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やーまちゃんのブログ一覧

2010年10月25日 イイね!

ミニカーで語ろう ザイテック(倒産)編

ミニカーで語るシリーズ、童夢、AUDIと来て、今回はザイテックを語ろうかと。

というのも、イギリスのレーシングエンジンやパワートレーン、オープンプロトのレーシングカーを
開発、販売していたザイテックが倒産したようですね。

このザイテックという会社は、わたしの記憶が正しければJUDDエンジンのデストリビューター
として出てきたような気がするのですが、ご存知の方が居れば教えて頂きたいです。
いまいち日本に居ると、会社の名前として聞く事があっても、それ以上の情報が得られませんね。
英語が堪能であれば、もっと深堀り出来るんでしょうけど・・・。

最近では、レーシングエンジンや、レーシングカー用の汎用セミオートマ(パドルシフト一式)、
そして熱エネルギー回収、放電システムであるハイブリッドにも例えられるレーシングカー用の
KERSの開発、販売もしていました。

このKERSシステムは、日本のSGTとFポンでも導入するとか、何とかって言っていたし、
パドルシフトも童夢も使っていたし、Fポンもそうでしたっけ?
そして、さらに影響が大きいと思うのは、日産が昨年までSGTで使っていたVK45という
V8エンジンをルマンシリーズ等のLMP2用に販売する計画があり、そのデストリビューターが
ザイテックだったんですよね・・・。

日産はFIA-GTのGTRといい、このLMP2用のVK45といい、取り引き相手の経済状況を
見る目がないですね・・・。何だかなぁ・・・。


さて、そんなザイテックのレーシングカーですが、家にあるのは、この04Sになります。
このマシンなんですが、実は非常に複雑な歴史があるんですよね。

ザイテック
今ではザイテックと呼ばれている、このマシンですが、そもそもは市販レーシングカーの
コンストラクターとして有名な存在だったレイナードの最後のマシンだったんです。

そしてレイナードの破産後にDBAという名前になったり、ザイテックになったり、そして
クリエイションっていう名前になったり、1台のマシンなのに、わたしが知っているだけでも
4つの名前があるレーシングカーなんですね。

そして、最初のレイナードに続いて、最後のザイテックも倒産してしまったんですね・・・。
なんという不幸を呼ぶマシンなんでしょうw
でも、ローラはカッコ悪い、クラージュのLC75はモノコックの剛性が低すぎて話しにならん、
そんな事で、市販のオープンプロトの中では、魅力的な1台には違いありませんね。

このマシンは、そもそも今で言うLMP2というか、1つ下のカテゴリー用のマシンとして
開発されたものが、意外と良い成績で走ってしまい、上のクラスで参戦したような気がします。
この辺は、ポルシェのRSスパイダーと近い感じでしょうかね。

デザインを見てみると、特徴的なのは尻ですね。尻w
このマシンは本当に、お尻がセクシーな曲線美ってデザインなんですねー。
来年からのレギュでは後部から見える穴はふさがれる事になるし、最新の09Sでは後部の
オーバーハングの長さ規定で短く切り詰められているのが残念です。

このカウル上面のフラップとボディー内部からのアウトレットになっている部分の組み合わせが
非常に美しいマシンです。もし、わたしがオープンプロトをデザインできるとしたら、間違い無く
このザイテック04Sのデザインをコピーしますよ!
やっぱりレギュレーションがあるので仕方ないですが、ロングテールがプロトの魅力ですw


今回のザイテックの倒産で、このマシンの引き受け先はクリエイションになるんでしょうか?
それとも、クリエイションとザイテックは別の開発をしてたんでしょうかね?

