
アゴスティーニ管を買って
早速その日に取り付けて
ノーマルマフラーとの違いを
つらつらとこちらに記載していこうと思います。
まず、車体の概要ですが
私のは2015年式のV7IIストーン
スクリーンとエンジンガードを装備した以外は
購入時のままです。
プラグも純正品番で、なーにもイジってません
コード類ももちろん純正のまま
エンジンオイルすらお店に任せっぱなしで
整備手帳見ないと、粘度すら出てきません。
そして昨日の取り付け記でも書いたように
エキパイは本国仕様の1022番品がついてました。
これが私の勘違いで、てっきりV7同様に
V7IIも触媒みっちみっちの1028番品かと
思い込んでた。というオチ。
なので、このアゴスティーニ管に関する
レビューはV7IIで付けてみたら
本国エキパイとの組み合わせになった。というのを前提に
読み進めてもらえればと思います。
最初に平たく三行でまとめるとこうなります。
・高回転域フィールが良くなった
・振動軽減で疲労も軽減
・やっぱり音は気を遣う
■低速トルクが痩せた
まず、一発目に感じたことはこれ。
当然ですよね、純正のラフランコーニ製と比べて
抜けが良くなるわ、マフラーの実質延長は短くなるわで
低速トルクが細くならない訳がありません。
細くなった。とは書いてますが
実のところ、常用回転域が少し上側へ
スライドしたと記するのが正しいとも言えます。
純正ではカタログ通り、2800回転で
最高トルクが出てると書いてある通り
体感では、2500回転も回すともうモリモリで
最高出力の6200回転まで目指して加速が続きます。
(まぁ実際は、5500回転以降はそんなにノビがある
訳でもないというのが正直なところですが笑)
ですからイメージとしては
ドカンとトルクが出て、緩やかに高回転まで
推移していくイメージなんですね。
EVほど極端ではないにしろ、一気に盛り上がって
あとは緩やか。そういう感じで4年半乗ってきました。
これはこれで非常に扱いやすく。
渋滞の時には1速でクラッチ繋いでしまったら
あとはだらだらついてくだけとかもできました。
その他、急な下り坂で1速のエンジンブレーキのみで
下り続けるというシーンもストンッと落ちずに
粘ってくれたもんです。
ここだけ見ると、乗りにくいんじゃ?と思うかも
しれませんが
元々トルキーなので、ちょっと
クラッチのミートポイントがリリース側になる感じ。
で、続きに書きます、フィールの変化に
寄与することになります。
■5速・6速のノビが良くなった
抜けが良くなって、おいしい所がスコーンと
やや高回転域にズレこんだ感じは
先述の通りで、よくある4気筒や3気筒のように
滑らかにトルクが立ち上がり、高回転まで
程よい傾きを維持してノビていく感じが出ました。
なので、高速道路を走っていると
5速と6速の加速のツキが良くなりました。
今までは公称値の48馬力6200回転付近
つまるところ5500回転ぐらいから
段々とノビなくなっていく感じがありましたが
アゴスティーニ管に替えてからは
6200回転まできっちり伸びていく。
そんな感じを受け取りました。
つまり、新東名の120km/h区間で
100km/h→120km/hのような
中間加速を載せていくシーンで
フレキシビリティがアップした格好です。
故に、ついつい回してしまいがちになるので
燃費は悪化するはずです。
■中・高回転域での振動軽減
これも驚きだったことの一つ
今までの純正では、結構高回転まで回すと
振動が無くなって一直線の矢の様に飛ぶ
そんな風に思っていて
周りの人たちとも、そういう感じだよネーって
高回転域についてはそんな認識でした。
それがこのバイクの個性として、普通だと思ってたんですね。
ところがどっこい、ノビが良いと感じたのと併せて
回転していくとすげー滑らかー!な感じ!
