もうすっかり寒くなってきました.
完全にバイクに乗る季節じゃなくなってきました.
バイクのクラッチワイヤー直してもらったのに
っとまぁライダーの方は寒さ対策を
ドライバーの方はそろそろスタッドレスの準備を
前置きをその辺にして,昨年もやりました
俺的イケてる自動車ランキングの2015年版と行きましょう.
尚,このランキングで1位を獲得したクルマは殿堂入りしたと見なし
ランキングには載らず
「俺的イケてるカッケーの殿堂」に保存されるものとします.
その栄えあるイケてるカッケーの殿堂には
初代殿堂:メルセデス W124/C124/S124
ですっ!
何も語るまい,語らずともその風格,設計,風貌,
そして俺の愛車だったそれだけで殿堂入り!
イタイ!あっイタイ!蹴らないで!そこ!ショックアブソーバー投げない!
グワッ!いてー!誰だ!ラテラルロッドを槍投げみたいに飛ばしてきたの!
ン゛ン゛
コホン
一通り茶番も練り込んだところで
それでは2015年版ランキング始めますよー
ランキングの選定に当たっては性能だけでなく,価格や実際に自分で手が届くか
無理してでも乗りたいかなど,独自の基準に基づいているため
一般的には最高峰のクルマが落ちぶれてたりするパターンがあるので
同意するもよし,反論するもよし,呆れるもよしなのは昨年と同じ
コメントと写真は今回は新たにランクインしたクルマを中心に加えていきます.
1位:シトロエンC6
【コメント】:
文句なし
その存在感,メカニズム,エクステリア,これほどにクルマとして筋を通したモデルは
もはや空前絶後と叫んでしまいたくなる.
自動車ひいては乗用車というくくりの中で,すべての素養を高いバランスでまとめあげ
これほどまでに所有欲を刺激し,日常に自分だけの世界を添えてくれる.
W124が殿堂入りしたと来れば,このシトロエンC6が殿堂ノミネートを意味する
栄誉ある1位を獲得するのは当然のこと.
約束された1位は,シトロエンC6だからこそ.
特別な高所得が無くても,現在の中古相場なら乗り出せないこともなく
日本における維持管理リスクや,税制度と突き合わせても,維持するのに
特別な障壁はあまり見当たらない,パーツの船便が遅いだなんだは外車を乗るにあたっては
了解事項として覚悟するトコロだ.それが嫌なら外国車は買うべきではない.
そもそも外車というもの自体,我慢を強いられるもので,日本車みたいに
あれこれ全部お膳立てしてくれてステアリングを握るだけなんて尽くしてはくれない.
シトロエンC6,このクルマは高級車と豪語しても許容される風格がある.
むしろこれが高級車じゃなかった場合,フランスの某元大統領は
庶民派ということになってしまうのだから
このクルマが如何に高い次元で様々な素養をまとめあげているのか
クルマについて深く考えることがあればおのずと,その存在感に無視はできない.
よって1位,そして2016年のランキングでは殿堂入りが確実.
2位:マツダ ロードスター ND5RC
【コメント】:
余裕の日本車1位獲得
プジョー307ccすら差し置くジャンプアップ,DC2,BNR32,CE9Aこれらを余裕でブチ抜いたのは
マツダが情熱を注ぐ「ロードスター」の文化,このクルマがNA6CEから続く文化になっているからだ.
この新しいロードスターは,サイズのまとめ方がNCからの大きな改善で,
NAとそう変わらないサイズとなりエンジンも2Lではなく,1.5Lとした今の時代に合致した手ごろな
排気量をシャシーからシートに至るまで吟味し,バランスを取っている.
だが,メカニズムを凝り,クルマのキャラクターを踏まえた上で線を引くのは
近年のマツダが得意とするところだ.だがそれだけではない
エクステリアも近年の自動車事情にあって,低く構えたノーズ.それだけで
スポーツカーとしての文脈を体現し,バランスはメカニズムだけではなく
エクステリアにも及んでいることが現れ,このクルマが如何にマツダにとってヘリテージなのかを窺い知る.
マツダにとっての大和が787BやRX-7なら,ロードスターは長門のような存在だと思う.
いつまでもクルマ好きの記憶に刻まれるロードスターは,文化として成熟した数少ない日本車だ.
