去る9月3日~5日にゼミの研究調査名目で東北は岩手&宮城まで行ってきました。

リッチに新幹線で行って来た!鈍行なんて我慢ならん!
私は何時でも200km/hオーバーが好き!
初日は一ノ関集合、そして集合が18時というのもあり
そのまま懇親会
でも、私は14時には一ノ関に居たので、レンタカー借りた
同期の女の子と合流、カローラアクシオで
岩手をちょっぽし観光
の前に、一ノ関に到着しての感想
なんも無ぇ

この銅像を撮って、合流するまでポカーン
いやいや、本屋さんとか無かですか?

でもバスがノルスタジーな感じで最高
いやーええです。こーいうバス大好き

で、観光は崖壁に矢で掘ったとされる仏像を見に
達谷窟毘沙門へ

おぉ

おみくじが20円と激安でびっくり
あと、ここの仏様は願い事を全部聞き入れてくれると聞いたので
とりあえず
・内定下さい
・内定下さい
・ホント内定下さい
・あと、スズキのRF400下さい
って欲張りなお願いしてきました。

これが矢で掘ったとされる仏像
いやーマジ?てっきりタガネと玄翁持って
崖よじ登って掘ったのかと思いきや、えええええ
矢ですか!?何本使ったんですか!?もとよりスゲー!
というテンションのまま今度は高館義経堂へ
いやこれがほんと見晴らし最高で
うっひょおおおおおおお!
って感じ、ここでも義経公にお願いごと
・スズキのRF400のVCモデル前期型がイイ
・スズキのRF400のVCモデル後期型でもイイ
・スズキスズキスズキスズキスズキスズキスズキスズキスズキスズキスズキスズキ
・スズキスズキスズキスズキスズキっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ
・アルピナ ロードスターS(E85)も欲しいです。
・義経公はお酒何が好きですか?
・僕はクロナンブール1664が好きです。
・義経公はエビス?おーそんなすかーエビス美味いですよねー
・義経公は、バイク乗るんですか?
・えっ、ハヤブサ乗ってるんですか!先輩って呼んでも良いですか!?
・だ、ダメ・・・?
・早くRF400でもSV400でも良いから買えってことですね
・解りました!ZZR400買ってきます!
っという茶番を頭の中で義経公とやりとりして
他、数か所回って、だんご喰って
時間になったので、各員合流
懇親会ではお酒が入って、テンションがおかしくなった指導教員に
以外ない一面もあるもんだ!と関心しつつ
ごちそうになり、同期が一人酔い潰れ
顔面真っ白でゲロゲロモード
その横で、いかの肝醤油漬けが美味い!とテンションあげる指導教員
修羅や!このゼミ修羅や!
で二日目
二日目は一日をかけて、被災地に点在する過去の津波や地震を伝える
石碑を探し、その石碑に津波被害があったか
また石碑があることで、津波被害を避ける事が出来たのか
ちょっとそういう地学を主に巡ります。
でも、出発前に、ビジネスホテルで同期が借りてた
カローラーアクシオのボンネットを開けて
エンジン観察。カローラって結構スカスカだけど
フロントオーバーハングにエンジンせり出してんじゃん
とか、しょーもないこと考えてました。

借りてたカローラさん、走りはイマイチ

横にはなんと!東京都内ナンバーのシビック タイプR!
そう、岩手のEK9率の多いこと多いこと!
岩手ってEK9流行ってるんですか?羨ましいです。
EP9はコレしか見なかったのと
ビジネスホテルの近所には、シトロエンのBXがすげー自然シャコタンで鎮座
まー見まわしますよねー(←

いきなり飛んで、気仙沼です。
昨年のゼミ旅行時に比べ、地盤沈下した分のかさ上げ等が進んで
凄く綺麗になってて、驚きました。
去年はホント凄かったんです。道路は冠水しちゃってるし
被災した車の廃車がそこらじゅうに積み上げられていたんですが
もうそーとー綺麗で、宮城の力に圧倒されました。
本日の御供は先生の借りたカローラフィールダー

