この10月30日から11月3日までフィリピンに出向いてました.
大学の修士論文の一環なんですが,前回の7月の時の一次調査に次いで
二回目の渡比となりました.
今回は,前回カメラは盗まれなかったものの,また無事とは限らず
それを抱えてビクビク歩くのが嫌なのでカメラは持っていかず
よってiPhoneで撮影したしょぼい写真でフィリピン渡航日記です.
1日目:羽田⇒マニラ・マカティおよびケソン
朝9時55分の便で飛び立ち,14時にはフィリピンへ着きました.
相変わらず入国審査は激遲,レーラグの山田もびっくりするぐらい遅い.
で,今回はエボラ対策の一環か,入国カード,税関カードに加えて
健康問診カードを書かされました.ってもそれも適当
結局,なんか名前書いてアフリカに行ったかどうかくらいしか質問ないの
やっぱり雑である.フィリピンの空港は本当に来る者拒まずである.
で,ニノイアキノ空港を出るとクソ暑い
今10月終わりだよ!?
って憤ってもどうにもならん
そりゃそうだ,熱帯だもの!
まだまだ30度は超えて,湿度も余裕の90%越え
不快指数が羽田の比じゃない.
今回もフィリピン国内の移動には,指導教授がレンタルしたレンタカーを使用
AIVSレンタカーでホンダCR-V(RE3/4)の2リッターモデルを借りました.
日本ではK24Aを搭載したやつ一本だけど,東南アジアでは2リッターモデルが
主力なのでしょう.
車検証と思われるものを見たら,搭載エンジンはK20Aでした.
R20Aじゃないのか!っと少し驚きました.

相変わらず,スクーターやトライシクルにタクシーでごっちゃごっちゃ
割り込みや,幅寄せでもなんでもあり.
兎に角,この一日目はマニラの水道公社に用事があったので向かったのですが
マカティからケソンまでの道路が,ハロウィンやフィリピンの祝日とダダ被りで
めちゃ込の大渋滞,1時間で2km~3kmしか動かない状態に

あふれかえるジープニー,ちょっとブレてますがこれは
ホンダのエンブレムをつけたジープニー,なんでもあり
これがクセもので,やっぱり車線は無視するし,路上の真ん中で客を乗り降りさせるし,エンジンはホンダじゃないです.

むむっ!
お前絶対ウソだろ!知ってるぞ!いすゞのエンジン積んでるってな!

ご覧の通り,助手席からの写真ですが車間は全周囲で70cm程度が基本
頭狂ってます.これだから余計に渋滞が悪化する.
フィリピンの人々は基本的に気さくで人懐っこく,陽気なんですが
ステアリングを握ると,我先に行こうとし周囲を気にしないばかりか
自分が何しているのか把握してないように見えます.
ワイルドスピードじゃないんだから,もう少し丁寧に運転して!

道中,かなちゅうバスの払い下げものを発見
フィリピンで第二のバス生を送ってました.

ドアと運転席は強引に移設されており,まさに魔改造
レーシングラグーンのBODY SHOP MURAOKAで改造されたのでしょう.

カラーリングそのまんまで使ってるんですねぇ
結局この日は,水道公社へ到着したものの18時を回っており
宿泊するマカティのヘラルドスイーツソラナまで逆戻り
しかもホテルを目前に,歩行者が飛び出してきて
教授が急ブレーキ,そしたら後ろで車間つめっつめで走ってた
赤いスクーターがカマ掘ってきました.

借り物だぞ!どうしてくれんの!って文句言う前にスクーターは逃走.
まーカマ掘られたっても7km/h~8km/hでの走行だったので
写真の様に塗装が付着しただけ
しかし,最終日,レンタカーを返すときにAIVSレンタカーのお兄ちゃんが
えー!困りますよー!ってすっげー文句ぶーたれてた.
こっちだって泣きたいわ!

