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2022年12月21日 イイね!

六識を研ぎ澄ます。

六識を研ぎ澄ます。六識、使ってますか?セコム…してますか?(笑)

「Fun to Drive〜トヨタです。」…昭和の時代(おい、またかよ!)にブラウン管の中でたびたび耳にしたこのフレーズ。あの時の石坂浩二さんの声が今も記憶に残っています。

安全運転に基づいた運転の楽しみ。ドライバーの熟練度合いによりその安全性に大きな差があった時代ではありましたが、自身の運転技術を磨くプロセスが楽しく思える時代でもありました。特に今の季節であれば雪道への装備や心構え、またその運転方法や対処の仕方など、どうすれば快適に安全確実に移動出来るのかをあれこれ見聞きし考え、感覚を養い…という一連の行動がとてもわくわくしたものでした。

時は流れ、今はクルマ側が積極的に安全運転をサポートしてくれる時代。AT、ABS、TCSなど…技術革新により自動危険回避装置は目覚ましい進化を遂げました。しかしそれとは引き換えに、あの時の「ドキドキわくわく」がかなり薄れてしまったのも事実です。もちろん全く無くなってしまった訳ではないのですが、滑りやすい路面や走りにくい状況でもクルマ側が上手くそれをフォローしてくれるため、熟練度が昔ほどに要求されなくなりました。またそれが今の交通安全にも大いに貢献しているのは事実だとも思います。

しかしながら…コンピュータ制御が優秀になったとは言え、運転するという行為事態がまだ人間の操作である以上、同時に「六識」を働かす事は不変であり切っても切れないものと考えるのです。

現在の予防安全の制御機能は、既に人間の能力を遥かに超えています。しかしながらハンドルを握るという社会的責任を限りなく全うするためには、常にこの六識をしっかり動員させる事は必然であるとも感じます。

全てクルマ任せの、思い切りアクセル踏みつけステアリングを回し目一杯ブレーキを踏むという粗雑で乱暴な運転を稀に見かけると、何もかもを機械に頼らず自ら状況を判断し察知し、緻密で繊細な運転を心掛ける事こそがセーフティドライブの大前提ではないかと、自戒の念を感じるばかりなのであります。

踏み過ぎない切り過ぎない、気配りと想像力。そして全ての操作のベストな調和。過不足のない運転を今でも目指している、しがないおやぢのある日の呟きでありました。

※六識とは…眼識 げんしき (視覚)、 耳識 にしき (聴覚)、 鼻識 びしき (嗅覚)、 舌識 ぜっしき (味覚)、 身識 しんしき (触覚)、 意識 いしき (知覚)の6つの総称。
Posted at 2022/12/21 14:27:13 | コメント(0) | トラックバック(0)
2022年11月23日 イイね!

ゆっくり走る

ゆっくり走る


この64というクルマのステアリングを握るようになり、以前にも増して飛ばさなくなりました。

運転免許を取得後、ダートラやラリーに憧れ大学自動車部に籍を置くも根本的な経済問題を解決出来ず、貧乏学生の夢が潰えた事がありました。
それでも速く走る事を諦められなかった青年は、社会人と同時に中古のAA5型レオーネ4WDRXターボ(一番欲しかったのは冒頭写真のAB5型。ツインキャブレターのOHV!)を手に入れました。RXとはRally Xの略称。足回りを変更しロールバーさえ組み込めば、中級程度のラリーにもそのまま使える競技用ベースマシン…というスパルタンな触れ込みに、スバル狂青年の心は鷲掴みにされてしまいました。

夜な夜な練習と称し、山道やらダートやら雪道へと大変レベルの低い走りを磨いていたものです。今思えば単なる「危険走行行為」を繰り返していただけの、たまたま事故を起こさなかった幸いは、ご先祖様のお守りがあったからこそのおかげさまであるとは、傍若無人な当時の若者(ばかもの)には気づくはずもありませんでした。

