
今年3月に、YouTubeの数字が企業力を表しているかを検証しました。そのときの結論として、YouTubeのチャンネル登録者数が、企業力をそのまま表しているとは思えませんでした。動画コンテンツの数が多いほうが有利ですし、商法や早期から始めていたかどうか等との兼ね合いもあります。
一例として、洗車場へ行くと圧倒的に青い容器が目立ち、シュアラスターの支持率の高さが窺えます。なのに、同社は、YouTubeの世界では凡庸な存在です。商品がエスタブリッシュされ、宣伝しなくても売れているという解釈もできるかもしれません。
では、チャンネル登録者数が企業力とまったく関係がなく、なにも価値がない数字なのかと問われると、深慮したくなります。登録自体はワンクリックで可能ですが、興味のない企業の動画をわざわざ登録することはほぼないと思われるからです。
そこで、約8ヶ月ぶりに同じ調査を実施してみました。上位の海外製品では、120%以上の成長を示したブランドが2つありました。英国のSam’s DetailingとスウェーデンのTershineです。両者は、日本代理店が同一の経営者となっており、その慧眼に驚かされます。
Amazon販売事業者アワード2022を受賞するなど、市場で躍進中の「ながら洗車」が達成した5万人という数字は、国際的にみても驚異的なものであるといえます。前回は、この調査の対象から外していたため、伸長率は不明です。
データをそのまま捨ててしまうのはもったいないかなと思い、メモとしてここに残しておきます。当然のこととして、有力な、あるいは肝心のあの会社が抜けている等の不備はあるはずですので、そこはご容赦下さい。
▼YouTubeチャンネル登録者数(単位=万人)
Company name 2022.3 2022.11 Up rate
Chemical Guys 72.2 78.0 108.0%
AutoFinesse 20.1 20.7 103.0%
Meguiar's 12.7 13.3 104.7%
Adam's Polishes 6.8 7.5 110.3%
Griot's Garage 2.8 3.2 114.3%
Sam’s Detailing 2.8 3.4 121.4%
SPASHAN 2.7 2.8 103.7%
Soft99 2.4 2.6 108.3%
Autoglym 1.9 2.0 105.3%
Tershine 1.7 2.1 123.5%
CarPro 1.2 1.2 100.0%
Carbon Collective 0.9 0.9 100.0%
Autobrite Direct 0.8 0.9 112.5%
MothersPolish 0.8 0.8 100.0%
SurLuster 0.5 0.6 120.0%
KAMIKAZE COLLECTION 0.3 0.4 133.3%
Prostaff 0.3 0.3 100.0%
GYEON JAPAN 0.2 0.3 150.0%
WORK STUFF 0.1 0.1 100.0%
26JPN 0.1 0.1 100.0%
NAGARA CAR WASH ― 5.3 ―
Posted at 2022/11/26 07:28:02 | |
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