少年時代はマツダといえばロータリーでRX-7だ.だが,大人になればなるほど解る
何が解るのか,それはロードスターの良さであり,マツダがロードスターに込めた思い.
これが徐々に身体へ染み込んできたとき,オトナのクルマ好きになるのかもしれない.
3位:プジョー 307cc
【コメント】:
ワガママを許してくれるお姉さん
パワフルなエンジン,猫足,屋根が開く,大人が四人乗れる,そんなに高額じゃない
すべてのワガママを許容したようなこのクルマはハッチバックやブレークなどを揃える
307ファミリーの一人だが,他の姉妹が真面目だったり,怠け者だったり,スポーツ選手とすれば
この307ccについてはワガママを許してくれる幼馴染のエッチなお姉さん,そんなイメージが近い.
それでいてたまには惑わせてきたり,適度な故障で持ち主を振り回すのを忘れないラテン車の
一般的なお約束もしっかり搭載されている.
特にさしたる先進性もなければ,画期的なメカニズムを備えているわけではない.
しかし,このクルマは屋根を開くことができるというだけで贅沢さが飛躍的に増し
大人が四人乗れるオープンカーであってEクラスや5シリーズよりもセグメントは下
だからドレスコードも気にしなくていいし,なにより周囲に成金と見做されず
気ままにゆったりと呑気でいられる奔放さも備わっている.
そんな中学生男子の頃にハーレムだったらなぁと想像するアラサークルマ好きに
このクルマは解ってもらえると信じてやまない.
4位:アルピーヌ セレブレーション NEW☆
【コメント】:
貯金を決意させる
いうなれば本気だ.ローンを組んでまでも乗り出したい.そんな一台だ.
AS1の名で発表されるのではないかという噂のまま,まだワールドプレミアは遠い.
しかし,そのスタイリングは往年のA110そのもので,ケイマンや4Cの対抗馬と目されている.
肝心の価格は600万円から2000万まで予想が方々で割れていて
個人的には600万円でお願いしたい,その辺が鬼ローン組んで毎日をレトルトカレーで過ごす限界だ.
NDロードスターほどかそれより少し大きい程度のサイズで
1.6L前後のエンジンであれば言うことは無し,パワーよりもロードスター同様に
全体の構成の良さを楽しめる1台に仕上がってほしいと
ミサにも行ったことないし,洗礼されてもいないけれど,イエスに祈ったつもりになる毎日だ.
5位:ルーフ CTRイエローバード
【コメント】:
消えない伝説
伝説は色あせていくものだ,やがて人々は口にしなくなりその伝説は別の伝説に取って代わられる.
私の知る限り,多くの伝説は色あせて超えられ忘れられつつある.
だが,このCTRイエローバードに限っては未だに色あせず,存在感を超えるクルマは少ない.
あのF40だって,EB110だって,XJ220だって,本家の959さえも
このCTRを前にしたら,まだまだマジになれたんじゃないの?と疑惑の目を向けられるかもしれない.
そういう点では,XJ220を喰ってしまいそうだったXJR-15と似たキャラクターかもしれない.
見た目は単なる930だが,そうじゃない,知れば知るほどに930と多くは似ていても
全くもって同じとは言い張れないクルマだと解るし,スーパーカーかと思いきやそうでもない
これはコンプリートカーであり,チューニングカーではない.
ルーフ社によって磨いたのではなく,仕立てられたと形容するに相応しい完成車なのだから
チューニングカーなんていう言い回しは,私が許しません.
誰が言ったかポルシェよりもポルシェらしい,それはルーフしか踏み込めない世界であり
ルーフがそう言われ始めるのはこのCTRの伝説あってこそなのだから
このクルマはこの先も褪せることのない伝説であり続ける.
以下,あまり大きなランキング変更は無く
6位:ホンダ インテグラ Type-R DC2
7位:マトラタルボ ムレーナS
8位:トヨタ セリカ GT-FOUR ST205
9位:ルノー スポールスピダー
10位:ランチア 037ラリー
11位:メルセデス W201
12位:ニッサン スカイライン GT-R BNR32
13位:三菱 ランサーエボリューション3 GSR CE9A
14位:マクラーレン 650Sル・マン NEW☆
【コメント】:
あ,もうカッコイイな
正直なところ,近年のMP4-12Cにはあまり惹かれなかったし,P1もなんか前衛的すぎてというか
そのあまりに現実離れしたパワーにまったくの他人事でときめかなかった.
