まずはこれを見て欲しい
トヨタがWRCに復帰2戦目で優勝!!!!
フゥ――――――――↑
アガるぜぇええええええ!!!!!!!
まさかこんなにもトヨタ再びの優勝姿を早々に目撃できるなんて思っても居ませんでした.
去年のストーブリーグ中には,シトロエンの下馬評が高く
トヨタには不調のシーズンを送るラトバラと,開発ドライバーであるものの
トップカテゴリでの実戦経験がお世辞にも多いとは言えないハンニネンという
戦力を心配されるドライバーズラインナップと実しやかにささやかれ
開幕での完走が達成できれば御の字
そんな扱いでした.
が,開幕すると戦闘力では他の3社に半歩程度の遅れながらも
トヨタはモンテカルロでラトバラが2位を獲得します.
ヌービルが橋の縁石にマシンをヒットしリタイアしたり
2位を走っていたタナクのフィエスタにエンジントラブルが見られたり
対オジェ最右翼と目されていたシトロエンのエース,ミークが
リエゾン移動中に一般車と接触しリタイアするなど
波乱の展開の中,ラトバラは慎重にヤリスWRCをドライビング
その結果が,復帰後初戦の2位獲得というリザルトでした.
オジェの優勝は流石というか,ポロからフィエスタへ乗り換えても
その強さと安定感は揺るがないのか,誰もがそう感じ
次戦のスウェーデンにおいてもオジェが掻っ攫うか
スピードではオジェを凌ぐことも多々見せるヌービルが取るものと
多くの人が思っていたでしょう.
そのラリースウェーデンも,デイ3最終SSのスーパースペシャルステージまでは
考えうる限りの可能性の一つだったヌービルのリードが保たれていました.
SS1やSS4でのラトバラによるステージウィンはあったものの
それは少々のサプライズに過ぎず,ヌービル優勢のままに
スウェーデンは幕を閉じるかもな.と誰もが思い始めたところで
ヌービルは自身のドライビングミスによってマシンのステアリングを壊してしまい
デイ3を完走ならず,最終日を前にデイリタイアという5分のペナルティを確定させてしまいます.
そして迎えた最終日
首位はトヨタのラトバラ,その3.8秒後方にフォードのタナク,20秒後に王者オジェと続きますが
最終び最初とその次のSS16,SS17と攻めたてるフォード勢を凌いで
ラトバラがベストタイムを叩きつけます.
この時,どうやらタナクのフィエスタはまたしてもエンジンが完調ではなくなっていたようで
新車のヤリスWRCが存外なほどまでに持ちうるタフネスさと比べると
聊か繊細な側面がある様に感じてしまいますが,オジェのフィエスタには
そういったことが見られないため,タナクは未だ何かその辺が恵まれていないのかもしれません.
泣いても笑っても最後のSS18
ここで王者オジェがまさかのステージ開始直後にスノーバンクにマシンをひっかけスピン
エンジンの再始動に手間取り,ここでオジェのラリースウェーデン制覇と
開幕二連勝の野望は潰えてしまいます.
また,シトロエン勢も前日からのコースオフやミスなどが重なり精彩を欠き
ヌービルが実質脱落した後は,ソルドがチームを牽引しますが
パッドン共々ヌービルほどのスピードは見せられず
トヨタvsフォードの構図に2つのワークスチームはただ届かぬ背中を追いかけるのみ
この最終SSはパワーステージでもあり,このステージのベストを記録したドライバーには
選手権ポイントに加算される5ptが加算されることもあり
昨日デイリタイアを喫したヌービルがベストを奪いに奮闘しますが
この日,すべてのSS勝者は,そう
ラトバラでした.
ライバルのフォード2台を更に突き放す圧倒的な走りでヤリスを最終SSのゴールに滑り込ませたラトバラが
自身にとって4勝目のスウェーデンにおける勝ち星と
通算17勝目のWRCイベント勝利
そしてトヨタという新天地に移籍し僅か2戦目にして
パワーステージ制覇という色を添えて完璧な形で成し遂げました.
トヨタにとっては99年のラリーチャイナでオリオールがスバルのバーンズと
激闘の末に獲得した勝利から18年ぶりの美酒.
日本車のWRC優勝としては05年のラリーGB以来のことでした.
このスウェーデンでのリザルトでもってラトバラは選手権のトップに立ち
3年半に渡って首位を堅持したまま過ごしたオジェを
選手権ボードの上で飛び越えます.
昨年までVWチームで,自身のスランプにずっと苦悩していたラトバラが僚友だったオジェを追い抜くとなると
なんだか劇的な1戦としてのイメージを強く焼き付けるには十分な筋書きです.
おめでとう!ヤリ・マティ ラトバラ選手!並びにコドライバー,ミーカ アンティラ選手!
ありがとう!最高の週末に感謝しきり!トヨタの優勝する姿が拝めて感無量!
次戦はメキシコラリー,極寒の地から標高高いラフロードイベントで
17年規定のラリーカーの実力が試されます.
ちなみに,16年はラトバラがラリーメキシコを制覇しているので
また展開次第ではポディウムにちゃっかりトヨタが乗ってたり....!?したらうれしいなぁ
でも他の3社のWRカーと比較するとヤリスWRCはメカトラブルで
この開幕2戦を一度もリタイアしていないので,新参者ながらタフさは一番?かもと思うと
ちょっと期待しちゃいますね,メキシコでの高地セッティングはWECでも
セオリーとなるものはTMGが把握してるでしょうし,最適化はできなくとも
お手上げではないので,またヌービルやタナク,オジェの動きでは
ラトバラの表彰台もあり得なくはないんじゃなかろうか!とワクワクしています.
今年のWRCは目が離せませんね~
ここで別のハナシ
今日やっと,出張先の愛媛から戻ってきて41日ぶりにV7iiストーンの火入れをしたんですが
最初のクランキングはカシュンカシュンカンシュカッ..カシュンカンシュンゾドドォーンともう息も絶え絶え
冬場に長期間エンジンをかけないのはホントだめですね.
あーもう最低でも20日間以内に一回は火入れするべきだなと痛感
はぁーほんと出張なんてやだやだやだやだ.
それと広島に戻ってきたので
昨年からしたいなーと思っていた広島のV7オーナーによるオフミなんてのもしたいですねぇ
気持ち的にはもう今週の土曜にでもイタリアンランチミーティングとかいいよなぁナンテね
ブラックが精悍なV7オーナーのお二方様!ご都合の宜しい時間をお知らせいただきたく存じます~!
寒いのに錦帯橋でソフトクリーム食べて,お昼にイタリアンを食べて
あたたかい昼のうちにサクッと帰ってくる錦帯橋散歩如何でしょうか~!
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