メカクロームも倒産しましたし、レイナードもザイテックも倒産しました。
クラージュもオレカに買収されて、ペスカロロもOAKに買収されてしまいました。
欧州でレーシングカーコンストラクターとしての商売も成立していないんですから、
狭い島国日本でレースをやってるチームは大変でしょうし、童夢のコンストラクターとしての
収支も、ある程度は想像できますね。

なかなか、こんな厳しい世の中だと、モータスポーツへ流れる資金も少なくなってしまうのは
よく分かるのですが、途絶えてしまえば、次に始めるのは非常に大変です。
細く長くても、なんとか継続できる資金が流れて欲しいものです。

特に問題無く経営できてると思っていたザイテックが倒産するんでは、レースの世界は
相変わらず厳しい状況が続いているんですね。
しかし、こうなるとSGTとFポンのKERSも、どうするんでしょうねー。
どこか新しい買い取り先を探し出して継続して業務を続けるんでしょうか・・・。
もう契約して契約金を振り込んでない事を、お祈り致します。本当に。
これじゃあ、みのるたんに、ボロクソに言われちゃうよなぁw

そして、来年のルマンは・・・?日産エンジンの復帰、楽しみだったんですけどね・・・。
Posted at 2010/10/25 00:01:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | ミニカーで語ろう | 日記
2010年10月24日 イイね!

F1 韓国GP決勝、無事に終了!!! ネタバレ注意

いろいろと心配しかなかった韓国GPですが、まず誰も怪我が無く終わって良かった!!!

しかし、なんて疲れたレースだったんでしょうね・・・。
まずはスタートディレイに始まり、そしてSCの先導というオープニングでした。

1つ前のブログにも書きましたが、最近のアジア圏で開催されるグランプリは、欧州での
テレビ放映時間を考慮して、ナイトレースか、もしくはスタート時間を遅らせてきています。
そのせいもあり、昨年のマレーシアがレースディスタンス75%に満たずにハーフポイントの
レースになりましたが、やっぱり韓国も、その危険がありましたね。
07年の富士もそうでしたが、雨になると厳しいですよね。

でもバーニーに言わせると、『じゃ、ナイトレースにすれば良いんじゃん?』って言われるなw

そんな今回のGPを振り返ってみましょう。
いやー、まさかのRedBullはノーポイントでしたね。
べっつんの最年少チャンプを願う会の会員で、アロンソ&フェラーリ好きな、やーまちゃん的には
序盤でのウェバーのクラッシュ→リタイアには歓喜乱舞だったんですがねぇ。
何だかんだ言っても、守り主体な走りになれば安全かと言えば、そんな事も無いというのを、
今回のウェバーには見せてもらいましたね。

そんな中で、べっつんのリタイアも見たくなかったなぁ、本当に。
フロアからも火花が出てたし、完全にブロックからピストンやコンロッドが飛び出てしまう、
足が出たという状態、完全なエンジンブローでしょうね。中継で、おぐたんも言ってましたが。
あぁ、ホントに悔しい!!!
でもまあ、ピットへ戻ってくるべっつんの表情を見たら、もう全てやりきったし的な満足した
表情で救われましたけどね。
なんか、序盤から中盤の、余裕の無い状況だと今年のタイトル厳しいかと思ってましたが、
あの表情が出来ていれば、ミラクルもあるかなって感じがしましたよ。

今年獲らないと、本当に獲れない癖が付いてライコネンのようになってしまいそうで・・・。
速ければ獲れるって簡単なモノじゃないですからね、F1のドライバーズタイトルは。


そしてアロンソを振り返りましょう。
2位走行中に、フルウェットからインターに交換した時に、右前のタイヤ交換にミスが・・・。
そしてコースに戻るとハミに前に出られて3位になってしまいましたね・・・。
あぁ、これで終わったかと・・・。あぁ、これならフルウェットでステイアウトしとけば良かったのに!
なんて思いましたが、ハミのハミ出しのおかげで、なんとか救われましたねw
そして、レースもまさかのフルディスタンスでしたから、フルウェットでステイしたら、
大変な事になってましたね!
まあ若干、結果オーライ的な感じもしますが、ティフォシやーまちゃん的には満足ですw
 
アロンソ優勝@かんこく
まさかのアロンソがリーダーに返り咲きですね。鈴鹿へ行く前のブログにも書きましたが、
これは、やっぱり開幕戦の優勝者が、チャンピオンになる布石でしょうか?
でもアロンソも、エンジンは使いきって、やりくり中ですからねぇ。
ブローしてリタイヤ0点になるぐらいなら、10グリッド降格でも新エンジン入れるか?