初日のマカティで宿泊したソラナホテルは一泊3000PHP,なので8000円しません.
ベッドがキングサイズでおっきい.はぁ隣にあのシトロエンみたいなコがいれば・・・
なんて思いながら,とりあえず疲れてましたがメシがまだだったので
教授とマカティに繰り出して,日本人経営の日本食レストランへ

まさかの刺身が食えるとは!うにも食いました.
これが生臭くなくて,ビールが進みました.これが後で悲劇に・・・・

焼きそばも食べて,たらふく食べた後,さて帰るかーってとこで
生中ジョッキを2杯,ものの5分で煽った私は
急に目の前がグルグルしだして変な汗.
人生で初めて千鳥足ってものをしながらホテルまでフラフラ帰りました.
ソラナホテルのウェルカムドリンクに若干お酒が入っていたのと
日本酒をおちょこ一杯飲んでいたことでちゃんぽんも発生していた様子
酒が弱い人間が飲み急ぐのは厳禁です.
でも暑かったんだよ!暑いとビール美味いじゃん!

ホテルに戻り,死んだように二時間ぐらい寝てお風呂
お風呂は綺麗で,中々のものゴキブリも出ないし優秀
フィリピンで,この価格にこの部屋は中々少ない.

ふーん引き出しが8つかー
冷蔵庫でしたー!
という若干の忍者屋敷要素もあります.

NHKも入ります.少しだけ見てました.
2日目:マカティ⇒水道公社⇒ダム各所⇒バターン州オリオン
朝はソラナホテルに入ってる,はつはな亭で
鮭茶漬け!!!

これが美味い!!絶対フィリピンで一番美味い食べ物だね!!
ジョリビー?冗談はよしてくれよ,俺は冗談が通じない男なんだぜ?

ホテルのすぐそばにある自動車工場には,メルセデスが多く置いてあり
ちょっとだけ目の保養W140があり

W124もありました,不動車っぽいけど
前回に引き続き,マニラでW124を見れました.

マカティのハイソサエティな通り,マカティ地区にはフィリピンでも
高給取りの人々が集まります.

このジープニーにはBMWのステッカーが貼られてましたが…

なんでそんな色合いにしたのよ.かすってないよ.

水道公社での一コマ,当日にアポなし(っても日本からメールしたけど返事が来なかった)で訪問したのに超協力的
結果,ラ・メサ貯水池とイポダム,アンガットダムの水源に立ち入りを許可していただいただけじゃなく,案内の人までつけてもらって助かりました.
こういう風に,フィリピンの人は優しいんですが,クルマの運転だけは....

ラ・メサ貯水池の管理事務室に止まってた職員さんのランサー
エボじゃないです.ただのランサーなんですが
CE9Aエボ3のフロントバンパーつけてます.

なぜかスプーン,私の記憶が正しければ,スプーンでホンダがメインだよね?
まぁでも異国の地でも,スプーンのネームバリューはばっちりなのでしょう
市嶋社長が三菱のクルマでもコンプリートモデル作ってくれたら
この職員さんは喜ぶと思います.

ドアにはトムスのステッカー,さっきのスプーンもトムスもたぶん
ライセンスなんてとってないであろう市販品なのだと思います.
にしてもトムスかぁ・・・だれかラリーアートのステッカー贈ってあげて!

イポダムの放流風景

職員さんが,水を汲んできてくれました.
靴脱いで,靴下脱ごうとしてたら
「水汲むんでしょ?任せてよ」
ザバザバザバ,あっどうもすみません.
ダムでの作業をひとしきり終えて
日が暮れたフィリピンをレンタカーで駆け抜けて,150kmほど離れた
バターンまで向います.2日目の宿泊地はロイヤルクラウンホテル
前回も利用したホテルで,なんと受付のねーちゃんが
4か月前に宿泊した私を覚えてました.
記憶力凄いねーちゃんだなって思いました.
ロイヤルクラウンでは,初のフィリピン停電を体験.
急にバツンッ!と電気落ちてビビった.

夕飯は,チョーキンという中華ファストフードで済ませました.
しかし,前回はなんともなかったのに今回はこれで食用油による腹下しを起こしてしまうことに・・・

チョーキン喰いながら,腹下しなんてなるだろうとも思わず
ディズニーチャンネルを見てました.
言ってることが意味わからなくても,なんか話の筋が解るディズニーは
やっぱり偉大だなって関心してました.