今までこんなに凪いだような感じだったか?と
そしてそしてこれが疲労感の軽減として
如実に現れます。
この前の秩父ツーで、100km超えると
なんか疲れたなーって感じると書きました。
それがどうでしょう、今回も宮ケ瀬→厚木→愛川→八王子
という具合に経由して居住区まで帰ってきました。
総計にして120km弱ですか。ぐいぐい縫って
距離を稼いでこの数字、でも振動軽減の効果か
身体の疲労感が少ないように感じました。
でも、これは交換したてでウキウキによる
気分高揚もあるかもしれませんので
今後要追試です。
後、振動が減るってことは各部の緩みも
減るのかな、とは言いつつも締め増し大事。
■極低速はよりギクシャクが減った
1速や2速での低速時ターンは、純正でも特段問題なかったのですが
変更後は上記の低速トルク痩せからか、クラッチミートの
感覚が修正されてくると、やりやすいっちゃ
やりやすいな。なんて思いました。
今まではスロットル一定にクラッチだけで、極低速を
操っていましたが
アゴスティーニ管にしてからは、今のところ
クラッチを調整しつつ、ジワジワとスロットルもすこーし
加味してやるカンジです。
合せてブリッピングも決まりやすくなったのは
思い込みかなんなのか、でも抜けが良い状態なので
エンジンブレーキは弱くなりました。
これは下りで調子こいてると痛い目見るので
気を付けるようにします。
(スズキRE-5なんてどんだけすーーーっと行ってしまうのだろうか。。。。)
■音が気分を高揚させる
もうこれは言わずもがなです。
一発目の始動から、出だしまで
その迫力と低音のドスが出た感じは
「ナナハン乗ってるぜぇ!」
っという具合にウキウキさせます。
今までの純正でも、SAやPAとかで
良い音ですね!とか迫力ありますね!なんて
声かけられたこともありましたが
やっぱり横でドゥカティとかハーレーが
エンジンスタートすると
うん、うちの子は常識的な範囲だな。
と自覚するに至る音量でした。
しかし、このアゴスティーニ管では
ドスが効いてて、通行人に「なんかうるせえの来た」と
ふり返られる程度にはやかましくなってます。
なので、気分は高揚しますが
むやみやたらに家の前ではエンジンかけられなくなりました。
今までも興味ない人にはうるさかったハズで
それをアゴスティーニ管ときたら
騒音も同然ですから、今後より一層の注意と
早朝や深夜はアイドル厳禁です。
押しながら大通りまで出てエンジンをかけることにします。
因みに禁断のバッフル抜きですが
まだ試していません。つーかできません。
本当にどっか山奥でそのうち試そうと思います。
笑ったことは、装着後テキトーに走って
ホンダドリームとスズキワールドの前を通った時は
スタッフさんがシャッ!とこちらを振り返って視認されました。
きっと職業柄、お客さんかな?と思ったのでしょう。
すいません、他社です。
宮ケ瀬のふれあいの家でも、ドドーンと始動したんですが
社外マフラーの状態で人の集まる場所は
あんまり慣れてないもんですからそそくさと出てきました。
(自慢気な自分と、やっぱりちょっと恥ずかしい自分のせめぎ合い)
ざっと土日の感触ではこんなとこでしょうか。
高速道路のフィーリングは特によかったので
長距離ツーリングが楽しくなりそうです。
またビーナスラインでも行きたいな。
日曜日は、高校の時に私をバイク沼へ引き込んだ先輩が
14年式のトライアンフ ストリートトリプルでカムバックしたので
一緒に宮ケ瀬周辺を走った訳なんですね。
先輩曰く「確かにうるさいって思われるだろうけどイイ音、俺は好き」
との評価
やはりうるさいものだという意識は持つに越したことは無いので
ほんとバイク出すときは気を付けよう。
今度は首都高にでも出てって
更にフィーリングを確かめたいところです。
後は車検前には戻さないといけないので
2月いっぱいまではアゴスティーニ仕様で走ります。
更に、ヘッドライトの光量不足もなんとかしなきゃ・・・
シビエの汎用品が使えるってのも
他所様のブログで拝見したので真似しよっかなと
にしてもますますV7IIに愛着がついていくので
ル・マンのリメイクモデルとか、そういうのが発表されても乗り換え無いなこりゃ。
V7IIと目指すは10年!5万キロ!かな。
来年のモトグッツィ生誕100周年もV7IIと一緒に
走り抜ける所存です。
☆おまけエクステリア集☆

(4年前のスクリーンもついてない時期の頃:秋吉台にて)

(この先日、アゴ管装備後:愛川町にて)
リバースコーンはずっといいなぁいいなぁと思ってたんで
見た目の満足感も高いです。
ネオクラ系とされるV7IIですが、それでもストーンは
どっちかというと今風なので、スポーティさが
強調された感じになりますね。
以上、アゴスティーニ管つけて走った感想でした~
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Posted at 2020/11/30 21:52:41 | |
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