そんなこんなで煽られたり危険な目に遭うなど少しずつ自己の愚かさに気付かされ、また年々人生の深まりと共にその蛮行を反省するようになってました。

また一方クロスカントリー4輪駆動車の世界では、地形を読み4輪の位置をイメージしながらゆっくり「這う」という走り方もあると知らされ、速く走るだけがクルマでは無い事もわかりました。
そもそも一般公道とは競走するための場所ではなく、安全確実に目的地へ移動するためのもの…との認識をようやく持てるようになったのは20代の終わり頃でした。

いつしか家族が出来、そして50代の後半に差し掛かる昨今ともなれば速く走る事への興味は、スムーズで無駄の無いドライビングの心掛けへと完全に変貌してしまいました。もちろんこれは、ゆっくり走っても楽しく感じる64の魔力もあっての事かも知れません。

人生も派手なアクセルワークで一気に駆け抜ける痛快さもあるのかも知れませんが、反面じっくりゆっくりと堪能する事も意外と乙で味わい深いものであると、ふと感じる今日この頃でありました。
Posted at 2022/11/23 18:35:36 | コメント(0) | トラックバック(0)
2022年11月13日 イイね!

妄想と覚醒

妄想と覚醒憧れのクルマを購入する過程は概して以下ようなステップを経て成り立つものと考えます。
①リーク写真や情報に心がざわつく。
②発表されるや否や仕事中であろうが何であろうが、とにかく一目散でショウルームへ駆けつける。
③持ち帰ったパンフレットと見積書が毎日晩酌の肴となる。
④金策を練りながら、毎晩のセールストークで妻を洗脳し続ける。
⑤ハンコ片手に、根負けした妻を引き連れいざ注文に出掛ける。
⑥オプショナルパーツやドレスアップ、カスタマイズに想いを巡らせ、藤圭子の夢は夜ひらく…おい!どんだけ昭和やねん💢

かく言う私自身も御多分に洩れず、第⑥段階は毎晩妄想に耽る日々となりました。

あのパーツを付け何処どこを交換して…と様々な構想に思いを馳せる時間は、極めて楽しくわくわくするものでした。

そしてようやく納車が完了し妄想通りにあらこちらとカスタマイズを重ねながらもまた反面、思いはあったものの実際に運転してみれば、どうしても今すぐに差し迫って必要なモノかが微妙であるという部分も出て来ました。

妄想と覚醒。

実際に所有してみて冷静に自分自身の使い方を分析すると、所有前と後では考えが少し変化したのでありました。

ふわふわして走りにくいと聞いていた足回りも実はゆっくり這うオフロードでの都合が良く、またそこへ踏み入るにしてもノーマルの状態で走破出来ない場所にチャレンジしようとは到底思えない自分がいる事に気がつきました。
さらにワインディングを走らせてみれば自分なりの走り方にもしっかり応えてくれる事を実感し、
「全然悪くないぢゃん!許容範囲、許容範囲。」

結局はオンロードとオフロード、素の状態のバランスをあっさり崩してしまう勇気を持てず、これはこれでジムニーの「持ち味」でもあると妙に納得している現在であります。

また185や195などタイヤサイズを大きくする憧れももちろんありましたが、現実問題として走行性能や燃費性能を悪化させる可能性も否定出来ない事から、街乗りメインの「今の私」にはどうしても変更してしまう覚悟が定まらず、純正サイズのままが無難であるとの判断に至りました。

更に考えていた社外マフラーへの交換も実際あちこち運転し慎重に検討してみれば、そのままでも充分心地良く感じるサウンドに、敢えて交換する理由が見当たらない事もわかりました。

「純正」侮るなかれ(笑)

普段の使い勝手や長期所有前提の耐久性など総合的に見るならば、この「純正」こそが考え尽くされた結果の産物であり、実は極めて偉大なさじ加減であるのかも知れないと、開発者の方々に心から敬意を払いたくなる今日この頃なのです。



Posted at 2022/11/13 12:47:10 | コメント(0) | トラックバック(0)
2022年10月21日 イイね!