これまた微妙と思いや、こっちのカローラは1.5でも
5人フル乗車+旅行荷物でもわりと走ってくれました。
今まで借りた人が結構回してくれたんですかね
エンジンにパンチがありました。
で、もうひとつ有名どこ

この写真を見て、解らない人は居ますまい
こんな巨大な船がザパーンと持ってこられるほど
エネルギーが強大だったんですね。
いやはや、自然の単純かと思いきや複雑で強力な力の前には
人間の文明が即座にひっくり返される瞬間がままある。
そう考えさせられます。

下敷きになってる車、ホンダのストリートですかねぇ?

引いた写真
いやね、こんなとこで車種の同定なんてやってんじゃねーよと思うかもしれませんが
この一台、一台にも毎日があって、オーナーが居て
生活を支えていたんです。それを押し流す津波と飲みこむ地震
もう喉元過ぎて忘れてますよ。関東の多くの人間は
現金なものです。人間なんて、反原発だ原発推進だって
茶番をやってる後ろでは、まだ被災地がこうしてありのまま残ってる。
いっぺん東北の現場を見てきた方がイイですよ。

デカイですね。とにかくデカイ。
これを建造した造船所はどこなんでしょうね
いやはや立派な船です。戦艦大和Jr.というレベルですか

大きい・・・指導教員の先生は結構長身なので、その大きさが解ると思います。

スクリューもこんなそばで見たこと無いです。
ハリウッド映画で見る程度です。
では次、石碑をいくつか回ったのですが中には地震の津波で
何かがブチ当たり、倒されてるものもありました。

ちーん

こちらは無事の様で、昭和8年の大地震の事を伝えています。
石碑もこうして何箇所か回り、続いて陸前高田市へ入りました。
陸前高田市は、気仙沼市にくらべて財政的に苦しいのか
まだ復興がそこまで進んでいない感じを受けました。
岩手と宮城でやっぱりパワーに差があるということですね。
陸前高田といえば奇跡の一本松ですね。もちろん写真に撮りました。

今、保存の話しで予算が足りないともめているみたいで
観光資源として残したいのは痛く解るのですが
1億5千万を投じて、復興よりも松の保存にお金をかけるのはちょっと。。。
と思います。
陸前高田市民の皆さんの生活回復が優先じゃーないでしょうか
とも考えて松を見てきました。
で、一本松用駐車場でステキングなR32を発見。
激写です。オーナーさん、勝手に載せてごめんなさい。

いやーもう、完全にGr.AGr.Aしてて最高にカッコイイです。
こうして被災地を元気に走ってるスポーツカーを見ると
東北にもちゃんとエンスーな人たちがいて、その火を絶やさず
エンスーしてるな!ってのが、嬉しいです。
同じ直列6気筒オーナーとして、親近感が湧きます。

後ろ姿もかっきー!かっこいいぞ!R32!
陸前高田では、まだ被災した直後の自動車も何台か現存してました。
津波のすさまじさを知って頂くために
廃車となった車を数台、ご紹介します。

こちら、オーナーさんは解ると思いますが30型エクストレイルです。
前から見ただけでは、もう原型がありませんね
Cピラーと、天を仰ぐエンジンルームから横置きされたSRエンジンで判別できます。
しかし、後ろ姿はナンバーやバッジも健在
オーナーさんはどうなってしまわれたのでしょうか、ご無事でおられる事を
祈るばかりです。
次

これは同定に至らなかった個体です。
エンジンはSRの横置き、ステーションワゴンのカタチをしていたので
プリメーラかアベニールかADバンかな?というレベル

ホイールから察するに、商用車っぽい気がしなくもありません

錆びついたエンジンヘッド、もう1年以上、こうして空を見上げているSR
3.11、あの瞬間まで元気に回っていたSR
時が止まっています。
次

こちらは初代フィットですね
まだ原形をとどめています。オーナーさんのご無事を祈ってやみません
次

ワゴンRもそうとう押しつぶされ、ジウジアーロも気に入ったという
姿に面影は疎ら、凄まじいエネルギーでいろんなモノに揉まれ
こうなっていくんです。
自動車はこうなっても、構いません。ですが人命は尊く
自動車の様な機械とは違って、替えが効かないものです。
もし、愛車に乗っていて津波が来たら、どう行動しますか?
ちょっと考えておくのも、大事です。
次