今回のレースはアロンソとハミルトンを見るとタイトル経験者の強さが見えましたし、ウェバーは
やっぱりタイトル争いのプレッシャーに晒されて自滅してしまいました。
そしてヴェッテルは、昨年のタイトル争いの経験が今年に活きてるのか、開き直ってますね。
なんとか流れが来て欲しいですね。

さてさて、可夢偉に行きましょう!
うーん、今回も攻めてインターに真っ先に交換しましたが、ちょっと早すぎましたね。
でもザウバーの置かれている状況を考えれば、そんな戦略になりますね。
でも、なんとかポイントゲットできて良かった!でも、何度も周囲の車に絡まれそうになったり、
スーティルに真横から狙撃されたり、なんともハラハラしたレースでした。
でも、タイヤ交換のタイミングを間違わなければ、クビサの後ろぐらいには行けたかな?
年間ポイントでもスーティルとバリチェロには届かないかもしれませんが、残り2レースは
昨年も走って、そして輝いたブラジルとアブダビですから、期待できますね!

そして、今回は地味にミハエルが4位入賞でした!
終盤申し訳ないですがマッサがフラ付いてるリプレイが出るたびに、スピンを願ってしまった・・・。
あとちょっとで表彰台だったんですけどねぇ。惜しかった。


さあ、次は放送時間が会社員泣かせの鬼畜なブラジルGPですね。
いま忙しいから月曜は休めないしなぁ。でも、この状況で録画してみるなんて選択肢は無い!
って事は、キツイ月曜日になるんですね・・・orz

気が付けば残り2戦まで来た2010年のF1グランプリです。
誰がタイトルを獲るか、今年も分かりませんね。有利に成ったと思ったドライバーが、ことごとく
追い風を失う今年のF1です。
まだまだ、このままアロンソ優性とも言えないでしょうね。本人もインタビューで、今回の結果も
なにも変わらないって言ってましたしね。

しかし、こんな完成したばかり路面で、油分や泥が浮いて滑りやすいサーキットでも、
こんなに楽しいレースを魅せてくれる24人のF1ドライバーには、本当に感謝です。
残り2戦も楽しいレースを、よろしくお願いしますよ!!!

しかし、韓国GPの表彰台の、あの並んだ国旗は何ですか、あれはw
Posted at 2010/10/24 19:33:50 | コメント(4) | トラックバック(0) | F1_2010 | 日記
2010年10月24日 イイね!

コーヒー豆を買ってきました@南蛮屋

コーヒーが好きで、いつも家ではドリップで淹れてるのですが、豆も最近は
お気に入りの『南蛮屋』という、コーヒー豆店で買ってます。
写真は厚木にある本店ですが、半年ぐらい前に移転して、良い雰囲気になりました!

スカイライン@南蛮屋
いやぁ、久々にブログにスカイラインの登場ですw
なんか夏のオカマ修理以来、モチベーションが落ちで洗車もしてないんです・・・。
ちょっと、かわいそうな状態です、うちのスカイライン・・・。


さてコーヒーですが、ここの豆を買うまでは、カルディーとかキャラバンとか、駅とか
デパート地下の食品売り場にあるコーヒー豆店で買っていたのですが、『南蛮屋』で
買ってからは、他のコーヒー豆では満足できなくなってしまいました・・・。

他の店で買う豆だと、袋に入れたままでもパンパンに膨らむ事はありませんが、
『南蛮屋』の豆は、買って(袋詰めして)2時間ぐらいで、パンパンになります。
そのガスが、コーヒーの‘香り’らしいので、膨らまないような豆は(真空パックできるような)
もう、ほとんど‘香り’が抜けているらしいですね。
鮮度の良い豆だと、蒸らしで最初の、お湯を注ぐと、モコモコっと膨らみます!

そんなわけで、近くに『南蛮屋』の店舗があれば試してみてください!


