
それなりの速度で高速巡航した時は、路面のつなぎ目や段差でのいなしに、これはこれでありだな!と思えるものの、のんびり走りたい時に強烈な突き上げがあると、ちょっと考え込んでしまいます。
取り敢えず1000km乗った段階で、風間靖幸師匠と街中チェック。その時は前後ダンパー共に突っ張った印象を受け、師匠曰く縮みの高速側の減衰を調整したいなぁ・・・とのことでした。
なるべくダンパーの温度を上昇させた状態でよーく動かしてあげるのがアタリをつける意味ではいいとアドバイスされたので、首都高横羽線を何度も往復したり、なるべく長距離移動する機会をつくり2500kmまで乗った時点で、S15でのドリフト練習の合間にエビス南コースを30分ほど走ってみました。
風間師匠にもステアリングを託し、走行後の共通認識は1000km時よりもフロントダンパーは馴染んできたものの、まだリアの突っ張りが強いということでした。
話し合った結果、方向性としてノーマル形状のダンパーで純正スプリングを使用。車高は現状でも自宅の車庫でクリアランス5mmですから下げられません。AMGが出した減衰セッティングは残しつつ、サーキット走行や温泉旅行等々・・・状況に応じて減衰を変更できる仕様がいいかなぁという結論に達しました。
そこでリフトアップし、ダンパーの銘柄を確認したらSACHS製でした。あいにくSACHSは非分解式・・・Bilsteinならエナペタル等でリセッティング出来たのですが。。。取り敢えずエナペタルに電話すると、現時点ではノーマル形状のC200~C300用があり、おそらく寸法は同じだと思うので、それをベースにリセッティングしてはどうか?とのご提案がありました。純正SACHSを送り、ダンパーテスターにて減衰データを測定し、それを元に製作を検討しようかというところまで話が進みました。
しかしながらリアダンパーは正立式。となると減衰力調整はダンパー頭部ですることになります。トランク内を確認するとボディに穴あけをしなければならないのです・・・。そんなわけでBilsteinを断念。。。
次に検討したのがKW Ver.3です。伸び側はダンパー頭部で、縮み側は下部で調整する構造になっていますので、伸び側のセッティングを予め決めてしまえば、あとは縮み側のみ調整すればいいのでは?と考えたのですが、縮み側を変更すれば伸び側も同時に変わってしまうとのことなので、ボディーに穴あけするか、いちいちセッティング変更の度にダンパーを外さなければならないようなのです。それとショートストロークですからウチの車庫には厳しいかと。。。
なんとかならないものか・・・と、今度はOHLINSへ出かけてみました。スタッフの方もボクと同意見でノーマル形状のダンパーに純正スプリングの組み合わせがいいのではとのことでした。懸案のリアダンパーは正立式を逆さにして取り付けることで減衰調整ダイヤルの位置もクリア!
しかしながら新たな問題がっ!純正ダンパーが要下取りとのこと。その理由は純正スプリングの径が80超なので、ロアシートを純正ダンパーから剥がして再利用するだからだそうです。出来れば純正ダンパーはそのまま残しておきたいですし。。。
OHLINSからはもしかしたら純正ダンパー下取り無しでもいける可能性も出てきました!と後日にお電話を頂いたので、その状況によって検討しようかなぁと思っています。
4000km近く走行した現在は、まだリアの突っ張り感が残っているものの、全体的にはやや馴染みつつありますので、さらに距離が進めば突き上げも弱まってくるのかもしれません!?
今週末もドリフトの遠征で長距離移動しますので、しばらく様子見しようと思っています。
Posted at 2009/07/29 01:57:34 | |
C63 | 日記