優しいイントネーションで慰めてくれました。――ええんや、身代わりになってくれたんやで、と。
いとしの菊池桃子さんも、何はともあれポジティブに考えようね、とよくラジオで話していました。
ですから壊れたことはもういいのです。メーカーにはメールに画像を添付して報告だけしました。注文をさばききれないほど忙しそうですので、返事も来ないでしょう。
それにしても、たった2回使用しただけで折れるものなのでしょうか。以前アップしたパーツレビューで、使用中に軸が動くことを指摘していました。この日もその現象が起きていました。なんと折れる30秒前の画像(タイトル画像参照)もあります。軸が曲がっています。直しても、軽い負荷ですぐに曲がってしまう状態でした。
文句をいうときはきっちりやります。交換品も求めます。しかし、今回は求めません。もうあの製品を見たくないし、使いたくないのです。表題のとおりであります。