だからここ数年のマクラーレンの市販車に関してはチェックもそこそこに
特に何も考えも,妄想もしていなかった.
しかしこの650SLMは一目見た瞬間に,95年のル・マンを制した国際開発UKレーシングを
パッと思い出させてくれた.そのホイールの履きこなしやエクステリアのまとめ方が
兎に角ホモロゲートモデルのソレって感じで,GTカーレース用のホモロゲ感が
なんとも堪らなく良い,買えっこないし,ホンモノも見る機会がないだろうけども
マクラーレンF1よりもだいぶランキングで上に居るのは,ひとめぼれなんだからどうしようもない.
15位:フェラーリ 288GTO
16位:ランボルギーニ ウラカンLP610-4
17位:トヨタ MR2 GT-S SW20
18位:アルピナ ロードスターS
19位:マツダ ランティス
20位:ニッサン フェアレディZ 2by2 Z32
21位:ランボルギーニ ディアブロ30SE
22位:シトロエン XM
23位:トヨタ セリカ GT-FOUR RC(ST185) NEW☆
【コメント】:
やっぱりカッコイイ
目をつぶれば,このクルマがコルシカの峠を駆け抜け,バニングスのウォータースプラッシュを抜け
コルドバの高地を駆け抜け,サファリでチョココーティングされて,1000湖で驚くべきジャンプで飛び
キールダーの森を満身創痍で抜けてくる姿を想像するのに難しくはない
スキンヘッドがステキなオリオールと,ダンディなカンクネン,スペインの英雄サインツがそれぞれ
このST185で様々なカッコイイシーンをこれでもかと見せてくれた.
時代と競技が,このデートカーを一躍WRCのヒーローへと持ち上げたのは万に一つの奇跡だとしよう.
それを見ることができた我々は,その奇跡の十分あやかっていると言えるし
この後に出てくるGC8やCD9Aは確かに速くなったし,ST205は悲運の事件を引き起こす.
ST185の何が特別なのか,それは日本車黄金時代の先駆をST165が突き
このST185が盤石のものとしたからだと思う.あのOZレーシングの5本スポークが良く似合う.
ターマックでのカストロールカラーは,アスファルトの黒さとの対比でよく映え
幼心にセリカってすごいと思わせるのに10秒もいらなかった.
そのGr.Aマシンの姿そのままに出てきたRC,別名をカルロス・サインツ エディションの本車は
20年以上たった今でも"やっぱりカッコイイ"のだ.
24位:メルセデス W222
25位:メルセデス 300SEL 6.3 W109
26位:ロータス カールトン
27位:ランチア テージス3.2V6
28位:プジョー 206cc
29位:ロータス エスプリ スポーツ300
30位:ルノー21ターボ NEW☆
【コメント】:
憎めない愛しさ
今の基準でいったら,どこのモデリングが下手くそなゲーム会社が
ポリゴンマシマシのまま世に送り出したのだろうかという程に四角い.
だけど,これもかっこいい,W201がかっこいいのだから21ターボがかっこよくない訳がない.
フランス人が時々ぶちかましてくるキレたセダンというのは,どうも憎めないし
愛すべき貴重なモデルの一つとなることがお約束だ.
またこの時代のターボ車なものだからドッカンターボだし,維持管理に関しては
とても太鼓判を押せるような時代のモデルではない.
ちょっとどころか割と苦労して乗る羽目になるだろうし,これを苦労を思わない
ホンモノな方たちには,得も言われぬマゾッ気が憑依しているのかと目を擦る.
だが,そういうホンモノな方たちをひきつけるからこそ,このクルマは憎めない
カッコイイけれど"ういやつ"と可愛がりたくなってしまうのだろう.
31位:アストンマーチン DB7 i6
32位:三菱 GTO Z15A
33位:ポルシェ ボクスター 986
35位:ルノー メガーヌRS
36位:フェラーリ F40
37位:アルファロメオ ジュリア クアドリフォリオ NEW☆
【コメント】:
名前はアレだけど
あるアルファオーナーは,名前がねぇと言った.
