
タイトル画像は私の大学生時代のバイブルのひとつだった「東京クルージングデートブック」でありますが、インターネットもナビもなかった昭和後期から平成初期にかけては、こうした本や雑誌の存在感って今よりもはるかに大きかったですよね。
大学生の立場からすると、特にあまりおしゃれではない学生御用達の「Hot-Dog Press」とイケてる学生が好んだ「POPEYE」が双璧だったんじゃないかしら、まあポパイは今もありますけど。
埼玉県人の私は、もちろん前者のおしゃれではない学生ですからホットドッグプレス大好きでした(笑)
そんなホットドッグプレス編集のこの本、首都圏近郊のトレンディ(死語)なデートスポットを、クルマで行くことを前提に紹介している内容なのですが、ここに掲載されているいろいろなお店の現在の存続状況を今までにも何度か調べていることは、私のブログをご覧の皆さまでもご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
ちなみに「昔話」カテゴリで意外に気合を入れて調べたりしているので、ぜひご覧ください !
それでですね、この「東京クルージングデートブック」、いくつかデートのモデルコースというか、こういうプランがおすすめ ! 的な特集が掲載されておりまして。
これも今までにもネタにしてご紹介しているのですが、最近なぜか関連情報URLに記載した2014年の記事「アウディ90でリッチなデートに出発だ(笑)」へのアクセスがポツポツあるんですよ。
へー、なんでだろう ? という部分もあるのですが、折角ですから少し内容を変えて再度ネタにしてみようと思った次第です。
まあ、まずは下記をご覧ください、ツッコミどころ満載ではありますが大真面目なんだと思います、モデルさんも編集者さんも。
うーん、大学3年生の小林くん、アウディ90がマイカーなんだ。
家のクルマという説もありますが、でも小林くんもお金持ってそうだもんなぁ、スカーフなんか巻いちゃってるし。
よく見えないけどエルメスっぽくない ?
しかしアウディのリアウィンドウに輝く黄色いヤナセステッカーが眩しいですね。
彼女の美香さんもいかにも、という雰囲気ですが、まあお嬢様なんですかね、確かにこんな感じの女子もいたような気がするなぁ。
さて、それではデートの細かい内容は画像でご確認いただくとして(以前も書いてますからね)、ここでは小林くんは本日のデートに一体いくら使ったのよ、という点を考えてみましょう。
あくまでも想像込みであります。
えー、まずはセンチュリーハイアット(今はハイアットリージェンシー)でのランチ、これがランチのコースでサービス料込みで一人6,000円の設定でよいかしら。
あれっ、平成元年ってもう消費税って導入されていました?
お次がプール、ビジターは一人6,000円なのね。
それでもってその後は乗馬ですか。
これも一人6,000円ね、というかそもそも会員審査が厳しそうですな。
優雅に身体を動かしたあとはセンスの良いセレクトショップでお買い物、ここでは文中にも出ているジタンのブルゾンを小林くんが自分用に買って、さらに美香さんへのプレゼントに何か小物を購入したという前提で30,000円くらいかな。
ディナー前のプールバーはどうやらディナーを予約している人は無料かな、とすると上海蟹のディナーで、アラカルトで頼んでいるっぽいけど、二人で20,000円はかかってそうですよね。
本文中ではここまでで終わってますけど、やっぱりお泊りだろうなぁ。
インター沿いのラ○ホということはないだろうから、どこかのシティホテルとして、ひょっとしたら最初からセンチュリーハイアットの部屋を取っていたのかしら。
いずれにしても新宿区、渋谷区あたりをウロウロしていることから、ここは当時まだ出来てそんなにたっていないヒルトン東京に宿泊したと仮定しましょう。
ホテルのバーくらいはコトに及ぶ前に行きそうな気もしますし、翌朝はルームサービスでチップなんかもカッコつけてあげそうな小林くんですから、もろもろ込みだと40,000円はかかっているんじゃないでしょうか。
まだ価格比較サイトも一休.comの影もカタチもない時代でありますからね、お得プランを比較検討してということもないでしょうし。
さあトータル金額は・・・
おお、「126,000円」かぁ。
小林くん、お金持ちだなー。
(あ、共通の趣味がゴルフ、なんて書いてあるからひょっとして翌日はどこかでラウンド?もっとお金かかっちゃうじゃん)
もちろん極端過ぎる例ですし、私の周囲にはこんな小林くんのような野郎はおりませんでしたが、とりあえず夢はあった時代だったよね、というとでオッケーでしょう。
こんなの、我ながらくだらないなーとは思いますけどね(汗)
Posted at 2018/06/20 10:05:22 | |
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