PHOTO 老師 2012 1月20日 釧路湿原 JR釧網線 茅沼駅にて
今回は釧路で夜にホテルの部屋で一日の出来事をメモしたことを
書いていきます。
朝、私は小樽を出る時に何を思ったのか釧路から標茶までの普通列車の
乗車券を往復で買っていた。
特急から普通列車に乗り換えるときにホームからホームへ
最小限の時間で移動するために。
本来なら標茶ではなくその手前、タンチョウの撮影地である「茅沼」まで
切符を買っていればよかったのになぜか「標茶」・・。
SL冬の湿原号の通常運行の時の終着駅じゃないか・・・。
でも、タンチョウ撮影編で書いたように結果的に標茶へ行ってしまった。
結果オーライ・・?
茅沼駅はホームが一つしかない。
単線だから。
湿原の風景に合わせるようにログハウスのような駅舎。
中にはタンチョウの写真入の解説などがあった。
ここは給餌場になっているので過去2回のSL冬の湿原号からタンチョウを
撮影できていた。
今回はちょこっとの撮影ではなくしっかりと撮りたかったので
一泊にしてこの撮影にとりかかった。
午後2時半ごろから撮影にかかって撮影終了が午後4時過ぎ。
正味1時間半程度しかできていない。
札幌発の特急を余裕を見て午前9時発にしたからなぁ・・。
次にやるときは午前7時に出る特急にして鶴居村へ行ってみなければ・・。
タンチョウの撮影を始めて間もなく、背後でコンコン・・と木を叩くような音が
聞こえ始めた。
「何事・・?」
後ろの木を見るとキツツキの仲間なのかなこの鳥・・?
コンコンと木を突いているじゃないですか。
こういう野鳥に会えるのもこの湿原の良さですね^^
タンチョウの撮影を一区切り付けて駅舎に戻った時に一人のおばさんに
声をかけられた。
「タンチョウが今日は少なくていつもなら10羽はいるのにね」って。
私がこの日に見たのはのべ7羽。
まあ、まずまずなのかな。
このおばさんがに小樽から来たことを告げると、
「道内だよね?」って小樽の場所をわかってない模様。
このおばさんはこの給餌場に関係している人の様子。
ドカジャンを着ていたしネームが入っていたので間違いないはず。
「寒いから暖をとりにおいで。
コーヒーでもごちそうするよ」
と言ってくれた。
聞けばおばさんの家は駅舎の近く。
でも、行かなかった。
おばさんがいなくなった後にタンチョウが2羽戻ってきてそれを撮って、
その後は4時半の普通列車で標茶へ移動してしまったから。
せっかくだったけど、こんな風に声をかけてくれる人もいるんだなって
思いました。
これから釧路へ戻って一泊すると言う話をしたら
ちょっと驚いていた感じでした。
時間は別に余裕だったんですが。
そして標茶駅。
茅沼から普通列車に乗って私はデッキに居た。
2駅だったから荷物を降ろしてまで座るほどでもないし・・と思って。
そこには一人の話好きそうなおじさんがいた。
当然のように私も話しかけられた。
そのおじさんは本州からの旅行者で川湯温泉に泊まるのだという。
北海道にはもう何度も来ているという。
明日はSL冬の湿原号で川湯温泉まで往復する話をした。
おじさんは一日違いで残念。
写真の話もちょっとあったかな。
私が大きい三脚を持ってカメラバッグに肩からカメラをかけていた
ためにどうも素人じゃないみたいに見えてる模様。
これは翌日の釧路駅での出発式でもそうだった・・。
翌日、釧路駅の写真の真ん中の右のホームにSL冬の湿原号は入線。
ここで出発式が行われた。
釧路駅内に午前9時半過ぎから私は居た。
余計な荷物をコインロッカーに入れてからキヨスクを覗いたりして
SLの入線時間近くまでウロウロしていた。
午前10時過ぎにSL冬の湿原号が入るホームへ行って
三脚を立ててカメラを固定していた。
動画で入線してくるところを撮っておきたかったから。
この時、カメラは2台固定した。
広角レンズの写真用と動画用。
すると、近くにいたどこかの業者なんだろうか・・・?
声をかけられた。
「SLを背にモデルを使って撮影したいんですが、
どの場面を撮影されるんですか」って。
私は人が居ようといまいと関係なかった。
全体の入線風景を撮るだけだったし、その後は式典の方にすぐ移動する
つもりだったから。
少しその人と話していくとお互いに狙った画に影響がないのがわかって
報道関係だと思ったと言っていた。
でも、報道関係ならここまでの装備を使わない。
私の後ろにも新聞のカメラマンがいたが、脚立を使って上から
見下ろすように撮るのが普通こういう場合。
しかし、だんだんと人が多くなってきた。
ホームギリギリにコンデジや携帯を持ってそれこそ「素人」がSLの
入線風景をがんばっている。
横からカメラを出したところで撮れるような状況ではなくなった。
私は三脚を目一杯上げて人の頭の上にカメラを出して撮影した。
動画は問題なく人のゴチャゴチャとSLの入線を撮れた。
しかし、私に声をかけてきた方はモデルとの撮影なんかムリだったろう。
これまでの出発式を見て来た経験上、私はそんなのムリだろうと
思っていたし。
大型の三脚を見ると素人ではないと思うのかな。
言っておきますが、業者でも報道関係でもなく「素人」です。
ただ、「ど素人」ではありません。
メモはまだありますが、また次回。
~つづく~