アルファロメオは所有したことが無いから私はそのコトバがよく解らなかった,
そんな私に彼は,今のBクラスをミディアムクラスと言い出したら?
の様な比喩表現で説明されハッとした,確かに奥歯にものが詰まったような気分になった.
だが中身は結構いいのに名前で損するのは,リバイバルが流行りの自動車業界のみならず
映画界なんかでもよく散見する.ミラ・ジョヴォ・ヴィッチ主演のバイオハザードもそんな映画だし
名前がねぇというものは,もしかすると21世紀の流行りの一つなのかもしれない.
じゃぁこのジュリアのどこがいいのか,それはフェラーリが関与したエンジンだとか
パワーウェイトレシオが3kg/psだとかそんなんじゃない,その辺も確かにうれしいけど
アルファロメオでFRを新車で買えるという点を嬉しく思う.
やっぱりFRってクルマ好きには支持される駆動方式の一つであるし
ライバルはC63AMGやM3というのも往年のDTMで活躍した155V6TIを思い起こさせ
アルファロメオの攻めている感じが見ていてとても頼もしいが
なんかやらかしそうな気がしないでもないのも併せて吐露しておく.
FFのアルファロメオだって悪くないし,FRだから神がかってるかなんて判断はよくない
ただ最新のアルファロメオがFRで生まれたことに立ち会えたのが嬉しい
ジュリアは,オールド・ジュリアのリバイバルというイメージから
今のジュリアもアリだよね,と言われるその日まで,こっそりと応援したい.
38位:マツダ サバンナRX-7 SA22C
39位:シトロエン エグザンティア V-SX
40位:MG TF
41位:スバル インプレッサ WRX STi バージョン3 GC8
42位:フォード シエラRSコスワース4x4
43位:ヤマハ OX99-11
44位:シトロエン BX 19GTi
45位:ニッサン GT-R R35
46位:ランチア デルタ16V
47位:ホンダ NSX Type-S Zero NA2
48位:フェラーリ エンツォ
49位:トヨタ スープラRZ JZA80
50位:プジョー 205T16
51位:BMW 635csi E24
52位:メルセデス R129
53位:アウディ TT3.2クワトロ 8N
54位:ランチア ストラトスHF
55位:ジャガー XJR4.0スーパーチャージド
56位:ホンダ シビックSiR EG6
57位:メルセデス R107/C107
58位:オペル カリブラ
59位:マセラティ シャマル
60位:MG メトロ 6R4
61位:ニッサン フィガロ FK10
62位:アルファロメオ T33/2 ストラダーレ
63位:ブガッティ EB110GT
64位:アルピーヌルノー A210
65位:メルセデス CLK-GTR
66位:ポルシェ 911カレラ 991
67位:シュコダ オクタビアRS
68位:トミーカイラ ZZ-S
69位:アルピーヌルノー A110
70位:シェルビー GT500
71位:ジャガー XJ-S
72位:ホンダ S2000 AP1
73位:ニッサン R390ロードゴーイングVer
74位:サーブ 99ターボ
75位:トヨタ カローラレビン GT APEX 2door AE86
76位:マツダ ベリーサ DC5W
77位:マツダ アテンザ GJ2FP
78位:トヨタ セルシオ UCF10
79位:フェラーリ 575M マラネロ
80位:メルセデス C36 AMG
81位:マクラーレン F1
82位:アウトビアンキ A112 アバルト
83位:ボルボ P1800S
84位:フェラーリ 365GTB/4 デイトナ
85位:メルセデス 300SL W198
86位:ニッサン シルビア ヴァリエッタ S15
87位:ニッサン Be-1(BK10)
88位:プリマス スーパーバード
89位:ジャガー XJ220
90位:日野 コンテッサ1300クーペ
91位:いすゞ ベレット GT Type R
92位:BMW 2002ターボ
93位:ホメル ベルリネッタR/Sクーペ
94位:プジョー 406クーペ
95位:童夢 零
96位:シボレー コルベット C4
97位:トヨタ 2000GT MF10
98位:マツダ AZ-1
99位:ローバー ミニ クーパー1.3i
100位:TVR サーブラウ4.5
2015年の俺的イケてる自動車ランキングは以上です!眠い!寝る!