こちらは5代目ミラ、随所に特徴が残っており同定できました。
きっと何かが上をのし通って行ったのでしょう
凄まじい以外に形容しようがありません。
以上、5台の紹介でした。
他にもトラックやバスも居ます。ですが
もうこれでも十分に、津波の凄さやエネルギーの大きさは
想像し得たと思います。
第一、車どころか、市が一つ忽然と流されるわけですから
こうして原形をとどめてる車は、モロに受けてる個体ではありません
モロに津波を受けたモノなんていうのは、モノの体を成せているほど
余裕は無いからです。クチャクチャに切り刻まれて
自動車だったなんてだれも想像しえないでしょう。
3.11からもう2年目へ向かって時は進んでいます。
忘れてる方、多いと思います。
まさかうちのとこがね~なんて思っているのは危険です。
この文章を読んでる1分後にも、巨大な災害が起こる可能性は
十二分にあるのです。
家族で避難経路や避難場所の会議はしましたか?
町の防災マップや市の防災案内は読みましたか?
海が近くなくたって、川が増水し、足元を襲います。
そういう情報は、混乱していない今のうちに集めましょう。
次いで、碁石岬も見てきました。
そうです。囲碁で使う碁石の産地ですよ。

いやー火サスの舞台っぽいか、東映のザパーンのシーンです。

やっほーと叫んでも当然やまびこはいません、うみびこもいません

地盤沈下の影響で、碁石海岸も相当変わったとのことです。
その場に居た漁師さんに話を伺いました。
昔はもっと先まで歩いて入れて、碁石がいっぱい取れたとのことです。
そして、宮城と岩手を大縦断し、泊まり先の旅館へ
泊ったのは「藤三旅館」鉛温泉で有名な温泉
白猿の湯は、日本でも珍しい立って入る温泉
125cmにもなる深い石彫りの風呂釜からは
滾々と源泉が湧き出るという、ステキングエボリューションな温泉です。

ご飯も最高でした!いやー美味過ぎて、贅沢満喫!

白猿の湯はなんと混浴!でも実際に混浴なんて
気まずいです。なので、私と後輩は、深夜を狙って
入りに行きました。
(
でもボインのおねえさんと混浴とかしてみたいかも・・・)

他にも複数温泉があって、同期や後輩の男連中で湯につかり
雑談しながらお風呂を満喫、風呂上がりの小岩井農場の牛乳は
プッハーの一言です。
三日目
この日は、帰るだけですが
日が落ちてから藤三旅館にチェックインしたもんで
結構大きい建物にびっくらぽん

旅館部と湯治部に分かれてます。

今度はRF400に跨って神奈川から行くぞ!
近くの薄衣の滝というのを見て帰りましたが
滝までが結構なハイキング(汗

ブレブレ(汗

こういう所に来ると、固体地球科学ゼミなので
ちょっとした講義が始まります。
断層断裂がどうのこうの、滝が出来る所以
なので、我がゼミにかかれば、どこでもゼミ旅行にこじつけができます?
そして12時ちょっとすぎ、2泊3日にわたるゼミ旅行は上北駅で解散
私は新幹線、同期の女の子は夜行バス、もう一人の同期と後輩は
青春18きっぷで10時間の鈍行旅

後輩がまだ仙台にも到着していない頃、私は東京駅についてました。
ビバ!新幹線!ビバ!東北!ビバ!鉛温泉!
被災地は各所で復興を続けています。
なので、旅行でも全く構わないので、東北の観光施設を
ガンガン使いましょう。