本日はF1韓国GPですが、降雨の為に赤旗スタートディレイです・・・。
最近は欧州でのテレビ放送時間を考慮して、アジアでの開催レースのスタートの時間が
どんどん遅い時間になって来ています。
そんなわけで、今回の韓国GPはフルディスタンスでのレースは厳しいでしょうね。

日本の日本舗道の施工で路面のアスファルトは剥げる心配は杞憂に終わりましたが、
さすがに雨が降ってくれば、アスファルトから油分が染み出てくるでしょうからね。

このままでも、SCでもスタートしてますからレースは成立しますね。ハーフポイントですが。
強行して大きな事故が起きるのも怖いですが、アロンソ・フェラーリ陣営には厳しく、
ウェバー・RedBull陣営にはオイシイ、レースになるんでしょうかね・・・。
関連情報URL : http://www.nanbanya.co.jp/
Posted at 2010/10/24 15:38:44 | コメント(4) | トラックバック(0) | その他、興味の有る事 | 日記
2010年10月23日 イイね!

F1 韓国GPを支えるアスファルトを施工したのは日本舗道

F1 韓国GPを支えるアスファルトを施工したのは日本舗道本当に開催されるのか!?という不安の中、なんとか
無事にFP3のスケジュールまで消化した韓国GPですw

この田んぼの中に建設されたサーキットですが、
やはり韓国の技術では完成させることが出来ずに、
日本の技術によって、路面が施工されたようです。

やっぱり韓国には難しかったんでしょう・・・。

延々と進まない韓国企業の施工に見切りを付けて、FIAに召集されたみたいですね。

そのアスファルトを敷いた会社とは、日本の素晴らしいサーキットのほとんどを手掛ける
NIPPO(旧・日本鋪道)という会社だそうです。

素晴らしいグリップを誇る鈴鹿や茂木なんかも、この会社が手掛けているようですね。

というわけで、きっと誰もが心のどこかで期待した路面崩壊も起きないと思われますw
なんと言っても‘MADE BY JAPAN’ですからね。

ですが、韓国の主催者からは、NIPPOへの感謝の言葉なんて出て来ないんでしょうね。
きっと『我々、韓国の技術の素晴らしさの証明ニダ!』なんて言ってしまうんでしょう。

他人への感謝の気持ちは大切だと思いますけどね。

マーシャルもオーストラリアの協力を受けているようですから少しは安心なんですが・・・。
でも、金曜フリーでは左近がスピンして停車中にも関わらず、韓国人マーシャルはグリーン旗を
振ってしまっていたなんて情報もありましたが・・・。

さてさて、FP3ではクビサがトップタイムをマークしています!!!
鈴鹿でも2位走行中に、タイヤ脱落・・・なんて有り得ないトラブルでリタイヤしてしまいましたが、
今回も大注目ですね。

さあ、予選スタートです!!!
Posted at 2010/10/23 14:04:26 | コメント(3) | トラックバック(0) | F1_2010 | 日記
2010年10月15日 イイね!

F1 可夢偉のオーバーテイク考察⇒君が代が聴きたい!

先週の鈴鹿から1週間経って、AUTOSPORT増刊、F1速報と、速報誌が出揃いましたね。

昔は速報誌だけでも、カバンに入らない大きさのGPX、特徴の無いAS+F、そして当時としては
最先端のデジカメ画像を使ってグラビア写真は汚いけど発売日は1日早い、F1PRIXですか。
ちなみに、昔からF1速報派ですw

こんなに種類があったのに、いまとなってはレース雑誌を扱うのはイデアとソニーマガジン社のみ。
F1ブームの下火、そして出版不況と叫ばれてますけど、本、雑誌って有益だと思うんですけどね。
いまは、iphoneのアプリやPDFでの配信等、新しいスタイルでの情報の販売も模索してます。

これは、Yahooニュースと新聞社の関係にも言えますが、ネットの情報はタダという考え方、
非常に危険だし、間違っていますよね。有益な情報には対価を払うべきだと思います。
が、対価を払うべき価値の無い情報で強制的に視聴料を持っていく団体も困りものですがw


さて、いつも、わたしはF1ネタを書く時は、雑誌やネットで他の人の記事やブログを読む前に、
自分が感じた事を書きたいので、レース直後に書くようにしています。

ですから、速報誌も買って、いろいろレポート等を読んでしまった今回は、もう書かなくても
良いかって思ったんですが、今回は素晴らしいレースだったし、何よりも書きたいですw
そんなわけで、超長文になる予定なので、お暇のある方だけお付き合い下さい!

