2012年03月29日
86とBRZ、僕はメディアの言う通りには売れないと思う…
電子本カービートvol.9の作り直しをしているノッシーです。
実は今週の月曜日、出版関係やクルマ業界の人達との飲み会に行ってきました…
彼らと話していて、今、僕がヤッツケで作っている電子本カービートvol.9では、面白くないのではないか、コレを読んで本当に楽しいのだろうか?
そんなことを思い出し、思い切って延期して、もう一度台割を見直し、作り替えている最中です。ということで、しばし、お待ちを…。
ところで、ここのところ、86とBRZに対して批判をしておりますが…なぜ僕は86とBRZが気に食わないのか…簡単に言ってしまえば、スバルベースのクルマがトヨタのクルマへと変身していくからです…それもダイハツさんのように…。
ダイハツさんは昔、シャレードというクルマを出していて、確か1000ccのディーゼルもラインナップしていたかと思います。しかしながら、ダイハツさんがトヨタさんの完全子会社化となり、オセロが変わるようにドンドンとトヨタさん色へと…今や軽自動車のエンジンラインナップは、コペン以外、KF型だけになってしまい、僕にとってはつまらないクルマだけになってしまいました。
ハッキリといいますと、スバルさんもそんなクルマメーカーになってしまうのではないか? クルマ好きな僕にとっては、それが危惧してなりません。
では、どうだったらクルマ好きな僕が、86とBRZ応援できたか?
それは86とBRZを、「レクサス」ブランドとして発売したら、きっと応援できたでしょう…すなわちトヨタさんはトヨタさんの色が、スバルさんはスバルさんの色が、それぞれある自動車メーカー。しかし「レクサス」は単なるブランドに過ぎず、自動車メーカーの名前ではない。
もし「レクサス」であれば、かりにスバルさんのクルマであろうが、日産さんのクルマであろうが、ベンツのクルマであろうが、単なるブランド名だけであるので、雑多煮状態でも、クルマ好きな人間であれば納得できる。
トヨタさんが金にモノを言わせて、もっと言えば1950年のドッチラインによりデフレ経済となり、トヨタ騒動と呼ばれる状況に陥って倒産の危機になった際、旧住友銀行や旧東海銀行の支援で、製造と販売を分割した会社にすることにより、つまり製造会社から販売会社へお金が移動することで数字上の売上げが、販売会社から拠点販売会社へお金が移動することにより数字上の売上げが…という積み上がっていく仕組みを作って助けられたのに…。
もっと簡単に説明すると、仮に売上げ数字が1億円とします。一社だけだとA→Bという売上げ数字、つまりA(お客さん)→B(会社)へ1億円しか流れたということ、俗にいうA社の売上げは1億円しかなりませんが、つまり1億円の原資=売上げ1億円。つまり端的に言ってしまえば、今のマツダさんがこの状況に近いかなぁ…。
これを分割することにより、A(お客さん)→B(会社)→C(会社)→D(会社)→E(会社)というカタチにし、AとBとCとDが同グループ化することで
A(お客さん)→B(会社)へ1億円、B(会社)→C(会社)へ1億円、C(会社)→D(会社)へ1億円、D(会社)→E(会社)へ1億円というカタチでお金が流れるので、カタチ上、BもCもDもそれぞれ1億円の売上げをことができ、原資が1億円しかなくても、Bへ1億円と、Cへ1億円と、Dへ1億円、Eへ1億円へと、原資1億円を通ることにより、グループ合計で計上においては4億円の売上げができる
そうすると銀行も、それぞれの会社に売上げがあることで、また計上4億円があるということで、融資がしやすくなる。あるいは市場からも計上4億円があるということで、資金調達がしやすくなり、自分の売上げ以上にお金を集められて立て直しを図ることができる…原資=売上げ1億円であっても、数字上は4億円…そうやってトヨタさんは、自動車メーカーとして助けられたはずなのに…。
それを他の自動車メーカーも同じように抱え込んでいくというのは、いかがなものと…やっぱり、それぞれの個性を大切にすることで、あるいは切磋琢磨することで、業界のパイはあげられて活性化するのに…独占化していくと…。
つまりスバルさんも、その中に巻き込まれて、結局は浅間山荘事件の集団リンチ殺人のように気が付けば…という状況に陥ってしまうのではないか?
僕は豊田章男さんのことは良く知りませんが、プリウスの問題などを始めとする最近の活動振り、すなわちリーダーである社長が現場に出向いて叱咤激励を行ない、ムードメーカーになって全体を盛り上げようとされている姿勢に、とても畏敬の念と尊敬心を持っていますが、
今回の86とBRZの件については歓迎できないし、クルマの好きな人は馬鹿ではないので、いくら「ブローカー」メディアや評論家がオベンチャラを言ったところで、あまり見向きもしないと僕は思っています。
でも、86とBRZを「レクサス」ブランドであれば、トヨタさんの個性も、スバルさんの個性も潰れずに済んだので、トヨタさんのファンも、スバルさんのファンも一緒に応援して、クルマ業界を盛り上げることができると僕は思うのに…
なぜなら何やかんや言っても、トヨタさんの製品の質の高さは世界一だと僕は思っているし、スバルさんの個性は世界においてもピカイチだと僕は思っているからこそ…それぞれの自動車メーカーの名と個性を尊重し合って、「レクサス」ブランドで販売すればよかったのに…。
クルマのメディアの人たち、ちゃんとそう言った説明をしようぜ…もう、いい加減に、ごまかした表現は止めようぜ…と、僕は思っておりますが、皆さんはいかが思いますか?
ということで、今日も頑張ってイケるところまで生きたいと思いますよ(^^)v
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Posted at
2012/03/29 06:42:44
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