
先日またヤフオクで古い書籍を落札したんですよ。
ええ、昔話カテゴリで使いたかったからなんですけどね。
今回のはプレミアがついて結構高価だったんですが、まあ、それでも読みたい本だったからなぁ、仕方ないか。
というわけで、そのネタはまた別途というところなのですが、表4にちょっと面白いクルマの広告があったのでスキャンしてみました。
三菱のミラージュザイビクス、なになに2シーターの3ドアHBとな ?
何この変態グルマ ? という感じではありますが、もちろんほめ言葉として発しております。
いや、これぐらい意味不明なコンセプトのほうが潔いってもんです。
誤解のないよう申し上げると、もちろんメーカーとしてはしっかりしたマーケティングに基づいて、需要があるはずだと予測して世に送り出したのでしょうが、1987年当時のちょっとイケイケの世相を考えたとしても、やっぱりかなり厳しかったんじゃないかなぁ。
このミラージュザイビクスが当時売れたかどうか、検索した限りでは予想通りというか、あまり売れていなかったというか話題にもなっていなかったような感じに思えるのですが、でもこういうのを出すだけの気概というか余裕というか、そういうのがまだまだあったんでしょうね、MMC三菱自動車。
このミラージュは、あれでしたっけ、エリマキトカゲとか忌野清志郎さんのCMの次のモデル ?
今ひとつ先代に比べるとインパクトという点では負けていたというか、そもそもこの当時のミラージュは決して人気車ではなかったとも思いますけど。
ちなみに我が家は父の仕事の関係でギャランや初代ギャランΣに乗っていたこともありますから、私の三菱車に対するイメージはそんなに悪くなかったはずなのですが、あんまり印象に残っていませんからね、このカタチのミラージュ。
そういえばサイボーグというスポーティグレードがあったなぁ、というのを辛うじて思い出せる程度なのですが、この頃って一番中途半端な感じの時代だったんですかね、三菱車って。
このちょっと後に出た初代FFギャランはドイツ車のようなイメージもなくはないスタイリングでヒットしましたもんね、確か。
AMG仕様もあったような気がしますし、四駆のVR4は大人気でしたよね。
あれは今見てもカッコいいなぁ、初代VR4。
しかしタイトル画像に掲載した広告のミラージュザイビクス、ルーフに搭載しているAVカプセルの中には一体何が入っているんだろう ?
アンテナのようなものも確認できますが、まだカーナビはない時代ですし単なるテレビのアンテナなのかなぁ。
うーん、これでいくらぐらいだったんだろう ?
どうしても知りたいわけではないのですが、後で一応調べてみよう(笑)
以前、かなり前のブログネタで、昔、そうですね90年代前半くらいまではコミコミ100万円で買える若者向けのクーペやHT、HBなんかが各メーカーともラインナップしていたんだよ、なんてことを書いた記憶があります。
江口洋介さんが宣伝で出ていた日産のルキノを例に出したんですけどね。
このミラージュなんかもザイビクスはともかく、カジュアルなグレードならコミコミ100万円でイケる感じだったんじゃないでしょうか。
別に他意は全くありませんが、昔は今よりも軽自動車を選ぶという若者は少なかった気がします。
私の気のせいかな ?
あまりお金はないけど軽はなぁ、という層は今よりも確実に多かった気がしますし、そういう場合は先のルキノであったり、トヨタであればサイノスであったり、そういう受け皿となるようなクルマがあったなぁ、と懐かしく思います。
あ、渋いところでいうとオートザムのAZ-3とかね、ご存知ですかAZ-3 ?
あの当時のマツダは迷走していたよなぁ、あの販売チャネルの無秩序な拡大ぶりは後世に語り継がれるな、いえ、別にディスっているわけではないのですが。
あれもバブルだった、ということなのでしょう。
しつこいようですが、私はバブル真っ最中に学生時代を過ごしたので、バブルの恩恵は就職が超楽勝だった、バイトの時給が四半世紀後の現在の相場よりも高かった、くらいしか受けておりませんが、あの熱い時代を少しでも感じられることが出来たことは良かったなぁ、と今でも思っております。
ということで、ミラージュザイビクスは変態に違いないけど、それもアリだよね、というお話でございました。
Posted at 2016/10/30 21:47:58 | |
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