まず、鈴鹿の事を書く前に、今回のレースウィークに火曜日でしたか、F1ジャーナリストの
西山平夫さんが逝去されました。
わたしは雑誌マニアなので結構記事を読んでましたし、佐藤琢磨ファンなら1冊は手元に
置いておきたい『君が代が聴きたい・佐藤琢磨とホンダF1の戦いを追って』も好きな1冊です。

琢磨
久々に本棚から取り出して読んでみましたが、独身時代のタバコを吸って一人暮らししてた
タバコ臭い部屋の臭いが染み付いた1冊ですw

これを読むと、04年当時のBARはホンダの顔が見えてたんだなって思うし、佐藤琢磨も
ホントに惜しいところまで手が届きかけていたんですよね。
07年、08年と、何故ホンダは、あんなに情けない事になってしまったのか・・・。
と、うだうだ書き始めると長いので、以前のブログを紹介して気分を落ち着けますw

たぶん、いまでもLOTUSのチームシャツを着て茂木のINDYや、琢磨はレースには出ない
鈴鹿の日本GPへ駆けつけてしまうようなファンの方は、この04年のインパクトが忘れられない
ファンって事で良いっすよね?w

もし04年の活躍を知らない、そして覚えてない方が居ましたら、ぜひ購入を!!!
そうすれば、バトンとウェバーの事を好きではない、わたしの気持ちが理解できると思いますw

そして結果的に、琢磨はF1で君が代を流す事が出来ませんでしたが(これからの可能性も
無くはないですが・・・)、きっとバトンは可夢偉に託されたと見て良いでしょう。

可夢偉
そんな、いつかは聞きたい『君が代』の前に、まずは鈴鹿を振り返ってみましょう。

今回のレースで可夢偉は、なぜヘアピンで、あれだけのオーバーテイクが可能だったのか?

まず、雑誌の対談記事で、ハンガリーGPでシューマッハに幅寄せされたバリチェロの件に意見を
求められた時に『あの原因はハンドルが効く状態で並びかけたバリチェロにも責任がある』
って言ったんですよね。ステアリングが効く状態で並べば、誰だってブロックしてくるって事です。
で、『自分ならステアリングの効かなくなる、ブレーキ開始後に並びかけるから心配ない』って。

これは何を言っているかといえば、タイヤの摩擦円の話だと思います。

摩擦円とは何ぞや!!!という人は、コチラをどうぞ。
もう少し優しく分かりやすいのは、コチラです。
っていうか、下の方は三菱自動車のサイトなんですが、意外と分かりやすくて良いですね!
こういうのって、意外と分かり辛いんですよね。これはオススメです。

摩擦円とは、タイヤの性能をブレーキングに割り振ると旋回に使う事が出来ないという事です。
曲がるか、止まるか、どちらも中途半端になるか。
F1ドライバーは制動する時には、全力でブレーキングしているので、曲がる余力が無いんです。
メリハリのある運転だからこその弱点とでも言いましょうかw

これは、わたし達レベルでも重要な事なので、意識して置くと、きっと良い事があります!

話を戻して、こんなインタビューからも可夢偉は、いまのF1は抜けないっていう固定観念が
無いという事が伝わってきます。エアロの効く速度域で抜けないなら、低速コーナーで
ブレーキングを始めてラインを変えられない状態になってから、並びかければ良いじゃん的な。
結構、ライコネンの考えに近いですね。好きですよ、そんなスタイル。

次にマシンに目を向けてみましょう。
実はマシン的にも、今年はトラブルも多く直線も遅くてイマイチなマシンって印象ですが、
中低速に限って見ると、あのザウバーのマシンは昨年のBMW時代に、ハイドフェルドが鈴鹿の
セクター1でヴェッテルを超える最速タイムを出してるんです。
でも、最高速よりもダウンフォース側へ振ったセッティングでセクター3が遅くて、ラップタイムは
平凡だったんですけどね。
で、今年の決勝で、タイヤ交換したハミルトンに追いかけられた際、やっぱりメインストレートで
あっけなく抜かれましたよね。なので、Fダクトがあるとはいえ、やっぱり高速の西コースは捨てた
中低速のスタビリティが良いマシンに仕上げていたんだと思います。
たぶん、最初からヘアピン狙い。
F1って速度が何kmの時にダウンフォースが何kgって感じでエアロの設定をするんですが、
機能も限っていて作動範囲が狭くトップチームと比べると効きの悪いFダクトでカバーして
我慢できるギリギリまで、重いエアロを積んでたんだと思います。

