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Dell@一二四朗のブログ一覧

2016年09月04日 イイね!

シン・ゴジラ感想記



巷で話題沸騰中のシン・ゴジラ観てきましたよ~

昨日,会社の先輩に連れられて,近所の映画館まで行ってきました.

先輩はなんと4DXも含め,これで4回目のシン・ゴジラになるとのこと

ショエー!


当の私はというと,ツイッターでなんか話題になってたなぁ

程度で,まったくゴジラに関する予備知識もなく

そもそもゴジラをまじまじとちゃんと映画で見るのはこれが初めてで

ゴジラそのものは知っていましたが,私のゴジラに関する既存の情報といえば




・叫ぶ

・吠える

・暴れる

・はかいこうせんを吐く

・デカイ



くらいなもので,まー自衛隊とドンパチすんだよね?みたいな感覚で椅子に座りました.




※以下,ここからはネタバレを含みますので閲覧は自己責任でお願いします.




先輩は,見に行く前,こういっていました.

「冒頭のゴジラが出てくるシーンだけを言えば・・・・そうだな
ターミネーター見に行ったつもりでイスに座ったらプレデターだった」


はて,私にはこの真意が劇場で放映開始されるまであまり想像ができませんでした.
なにより,ゴジラというキャラクターのイメージは見たことがありますから
ゴジラの姿が突拍子もないのか,それとも,ストーリーそのものが突拍子もないのか.




答えは前者でした.




最初の蒲田に現れた所謂「第二形態」と称されるシン・ゴジラを見た瞬間.






なにこれキモッ!






そう思いました.おぼろげに記憶にあるゴジラ像とは変わっていて
デザインアイコンたる背びれはありましたが
深海からはい出てきたその姿は,深海魚が水圧の変化で目が飛び出したような
ギョロついた目.そして動くたびに鰓からは大量の体液が飛び散り
蒲田の路上から住宅地を,家も車も何もかもを弾き飛ばして進みます.

私はゴジラvs○○○シリーズを見たことが無く,この時点で
これがゴジラの新たなる敵か?という考えにすらも至らなく
頭の中で巡っていたのは,これがシガニー・ウィーバー主演のエイリアンだとか
同系統でよろしくのプレデターだとか,はたまたはザ・グリードのようなノリで
このゴジラはズルッとその場で脱皮して,中から超パワーアップした成体が出てくるのかと思っていました.

と思ったら,突如,品川周辺に到達したところでむっくりと立ち上がり沈黙.
どうやらこれが「第三形態」のゴジラのようで
沈黙を保った時に,陸上自衛隊の対戦車ヘリが攻撃を開始しようとするのですが
逃げ遅れた避難民(老人二名)が目視により発見され
攻撃は中断されます.

首相がこの場面で
「国民に自衛隊の弾を向けるわけにはいかん!」
あぁ~建前が優先されるのもなんとも日本らしい決断だ~と思いました.

実際,話的には第三形態で駆逐が達成できていれば
東京の都市機能は大分残された状態で,ゴジラによる天災を抑え込めるのですが
老人二名への流れ弾が着弾することを懸念したために
ゴジラ側への猶予を与えてしまうことになるわけです.

ですが,ここで老人共々葬っちまえというのはカンタンなハナシで
実際はそうもいかない,苦悶の表情で中止を通達する首相の難しい立場が
痛いほど心に響きます.

前段階的には,ここまで圧倒されるテンポで話が進み
なによりも,ゴジラの侵攻に併せて,展開される
閣僚や首脳陣のやり取りがなんとも日本らしい展開で

何をやるにも懐疑会議会議会議会議会議

ゴジラはどんどん迫ってくるのに,頭の方は遅々として動きが取れず

結局むっくりと起き上がった第三形態
この第三形態は,自身がエネルギー源とする放射線由来の発熱により
一旦冷却のため,海中へと戻って行ったのですが・・・・




「第四形態」の再上陸



ここまでスピーディーに絶望感と緊張感を逼迫させたまま話を進められると
こちらはもう固唾を呑んで観るしかないのです.

神奈川県に再上陸を果たしたゴジラ,鎌倉を踏みつぶし
川崎の方へ向かいます.

私の実家は
ギリギリセーフっぽいです!!!!!


ですが

務めてる会社の本店は,
ゴジラの熱放射光線でたぶんなぎ払われてます!!
四ツ谷~市ヶ谷周辺全滅だもんね!!