このアニメ,日本ローカライズ版無いんですかね

結構シュールでおもしろかったです.
3日目:バターン⇒バギオ
3日目の朝は,便意で目が覚めてトイレで気張ると
ブシャー!
完全な水便,汚い話ですみませんね.
お食事中ならここは飛ばすべきです.国連もそう推奨しています.
腹痛は無いのに,下痢という,なんだこのいつ爆発するかもわからない状態は!
私はふなっしーじゃない!梨汁なんて1ccもない!!
だからブシャると社会的に困るんだよ!!!
うう,朝飯を少しかじっただけに抑えて調査へ出発

ビローロの湧水地点へ向かうのですが,現地留学中のRAV4先輩は
ガンガン先に行きます.歩くの速いよ!!

犬,現地犬,写真撮る瞬間になぜか動く,こいつタダものじゃない.

無痛の下痢で恐怖を抱える私をよそ目に,なんか色のどぎついハロハロを
ガンガン食うRAV4先輩.1か月にいっぺんは私もおなか壊すよーとか言っておきながら
全然平気な感じで現地の水道水とか飲んでるの.たくましすぎる.

バギオはフィリピンでもかなりの高地にあり,向かう途中でも
熱帯から亜熱帯へ植生が変化してくるため,なんか景色が見なれた雰囲気に

あれ?ここ群馬県じゃね?

バギオまでの峠道は,是非WRCのターマックイベントをやってほしいものです.
ラリー・オブ・フィリピンとかいいんじゃないですかね
フィリピンにもクルマ好きは結構いるので,WRCが来たら
各メーカーは良い宣伝になると思いますよ.特にトヨタは2017年ごろに
WRCへ復帰?とも噂されてるので,そのころにフィリピンが
WRCのカレンダーに加わることができれば,現地でのトヨタの売り上げは
確実にアップするんじゃぁーないですかね.

バギオではこんなカローラにも遭遇,ハチマキがWRCに出てたカローラと
全く同じ書体で貼り付けられていて,フィリピンにカローラWRCを知ってる人がいるなんて驚き
日本でも知らないでトヨタ叩くバカが居るのに,99年のメイクス獲得したの知らない奴いるのに.

バギオで止まったシティトラベルホテルは,伊豆のくたびれた洋風旅館の匂いがしました.
部屋の鍵が特殊で,なんかカードやキーじゃなく
電波かなんかで同期しないと開かない特殊な鍵でした.
夕飯は,教授とRAV4先輩と私でバギオに繰り出して
なんか適当なイタリア料理屋へ
しかし,アイスコーヒーを頼んだら,豆が無いとか言い出してびっくり
コーヒーって切らすものなのか・・・・・
なんてそんなこんなで,服用した下痢止めの効果もあって無事に3日目は乗り切りました.
4日目:バギオ⇒マニラ
バギオの朝はとっても涼しくて,朝ごはんを食べにRAV4先輩とホテルの食堂へ
ホットティーを頼んだ所・・・
でけぇ
うん,でけぇ(RAV4先輩比)

フレンチトーストを注文したんですが,出てきたのがこれ
うん,これシナモントーストだ.
いやまてよ,もしかしてこっちが正しいフレンチトーストで
日本のあの卵たっぷりのふわっふわで幸せなフレンチトーストは
日本人あるあるの魔改造品なのか・・・・?
でもこのフィリピン版フレンチトーストも美味しかったです.
で,午前中はバギオで井戸探しと観光

公園を抜け,散歩するんですが日差しは強烈なまま
この形容しがたい微妙な気候に,飯を抜き気味で過ごしている私は
明らかに体調がすぐれない.

影は涼しいんですが,日なたはクソ暑い.
この時期のバギオは,日が照ってても涼しいとか言った奴前に出なさい.
先生怒らないから.前に出なさい.

途中のバギオ観光案内所では,おっさんが壁に貼ってあったバギオのマップをくれました.
ほんと優しいんですよね,情にほだされやすい日本人はそうした性質を利用された詐欺にあいやすいので気を付けるように.
私は海外に出た途端,誰でもスリに見える強迫観念に襲われます.
街中歩けばみんなスリだと思って歩きます.

