PHOTO 老師 14.02.28
使用カメラ:NIKON D5000
かもめ島から10分、市街地に歩いてきました。
国道から一本裏手にある「いにしえ街道」
函館の元町のような和洋折衷の建物がこの通りの両側に並び、
ここがちょっとした商店街になっています。
ホンダのディーラーでさえもこういう建物ですから、
ここの建築基準ルールがあるのでしょうね。
そして、通りに見せるようにどこのお店でも雛人形が並んでいます。
看板から察して酒屋さんかな・・?
平日だけど買い物に歩く人とかほとんどいなくて
すれ違うことは無かったです。
時間は10時過ぎだから買い物客が歩いていてもよさそうなものだけど。
上の白い建物は元町にあるような感じで、
このいにしえ通りは独特の感じがします。
ずっと歩いていくと新しい建物でも「いにしえ」の建て方をしてあるので
古いものと違和感がなく過ぎてしまいます。
江差駅方向に行く坂の途中に出てきました。
その時、船の汽笛が聞こえてきて目をやるとフェリーが入港してきました。
どこからのフェリーだろう・・?
フェリー乗り場に来てみました。
船体は小樽港で見ているようなフェリーと比較しても小さなもので
停泊のためにロープを船から投げているところでした。
時間は10時40分頃。
まだそば屋さんが開店するまで20分はあるのでフェリー乗り場の
待合室で休憩してました。
フェリー乗り場から5分ぐらい歩いて
江差追分会館という民謡「江差追分」の資料館(↑の写真)
の隣にある「れすとらん江差家」というそば屋さんにようやく入って
「にしんそば」を頼んだのがこれです。
みかきにしんの半身がそばにのっていてかすかな甘みのにしんの
味は何か下味を付けているなと思いました。
勘違いしやすいのが「生臭い」とか言う人いますが、
まったくそれは無いです。
美味しい一杯でした。
午後12時過ぎ、江差駅に戻ってきました。
江差追分会館から20分ぐらい歩いたかな。
帰路の列車の時間は13時07分。
まだ改札まで40分ぐらいあるので缶コーヒーで一休み。
12:55分 函館からの列車が入線。
この列車が折り返して帰路の列車になります。
私が乗ってきたときと違って2両編成だ。
<13:07分 江差駅 発車>
函館へ列車は走り始めました。
最初で最後の江差駅・・。
列車は江差駅を出て緩やかに下り坂を降りて海岸線に出ます。
海岸線は曇り空だけど雲の切れ間から太陽光が差し込む
そんな天気。
天の川の水門を過ぎて再び川の風景を見ながら木古内へ
向っていきます。
雪融けの川風景。
月末にもなればふきのとうが出始めるのかな。
<14:13分木古内 着>
私が乗ってきた普通列車は約一時間ここで停車してしまうので
キハ40でゆっくりと風景を眺めて函館へ戻りたいところですが、
「江差線フリーパス」を活用して特急スーパー白鳥に乗り換えます。
特急自由席に乗れる切符なので帰路の時間を短縮します。
<14:20分 津軽海峡線 特急スーパー白鳥 入線>
2両目の自由席に乗車します。
これまでのローカルな雰囲気はここで一変して高級車に乗ったような
感じになります。
車掌さんの検札のあとにワゴンサービスが周ってきたけど
何も買わずでした。
函館までの所要時間は30分。
海岸線を走り抜け、函館山が見えてきました。
この一枚が一番いい大きさで撮影できた函館山かな。
夏の津軽海峡の海の青さを再び見たいものですけど。
<14:58分 函館駅 到着>
戻ってきました。
函館は青空で風も少なく爽やかです。
<木古内から乗車した789系スーパー白鳥>
到着後は回送か。
何度もここで見た特急だけどようやく乗れた。
また次に乗ることがあるだろうか・・・。
2年後に新幹線が開通したら選手交代だから・・・。
まあ、この車両は道央圏に来るらしいけど。
キハ281系スーパー北斗と並んでいる。
今度はスーパー白鳥で青森まで行ってみたいな。
そう思いつつ駅の改札を出た。
朝の風景とはかわって青々した駅前の風景。
市電は今日は見ずにまっすぐ駐車場に行き、戻るのを待っていた
ティーダに乗って函館を後にした。
落部に入った頃にある漁港の防波堤から撮影した駒ケ岳。
青々とした空に山頂の白い部分がよく映える。
夏にも同じアングルで撮影したけど山の稜線がきれいに
見えるので好きな場所。
江差線はいつ乗ろうかと数年前から考えていたけど
なかなか乗りに行けないでいた。
SL函館大沼号とセットで乗ればよかったのだろうけど、
ここまでそんな考えも巡らず。
だけど、冬だけど一番いい日に乗れた。
こんな青空で安定し、朝陽の函館山の風景や天の川の風景など
いい風景を撮影する事ができ、廃線前のいい記録となった。
<さよなら江差線、ありがとう江差線>
~おわり~
Posted at 2014/03/04 20:06:54 | |
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