クルマの進化とクルマ離れ

クルマの進化とクルマ離れここ数年「新しいクルマ」というものに胸が躍らなくなって来ました。
スーパーカーやサーキットの狼が心の底から大好きだったのに、本屋さんのクルマ誌コーナーで毎月食い入るようにあれこれ立ち読みしまくっていた自分だったのに、この枯れつつある興味は一体どういう事なのかと感じます(CURIOUS誌だけは別格)。

次々にリリースされるニューモデル。動力性能や快適性、また安全性能などどの指標を見ても昭和のクルマなど比較にならないほど進化しているというのに、薄っぺらくしか湧いて来ないこの感情は何なのでしょうか。既に「へぇー。す・ご・い・な。」と棒読みのセリフしか出て来なくなりました。

色々考えてもやはり出てくる答えは、技術の革新によるスマホ化で全てが等身大では無くなり、もう「自分の手に負えなくなってしまった」という事です。

クルマがまだ「機械」だった頃、ホットモデルと謳われたグレードはちょっと練習すれば扱えるようなわくわく感があったし、高級グレードに乗り低いグレードの隣のクルマにつまらん優越感を抱けた事も、ちょっと背伸びして頑張れば手に入れられた時代でした。

今となれば一昔前のレーシングカー以上の、公道では扱い切れるはずのないエンジン出力や、アクセルワーク・コーナーリング・ブレーキングなど運転におけるあらゆる部分がコンピュータ制御により完全サポートされた安全性。五感を使って運転するという熟練度が低くても勝手にクルマが走ってくれるという、凄い世の中になったものです。
そして何よりも庶民の収入がこの30年あまり増えてない昨今にあってもケーヨンがニヒャクマンを超える時代!ちょっとしたファミリーカーでヨンヒャクマン超え!既にクルマというもののハードルが高くなり過ぎてしまった感があるのです。

翻ってこの64ジムニーは、あらゆる部分が等身大♡今どきのモデルとは言え極めてプリミティブで心地の良い存在です。きちんと五感を働かせてドライビングを楽しむという要素がしっかり残っています。

私の場合、人生の上がりと決めていたジムニーに辿り着いたがために、以前ほど他のクルマに魅力を感じなくなっただけなのかも知れませんが(笑)いずれにしても64ジムニーは他の何にも較べる事の出来ない、極めて貴重な存在です。


Posted at 2022/10/21 10:53:17 | コメント(1) | トラックバック(0)
2022年09月11日 イイね!

ナローが好き。

ナローが好き。クロスカントリー4輪駆動車というカテゴリーにおいては、様々な車種には必ずと言っても良いほどナローとワイドの2種類のボディタイプが混在しています。

2代目パジェロや我らがジムニーのように発売当初から双方が用意されているモノもあれば、モデル発表時点ではナローのすっきりシンプルなボディラインだったのに、いつの間にやら改良型と称しオーバーフェンダーや極太大径タイヤでゴテゴテ厚化粧となり、マッチョな外観へと変貌していった車輌も枚挙に暇がありません。

もちろん見た目の迫力や逞しさに目を惹かれ、そのおかげで注文書にサインをした人もたくさんおられるのは事実でもあります。しかしながらアレも付いてます、コレも装備しています、たくさん乗れます…のゴージャスな肥大化の果て、いつかの恐竜如く絶滅してしまった種も数多です。

そして私は断言します!必要充分な、素のままの剥き出しのスタイルこそがワークホースとしての様式美である!(完全な私見に過ぎませんけど…汗)
余計な突起物が無いからこそギリギリまで寄せられる、細いからこそ狭い所へも臆する事なく入って行ける…ホイールベース・トレッドの黄金比率云々よりも、これこそが実用上の機能美そのものであると感じるのであります。

何にも加えない、飾らない。ありのまま、そのままの姿が一番美しいと感じるようになった50代。あぁ〜…。
Posted at 2022/09/11 15:55:32 | コメント(0) | トラックバック(0)

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いつかはジムニー…30年の歳月を経て、ようやく思いが叶いました。 「さり気ないカスタム」が好みです。
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