先週訪れた南知多の
日間賀島。今までも「路地の探索」は
金沢や
同じ知多半島の等あちこちで体験済みですが、今回の日間賀島はちょっとレベルの違う細道・・・正に迷路と言ってもいいほどの入り込み具合でした。その顛末などを。(
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午前10時発の高速連絡船で島に渡ります。日間賀島には東西に連絡船の港があり、本土側の師崎港からは東港→西港という順番で、やや乱暴なほどのスピードで連絡船は快走します。全くプランを持ち合わせていなかったので、少しでも長く(といっても20分弱)船に乗ろうと終点の西港まで乗りました・・・ちなみに東でも西でも料金は同じ(笑)
船を降り港の周囲を見渡すとイカの干物があり、強い日差しにやや色あせた数軒のお土産物屋があり・・・島の概略のかかれたイラストマップをデジカメに収めて(これが非常時の地図代わりw)歩き出します。数軒ある観光地的建物を過ぎると、4本のカーブミラーに守られたような防潮堤を過ぎ、島の中心に向かうメインストリートを進みます・・・が、そこは路地ハンター(笑)すぐに細道に侵入します。しかし、この付近の細道は、家と家の狭間というくらいの極細道。5m先が見えない、向こうから人が来たらすれ違えないというような非常に雰囲気のある道をまずは堪能(笑)。
少し調べると「日間賀島は強風対策のため密集して家を建てた」という記述が見られましたが、こういった上手な説明は基本的に信用しない私としては、実際の所なるべく港の近くで、なるべく坂を上り下りしないで済む所にみんな家を建てたがった→しかも島なので自動車の持ち込みが少なく、結果的に人が歩ける程度の細道が今に残っている、ということではないかと。
島の外周には広い道路がありましたし、島の中央部は空き地もたっぷり。でも東西の港近くでは、幅1.2mほどの「道路」が入り組んでいました・・・道路に沿って家を建てたのではなく、家と家の隙間が「道路」なのだ、という感じです。東港から少し北側の一角は特に、そういった幅の道路にスーパーが有り、郵便局があり、煙草屋さんがあるというとても特徴的な街がありました。(ここら辺はこちらの
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一周すると約3.8km・・・少しお話ししたお婆様は「一周したら一里!」と仰っていましたが(笑)。文字通り
紆余曲折しながら歩いたのできっと5kmくらいは歩いたのかと思いますが、ちょうど2時間ほどで出発点の西港に戻り昼食としました。しばし堤防でのんびりした後、高速連絡船に乗り帰路につきました。
連絡船からはスナメリの一団が水面をノメリ、ノメリと泳ぐのが見られましたし(確信が無くて帰ってからネットで調べたら
三河湾にスナメリがいるとの事で納得)、アジサシがポチャン、ポチャンと狩りをしていましたし、なんというか、それぞれに、それぞれの時間の中でいろいろな生活が営まれているのだなぁ、と、やや惚けた頭で思った次第です。
そうそう、「いろいろな生活」という点でいうと、この島では原チャリはノーヘルがデフォルトでした・・・原チャリタンデムというのも比較的よくあることのようでしたし(笑)
※リコートラックバック企画「
旅」にTBしました08/09/23。
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2008/05/29 21:47:59