2/5の日曜日に久しぶりにアウトバックで出かけ、自宅から120㎞ほど離れた佐原の街を散策してきました。私の尊敬する伊能忠敬の故郷です。
←かつては水運で栄えた佐原の中心を流れる小野川。ここから1㎞ちょっとで利根川に接続します。川の両岸には商家や造り酒屋、醤油蔵などが並んでいました。
到着したのは10時頃、まずは
伊能忠敬記念館を見学しました。館内は一部を除き撮影禁止のため、残念ながら写真は少なめです。
←測量結果をメモした野帳から最初に描かれた下図。墨と筆の時代とは思えない繊細な線描の図面です。ちなみにこれらを含めた2345点の資料は国宝に指定されているそうです。
伊能忠敬は17歳で婿養子に入った商家を切り盛りして、49歳で隠居するまでに資産を3倍にしたそうです。50歳にして師事して、55歳(1800年)から測量を開始。73歳で没するまでの18年で10次にわたって日本全土の海岸線を測量したと。大日本沿海輿地全図として没後の1821年にいわゆる「伊能図」は完成したそうです。車も船外機もない時代にこれだけの短期間でよく完成したなぁと感嘆しました。
一時間ほどで今日のメインイベントである伊能記念館を出て次は昼食ですw せっかくなので鰻を頂くことにしました。ほとんど甘味のないたれの蒲焼、これはお酒を吞みながら食べるのがいいのかなぁと思いつつ一気食いw おいしゅうございました。
うなぎの長谷川というお店です。
以降は小野川沿いをを行きつ戻りつ、たくさんあるレトロな建物を堪能しました。いくつかのお店は店舗奥まで見学できるようになっていて、中庭や蔵の配置など興味深いものがありました。
やがて伊能記念館そばに戻り、対岸にある伊能忠敬の住居を見学しました。
当時よりも規模が縮小された状態で保存されているそうですが、それにしても思ったよりこじんまりとしたお屋敷でした。華美に走ることなく、もしやこれも忠敬の人柄なのかも知れない等とファンとしては勝手に高評価してみたりw
妻の歩くスピードが落ちてきたのでカロリー補給。大抵ここで躓くのですが今回はすっと入ったら、古い商家をモダンに改装しながら、ガラス越しに古くからの中庭や蔵を見せるというセンスの良いお店でした。素晴らしい♪
いえな というお店です(ランチもカフェ飯でやっているようです)
水路と古い建物と蔵とぐるっと回っても6㎞くらいの佐原は日帰りで散策するには良い所です。「小江戸佐原」というキャッチコピーを見かけましたが、川越より水辺の景色がある分情緒豊かかも知れません。
で、得物たちです。伊能忠敬記念館で手に入れた「国宝 伊能忠敬関係資料」フルカラー120ページ以上で1000円♪なんて素晴らしい本でしょうか!
あとは、地場の醤油とそれを使った佃煮と飴・・・そしてたまたま見かけた大きな竹ざる(!?)なんで観光地で買うんだって思いますが、なかなかこのサイズは売ってないものですからついつい手を出してしまいました。これで今年の梅干し仕込みも安心です♪
佐原は魅力的な街でした。伊能忠敬や地図が好きならなおさらですね。今回は行かなかった香取神社もあらためて訪れたいなと思いました・・・佐原、おすすめです♪
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Posted at
2023/02/07 23:02:17