で、最後は周りのドライバーは周回数を走ってタレたプライム(ハード側)に対して、可夢偉は
交換したてのフレッシュなオプション(ソフト側)なので、全車のラップタイムが見れる公式の
バーニーアプリを見ながら観戦してましたが、のこり10周で34秒台で走ってたのはRedBull、
アロンソ、バトン、可夢偉だけでした。あとは、36秒台だったので、もちろんヘアピンでは、
インタビューで語っていた、前の車がブレーキング開始してから、ブレーキを遅らせて並びかける
という事が、余裕だったんだと思います。
まあ、同じチームのハイドフェルドへのオーバーテイクは、明らかにタイム差見てニックが譲って
いるように見えましたけどね。

このストラテジーの難しさは、レース序盤に周囲がフレッシュなオプションを履いてるときに、
自分だけが プライムでスタートしなければならない事なんです。
周囲が勢いある時に自分もタイムを狙っていけば、長い周回数走るプライムにダメージあたえる
走りになってしまっては何の意味も無いですから。

ただ、単に長い周回数を稼いでも、最後にオプションへ交換しても目標車に届く位置ぐらいの
ポジションをキープできない状態では、このストラテジーの意味が無いですからね。
耐えた上で、安定してロングでタイムを出す必要があります。
そして今シーズン、他に同じストラテジーを成功させたのはバトンだけですよね。
まあ、昨シーズンの走りを見ても分かるようにバトンもタイヤマネージメント巧いですからね。
なので、そのタイヤマネージメント力は、いまのF1の中ではトップクラスだと思います。
ヴェッテル並みに、BSとのタイヤミーティングも長いらしいですからね。
浜島さんにタイヤの事で聞きに来るのは、ミハエル、ヴェッテル、可夢偉ぐらいだとか。

そんな事からも、今回の走りは偶然とかマグレって事ではなく、可夢偉とザウバーチームが
狙って作り上げたレースだと思います。
あんな、ちゃらい関西人ですけど、相当に賢い子なんでしょうね。

そのように考えると、鈴鹿の結果はザウバーならではの、いまある道具を使い切って、
出したベストな成績といえるでしょうね。戦略通りに走る、とてつもなく難しい事です。
それがマシンの戦闘力も、トップレベルには足元にも及ばないんですから尚更です。

そしてF1速報見て思い出しましたが、04年の琢磨には鈴鹿で4位でも、がっかりしたんですね。
母国GPで表彰台が見えただけに・・・。
その原因の1つは、BARというイギリスのチームに、日本人嫌いなイギリス人代表が居て、
イギリス人ドライバーのバトンが居た。
そのような状況で、チームの戦略面でバトンにプライオリティを握られていたと言う事です。

BARの琢磨にはプライオリティは無かった。けど来期のザウバーは可夢偉にプライオリティがある。

これは、大きい違いです。チーム力を考えても、いきなり来年聞けるとは思えません。
しかし来年はエアロのレギュレーションも大きく変わります。
そしてタイヤも14年間支えたブリジストンからピレリへと変更になります。
こんな大きくレギュレーションが変わる年は、ザウバーみたいなチームにもチャンスが。。。
今年、中盤から上向いたザウバーをテクニカル面で支える、TDのジェームス・キーがセンターで
可夢偉のドライビングにあわせたマシンが作られるんです。 これはヤバイと思いませんか?
ルノーへ移籍してセカンドドライバーになるぐらいなら、ザウバー残留でしょ!!!

過大な期待は、受けるショックも大きくなりますが・・・

西山さんの本のタイトルを借ります。

来年、F1の舞台で

君が代が聴きたい!!!
Posted at 2010/10/15 23:44:13 | コメント(7) | トラックバック(0) | F1_2010 | 日記

プロフィール

車は純正がイチバンと思っています。 ですが、ナゼだか残念な事に、愛車スカイラインはノーマルとは、 程遠い姿になってしまっています・・・w ブログは、も...
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