バギオ市内のマーケットもめぐり,ここで飲めなくなった井戸水のサンプルをゲットしました.
魚を扱ってる所と鶏肉を扱ってる所は臭いがきつくて吐きそうになりました.
体調がすぐれなかったので,よけいに気持ち悪くなりました.
バギオはもういいかな・・・・・
午後はマニラまで7時間かかるので,早々にバギオを後にして
マニラへの移動を開始しました.
道中,お昼ご飯にしようとジョリビーへ,つーかジョリビー以外にまともな飯屋がない.

こいつ,このドヤ顔のなんか腹立つヤツしかご飯食えるとこない.
で,いざ食ったはいいが,トイレに行ったら
水道止まってるwwwwwww
トイレに行った後に手が洗えないなんて,死ぬほど気持ち悪いだろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!飲食店なのに何やってんだァああああああああああああああああああああああああ!!!なんでこーいう肝心なところがぬけてんにょおおおおおん!!!!!
って心の中で絶叫しつつ,持参したアルコールウェットティシューで手があかぎれるぐらいに拭きました.
あとジョリビーは喰えはしますけど,味は美味しくないです.
美味しくないです!
だってジョリビーのメジャーなメニューの一つ
ジョリビーホットドックはパンはぱっさぱさでソーセージは,紙粘土を喰ったような触感
介護食でもこんなの出されたら,総スカンだよって勢い.
流石のイギリス人も三ツ星を付けることは無いと思います.たぶん
この日は,高速道路の渋滞がひどく
2車線の道路になぜかクルマが4列で並ぶ始末.
もうやだこの国・・・・・・・
路側帯をみんなで走り始め,だれかが路側帯でエンコすると
車列が合流しようとして更なる渋滞.なんなんだホントに
さすがの教授もこれにはあきれ顔
フィリピン政府には,この酷い交通マナーを何とかしてもらいたい.
クルマをまともに運転できなきゃ,この先,先進国への足並みはずっと揃わないと思うべき
ひとつひとつの小さいルールを厳守できなければ,ずっと中進国のままやで
それともう少し食べ物と飲み物にはこだわってよ!!!!!!そこは寛大になっちゃだめだから!!!!
結局この日は,深夜の1時にマニラのヘラルドスイーツソラナに到着・・・
教授が一番疲れてるはずなのに,助手席にいただけの私もめっちゃ疲れました.
しかもご飯を食べていなかったので,1時過ぎにあの日本食レストランへ
居酒屋も兼ねてるので午前2時までやってたりまします.
4日目は,そこでいなり寿司と餃子とざるそばを食べてみましたが
これが美味い!日本料理の方が体も喜んでるのもあり
体調がやっと上向きに
最終日:マニラ⇒羽田⇒自宅
朝一発目は,ご飯の前に,起き抜けながらホテルの水道水を
バギオの水道水と比較するため,パックテスト
で,当たり前の様に鮭茶漬けを注文して,ホテルをチェックアウトしたあとは
昨日のこともあったので,流石に教授も一直線で空港へ
レンタカーについては前述の通り,文句言われ保険が当然降りないので
教授が自費で弁償してました.なんとも災難....

ここで一つフィリピンの公用語である,タガログ語を紹介
このタクシーに書かれている「May reklamo ka?」とは
「私の運転に注文はありますか?」の意味だとRAV4先輩に教えてもらった.
注文ある?だと?
あるよ
車線守って走りなさい!!!!!!!!
って感じで5日間のフィリピンを終えて帰ってきました.
この前は,初海外ってのもあって帰国も感動のひとしおだったんですが
今回は,あーつっかれたーくらいでおしまいでした.
まー腹下しで,ロクに食えず.飲み物も水よりコーラが安全っていう意味不明な状態で
ご飯に難儀するという体験もしました.やっぱりもう日本から出たくない.
もう一回鎖国していいよ.マジで私が許可します!!たぶんネルフも許可してくれる!!!
日本がやっぱ一番ですし,帰ってきてからのママンのカレーがくっそ美味くて
鮭茶漬けを余裕でハタき落としましたね.日本のご飯と水道水はマジで魔法
コンビニのおにぎりひとつでも,フィリピンのどの飯よりも美味い.
イギリス人が食ったら,三ツ星じゃ星足らないんじゃないかな.
プレアデス星団ぐらい星つけないと見合わないでしょ.
帰ってきて翌日の今日は,喰いたいもん食いまくりました.
食べ過ぎてまた腹壊しました.