不二家、細菌検査の手順省略

不二家が消費期限切れ原料を使い、洋菓子を製造・出荷していた問題で、製造工程で必要な工場での細菌検査の手順を大幅に簡略化していたことが３０日に分かった。

桜井康文社長が記者会見して明らかにした。これまでに大腸菌群検査の手抜きが明らかになっているが、同様のずさんな実態が再び浮上した。

２００６年１１月までの１年間に一般菓子類や飲料を含む商品に「異物が混入していた」との苦情は約１７００件寄せられたことも分かったそうです。

同社が洋菓子５工場の工場長に聞き取り調査したところ、埼玉工場（埼玉県新座市）では本来３段階で調べることにしていた一般生菌の検査を2段階に省略。
専用のクリーンルームがなく、無菌状態ではない状態で作業を繰り返していたという。
札幌工場（札幌市）ではパート従業員が検査を担当。検査を別のパートに引き継ぐなど「信頼性が確証できない検査だった」としている。

大腸菌群や黄色ブドウ球菌が検出された場合、毒性を調べる手続きになっているが、５工場の多くで怠っていたという。

う～ん・・・これが日常的に行われていたとは・・・。
山崎製パンの衛生管理をしっかり勉強して、二度とこの様な事が無いようにしてほしいです。
それは、他のメーカーも同じですけどね。