あぁ~弊社~!!!
(これが言いたかった)







この映画の凄いところは,有無を言わせず,ゴジラという淡々と迫るもはや天災に対し
組織でもって,日本人がどう動くか.というのがよーく現れているところです.

ハリウッド映画なら,ヒーローが登場し,戦闘機で頭に一発核ミサイルを直接見舞うとか
ボリウッド映画なら,ゴジラと一緒に踊り出すでしょう.
香港映画なら,崩れる瓦礫からジャッキーがエボ10か何かで逃げることでしょう.

でも,このシン・ゴジラの指揮を執った庵野監督は,絶望の中に抗う人々の抵抗を書くのが
やっぱり上手いなぁと感心する以外にありませんでした.

庵野監督といえば,著名なアニメとして「新世紀エヴァンゲリオン」が挙げられますが
このシン・ゴジラに置いても,庵野監督の絶望と衝撃の狭間とでも言いましょうか
ギリギリの攻防戦というのが全編にわたって繰り広げられます.

また音楽や演出なども,エヴァンゲリオン由来のメンバーがいるとのことで
エヴァンゲリオンっぽいと言ってしまえば,無碍なハナシですが
それでも,このシン・ゴジラの逼迫した展開は,ゴジラバージンな私にとって
最高に緊迫かつ白熱したストーリーと映るわけです.
ヤシマ作戦のBGMも私はいいなー!って思いましたよっ!





ゴジラに対し,対峙する10式戦車が動き回るシーンも中々で
やっぱり庵野監督はこういった兵器に対しても造詣があるので
私程度の軍事知識を齧ってる人間ならば,もうその迫力に大満足!
もっとディープに自衛隊の兵器についてアレコレ知ってる人からすれば
何かあるのかもしれませんが,私には最高にカッコイイ10式戦車の動くシーンに感動!
それに99式自走砲155mm榴弾砲なんかも出てくるという,ほんとに総火演じゃん!
みたいな展開でゴジラに抗うのが,声には出せなくても
口は開きっぱなしでした.

この第四形態が出てから,後半も怒涛のように進むのに話は頭にちゃんと入ってきます.
国際社会からの圧力や,米軍との共闘も含めて熱い展開がずっと続きます!

B-2が三機も撃墜されちゃったりして,実際自衛隊に比べると
米軍の登場時間は短いんですけど,損害額的には米軍が半端ないと思いました!

どう感想に取り留めたらいいのかもはや解らないくらい,いろんなことが同時に発生します.

新幹線や在来線のJR車両を爆弾にしてゴジラの足元へ突っ込ませるのは笑っちゃいましたけど.


いやね,在来線が爆発しながら,ゴジラにうねうね巻き付くんですよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

ここだけは笑っちゃいました.

それも含めて,いい映画なんです.


また,この最終対決中に,米軍からもこの特殊オペレーションへの志願者が続出と
石原さとみ演ずる,パターソンがそう言うのですが
これも今の日米の関係を一言で,かつ日本人がちょっとうれしくなる演出ですよね.
3.11のトモダチオペレーションを思い出しました.

また,対馬沖で不穏な動きがあると,言及されるシーンもあったりで
大方,北朝鮮や中国,ないしか韓国だろうなぁって思いながら見てました.

スパコンの使用許諾を求めるシーンでは,ドイツやフランスも出てきますが
地政学的に遠方の欧州は,利害関係もほぼ一致しており
何かと日本の都合がいい方向で動いてくれます.


結末については,なんとか人類側が,というよりは日本政府側が
薄氷を踏む様な勝利を刻むことになるのですが.





劇場行ってみて来いよ!





マジで




多分,今頃,中国人民解放軍の日本侵攻のシナリオか,それに準ずる仮想敵対国の
日本への侵攻プランで警戒すべきは,新幹線による無線神風特攻
とかなんとか書かれてるかもしれませんね(爆笑)

ま,そんな冗談は置いといて

シン・ゴジラを見た後は,字幕遊びに興ずるのも,この興奮を共有化するためなのでしょうか
私も,字幕遊びにすっかり興じています.











シン・ゴジラっぽいかも!






気になった方は,是非,シン・ゴジラを観るため劇場へ行ってください.
特に,ゴジラを観たことないあなたはたいへん楽しめると思います!

劇場へゴーゴー!
Posted at 2016/09/04 16:43:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑記 | 音楽/映画/テレビ

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